【女子バレーボール部】相手の高い壁に阻まれ、黒星で秋リーグの幕を閉じる

♦2023年度秋季関東大学女子2部バレーボールリーグ戦♦

10月7日 大東文化大学東松山キャンパス

秋リーグ5連敗と苦境に立たされている立大。ストレート負けを喫した都留文大戦から1週間、リーグ最終戦となる大東大戦を迎えた。第1セットを大東大に取られ負けじと第2セットを取り返すが、その後の2セットを連取され惜しくも敗退した。

試合開始直後から激しいラリーが繰り広げられるが、友井(社4)の巧みなフェイントにより立大が先制。しかしその後は大東大の強烈なスパイクと隙のない守備に試合の主導権を握られる。朝倉(文4)を中心に果敢な攻めを見せるも点差を徐々に広げられ、第1セットは16-25で終了。

スパイクを放つ増田(社2)

続く第2セットも友井のストレートで先制するが、立大のブロックを利用したフェイントに苦しめられ流れに乗れない。流れに乗った大東大のブロード攻撃や鋭いクロスにやむなくタイムアウトを取るが、これをきっかけに徐々に巻き返しを図る。増田のクロスや田中(社1)のストレートによって相手の守備を崩すことに成功。守備の面でもリベロである棚橋(社4)が中心となってチャンスを作り出す。朝倉のブロード攻撃や吉川(ス1)のサービスエースも決まり、立大は順調に点を重ねる。中盤以降はブロックによる得点も増えた。その後も両者一歩も譲らない激しい接戦となるが、これを制し立大がこのセットを勝ち取った。

得点を喜ぶ選手たち

流れに乗って第3セットも勝ち切りたい立大だが、大東大の安定したサーブに守備が乱される苦しい場面が続く。第2セットと同様にタイムアウトを利用して流れを止めようと試みるも崩せず、大東大の後を追う展開が続く。粘りを見せたがあと一歩届かず第3セットを奪われる。運命の第4セット、両者ともに意地を見せ長いラリーが何度も続くが、勢いを増す大東大のペースに飲まれてしまう。ブロックの隙間に放たれる鋭いスパイクに苦しめられ徐々に点差が広がり、このセットも連取され敗退。

レシーブする友井

秋リーグを6連敗で終えることとなった立大。2部上位を目指す立大にとっては悔しさが残る結果となった。しかし、朝倉は試合後のインタビューで今月末のインカレに向け決意を新たにしていた。インカレは負けたら即敗退のトーナメント形式であり、激しい試合が予想される。4年生にとっては最後の大会のため全力で戦い抜いてほしい。

(11月10日・清水伽音)

♦コメント♦#1朝倉選手」

―試合の感想

今日はこのチームでやる最後の試合でしたが、悔いが残らないように、楽しんでやろうという話をしていました。プレー面では、劣勢になる場面が多くてもチャンスで点数を取れる場面は必ず来るからその時までしっかり我慢しようということを話し合って試合に臨みました。それが2セット目にできたので、自分たちがやりたかったことはやり切れたと思います。チームのメンバーも1人1人がそういったことを意識してやってくれたのかなと思います。

―秋リーグ全体を振り返って

春から一緒に戦ってきたメンバーだからこそ、成長してるなっていう部分が目に見えて分かったり、阿吽の呼吸でプレーできる部分が増えたので、やりやすいなと思いました。ですが、春よりも勝てなくて、悔しかったです。

―インカレへの意気込み

インカレは負けたら終わりなので悔いを残したくないです。ベストなメンバー、ベストな状態で望みたいです。インカレも楽しんでやりたいと思っていますが、楽しくやるためにどうしていくか、これから1ヶ月間声を入れながら頑張りたいです。

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