【男子ラクロス部】新星2年生、あすなろカップで有終の美を飾る

2022年度 あすなろカップ

5月4日 対明学大、対中大・東経大

5月4日、あすなろカップ予選が江戸川臨海球技場で開催された。SAINTSの2年生にとっては最後の学年大会。勝てば5月14日開催の決勝戦へ。負ければ2年生のみで戦う学年大会は今試合をもって最後となる。普段は底抜けに明るい選手たち。しかし、この日は大事な一戦を前にどことなく緊張した様子だった。明学戦、中大・東経大戦の2戦を戦い抜いたSAINTS2年生。結果は1勝1敗で惜しくも決勝戦進出はかなわなかったものの、全力を出し切った選手らの表情は晴れやかだった。

熾烈なフェイスオフを制した榮井(社2)

18時10分、日が落ちはじめた黄昏時に試合開始。第1戦の相手は練習試合でもしのぎを削る明学大だ。第1Q、試合開始早々に#70榮井(さかい・社2)が熾烈なフェイスオフを制し、ボールを相手陣営に運んだ。序盤から果敢に明学大サイドに攻め入ったSAINTS。しかし、試合開始1分に明学大に先制を許すと、そのまま相手を勢いづかせ、第1Qに3点、第2Qに1点を奪われてしまう。0―4で試合終了となり、立大は第1戦で黒星を喫してしまった。

先制点を決め飛び跳ねる矢嶋(現2)

切り替えて臨みたい2戦目。相手は中大・東経大合同チームだ。第1Q、開始4分で#97矢嶋(現2)がゴール前で鋭いショットを放ち、貴重な先制点を挙げた。このまま勢いに乗りたいSAINTSだったが、先制点を挙げた直後に同点に追いつかれてしまう。第1Qは1-1で終了し、試合は勝負の第2Qに突入。開始2分、相手のファウルにより敵チームの人数が1人少ない中で#95木村将(社2)が好機を逃さず勝ち越し点を決める。その後も#29武田(観2)、#23橋本暖(観2)が立て続けにシュートを決めて相手を突き放し、4―1で中大・東経大合同チームを撃破した。

学年主将として挨拶をした木村将(社2)

「最後に全力を出し切れたと思います。感謝の気持ちでいっぱいです」。試合後、学年主将を務めた木村将は共に戦ったチームメイトに対して感謝の言葉を口にした。苦難や喜びを分かち合ってきたメンバーでラストゲームを勝利に収めて有終の美を飾った2年生。次世代を担う新星たちの活躍に今後も大注目だ。

(5月17日・平岡薫奈)

♦コメント♦

#95木村将選手

-試合プランは
明学に関してはやっぱりその格上というのがあったので、ビハインドの状態になっても焦らずに戦う、焦らずにオフェンスをして自分たちの形を作っていこうという話が出ていました。

-試合を通じて良かった点
やっぱり明学戦というより中央戦に関しては自分たちが諦めない、決勝につながらないのはわかってはいたんですけど、学年で戦う最後の試合だったので、「諦めずに必ず勝とう」という気持ちがあったのでそこが良かったのかなと思います。

ー主将としてチームメイトにコメント
一応自分は学年のキャプテンというのをやらせてもらっていて、でもやっぱり自分の力でチームを良くするとか、あまりそういうことはできなくて自分としては全然頼りないキャプテンで。でも「チーム全体で頑張ろう」という風に僕と一緒に引っ張ってくれる人がいたので最後に全力を出し切れたと思います。すごい感謝の気持ちでいっぱいです。

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