【クローズアップ】対談企画~立教新時代を築く選手たち~陸上競技部 小川陽香・フィギュア部スケート部門 石田真稜 ①~立教大学での1年間~

今年で立教大学は150周年。この企画では節目の年をけん引するアスリートたちを対談させていく。記念すべき第1弾はルーキーイヤーで躍動した新2年生2人に迫った。(このインタビューは2024年3月19日に行われたものです)

♦対談選手① 小川陽香(済2=陸上競技部所属)♦

2023年に順天高を卒業すると、同校卒の道下選手(2024年卒=現・積水化学)が所属する立教大学に進学。昨年、公式戦デビューの個人選手権女子5000㍍で2位に入賞すると、日本選手権U20選手権大会でも優勝するなどいきなり輝かしい戦績を残す。今年行われた世界クロスカントリー選手権では3位に入り、国内外問わず活躍し続ける選手である。

♦対談選手② 石田真稜(ス2=スケート部フィギュア部門所属)♦

2023年に立教大学に入学。昨年行われた東日本フィギュアスケート選手権大会では、フリーで圧巻の演技を見せ3位に入賞。部内で唯一となる全日本行きを決めた。第92回全日本フィギュア選手権大会では世界王者の坂本花織(シスメックス)も出場したが、見事フリー進出を果たすなど今後の活躍に目が離せない選手だ。

♦選手自身について♦

―最近ハマっていることは何でしょうか

(小川)何かありますか?

(石田)ハマっているというわけではないのですけど、編み物をやっています。何かありますか?

(小川)ハイキュー(バレーアニメ)の映画やっているじゃないですか?あれを友達に誘われて行くとなって、今まで全く見ていなかったので、一から最後まで見たらハマりました!

(石田)アニメよく見ますか?

(小川)アニメあまり見ないのですが、ハイキューすごくいいですよね、好きになりました(笑)

(石田)映画行きました?

(小川)行きました!ついこの間。面白かった!

 

―趣味や特技は何ですか

(小川)趣味という趣味がないのですよね。趣味を見つけたい(笑)逆に趣味ありますか?

(石田)友達と食べ放題にいくことが結構好きです。

(小川)分かります。食べ放題良いですよね!

(石田)特技とかはありますか?

(小川)料理が得意ではないですが、料理の作り方があったら結構すぐできます(笑)レシピがあれば基本何でも作れるけどなければできないみたいな。

(石田)確かに。

(小川)ありますか、特技。

(石田)寝なくても生きてられること(笑)寝るけど友達と遊びに行った時は全然寝なくても大丈夫なタイプです。

(小川)それは無理だ(笑)

(石田)逆にどこでも寝られるタイプです。常に寝ているかもしれないです(笑)

 

―好きなアスリートは誰ですか

(小川)私は陸上選手の新谷仁美さん(積水化学)です。駅伝の時に同じチームになることがあって、お会いさせていただくこと多いので、尊敬しています。身近な部分でいうと今年卒業する道下先輩(2024年卒)で、学生記録を持っているということですごく尊敬しています。

(石田)私はみんなが知っているような有名な選手ではなくて、もちろん尊敬している人もいるのですが同じリンクでやっているトップレベルの方がいて、すごく型を見ていて身近に見ている分尊敬している部分も多くて、練習から違うなと感じるところがあって、一つ一つの時間を大切にしていて、すごく尊敬しているなと思っています。

♦大学生活について♦

―大学生活について伺いたいです。立教大学を選んだ理由及び通ってみての感想があれば聞きたいです。

(小川)寮が好きじゃなくて自宅から通いたかったので、通えるところに立大があるという部分です。また、学校自体が文武両道を推していて、しっかり学業ができる部分も大きいです。部活は自主性を重視していて練習を自分たちがやる方向性でやっているところが全部良かったです。立教大学に入学して、公欠がない分大会の時は大変なのですが、1年を過ごしてみて他の大学と比べて自由が多いなと思っていてやりたいことができると思って選んで良かったなと思っています。

(石田)私はスポーツウェルネスという他にはない学部があることが大きくて、ただ入って体育のことを学ぶのではなく、将来のことなどあまりない視点を学べると思いました。また、入学前に部活を見学したことがあってアットホームな雰囲気で、すごく和気あいあいとしていて教え合いとかも色々していました。部活入ってからはすごい上下関係なく仲が良いと思って、アットホームなのですが、体育会としてしっかりするべき部分はちゃんとしていて、メリハリがつけられている部活だと思います。

 

―石田さんからアットホームな部活という話を聞きましたが小川さんの部活はアットホームですか

(小川)自分は長距離女子パートで活動しますが、家族というか何でも言い合えるとても明るいチームでもありますし、短距離や中距離とかは練習は違いますが、集合は同じで一緒のトラックで練習します。そことも仲が良くて短距離も頑張っている光景を見たら自分も頑張ろうと思えるような刺激をし合える関係だと思います。

 

―学業との両立で難しいところ

(小川)英語の授業が入っている土曜日に大会がある日は地方の遠征だと前日から現地入りしないと間に合いません。授業が休める回数が決まっているので授業に出てから大会に向かうこともあり、大変でした。

(石田)私は普段の練習が夜遅かったり朝早かったりして、課題をやる時間がなくて、どれだけ課題を空きコマとかに効率的に済ましていくことです。また、テスト前に試合と被ってしまって中々勉強時間が取れなかったことが大変でした。

陸上競技部の試合は全国各地で様々な曜日に行われる。

―小川さんは経済学部ですが、テストは大変ですか

(小川)経済学部はレポートがない分、一発テストとかの授業も多いので日々の授業でできるだけ一回で頭に入れることを意識していました。ですが、一発テストの分普段の課題があまりなくてそれで追い込まれることはなかったです。本当にテスト前一週間が大変でした。

 

―大学生活で印象的な出来事

(石田)夏と春に部活の合宿があって、自分が思っていた以上に辛くてしんどくて特に夏は夏バテするくらいしんどくて帰りたいと思いました。でも、それが自分のためになっていてすごく良かったなと思いました。同期とも仲良くなれたし、最終日にBBQもあって先輩ともお話できて良い機会だったと思います。

(小川)自分はフレッシャーズキャンプという体育会1年生全体の合宿に参加したことです。それまで同じ部活の同期とかして仲良くなかったのですが、同じ班の子と話せてキャンパスで声掛けたりご飯に行けたりできる関係になって、すごく楽しかったです。

 

―好きな授業は

(小川)学部の授業は面白くなかったのですが、春にスポーツスタディのボディコンディショニングという授業を取っていて、スタディなので半分は座学でしたが、もう半分は体を動かしました。自分は体を動かすことが好きで、大学の授業は座って話を聞くことが多いので、すごく新鮮で楽しかったです。

(石田)私は、スポーツスタディのレクを取っていたのですが、他の学部の子とも仲良くなれました。毎回チームでバレーボールとか色々な種目をしましたが、初めてのものも多くみんなもそんな状態なので楽しくやれました。

 

―実は2人は普段違うキャンパスに通っているのですが、お互いのキャンパスに対する印象はありますか

(小川)私は池袋通っているのですが、新座でも練習でよく行っています。新座の方が落ち着いていて好きです。最初池袋だからやったーと思っていたのですが、土地が多くビルも多く、窮屈な都会だなと思いました。一方で新座は緑も多く落ち着くので新座の方が好きだなと思いました。

(石田)私も新座と池袋どっちも行っていますが、それぞれ良いところがあると思います。新座は空きコマに行く場所がなくて学校前のコンビニで何か買って友達と話すことが多かったのですが、池袋で少し行くと何かあって色々行くことが楽しかったなと思いました。

(インタビュー②に続く)

(4月23日 取材・大内貴敬、山口隼輝/編集・山口隼輝)

 

 

 

 

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