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【野球部】黒岩などの3連続適時打で一時勝ち越すも、強力慶大打線を封じ込めず惜敗 〈秋季リーグ戦 慶大1回戦〉

≪慶大戦の展望はこちらから≫

◆2021年度東京六大学野球秋季リーグ戦◆

10月16日 対慶大 明治神宮球場

打者成績

位置選手名・学年・出身校打数安打打点四死球本塁打
[8]道原(法3=駒大苫小牧)
[5]田中祥(コ1=仙台育英)
片山(コ4=履正社)
宮(営3=國學院栃木)
[7]宮﨑(コ3=大阪桐蔭)
柴田颯(社3=札幌一)
島田(コ3=龍谷大平安)
佐藤(コ3=福岡大大濠)
[3]東(社4=福岡大大濠)
諸藤(コ3=東農大二)
[4]山田(コ3=大阪桐蔭)
[9]太田(コ4=智辯学園)
[2]黒岩(法3=静岡)
[6]井上剛(コ3=佐久長聖)
[1]池田陽(コ2=智辯和歌山)
栗尾(コ4=山梨学院)
吉岡(コ3=広陵)

投手成績

選手名・学年・出身校投球回球数被安打奪三振与四死球自責点
池田陽(コ2=智辯和歌山)5 2/389
栗尾(コ4=山梨学院)0 1/3
島田(コ3=龍谷大平安)18
宮(営3=國學院栃木)23

法大に2連勝し、調子を取り戻した立大。次に立ちふさがるのは陸の王者・慶大だ。先制点を奪われるも、4回に黒岩の適時打を含む3連打で勝ち越しに成功し、流れをつかむ。しかし、6回以降に慶大の最強打線につかまり逆転を許してしまう。8回に1点を返し、一矢報いるも最後まで差を縮めることができず惜敗した。

2点適時打をを放つ黒岩

2回に先制を許し追いつきたい打線は4回。慶大先発・森田(4年=慶應)に対し、山田、太田が連続四球で出塁すると、2死一、二塁のチャンスで打席に立ったのは黒岩だ。「甘い球を待って、後ろに繋ごう」。 迎えた3球目、右中間を破る2点適時二塁打で、見事同点に追いつく。続く井上剛も左越え適時二塁打を放ち、勝ち越しのホームに生還した黒岩は思わずガッツポーズを見せた。さらに池田陽も、果敢に初球からスイングすると、右前適時打となり、更に1点を追加。3者連続の適時打でこの回一挙4点を獲得し、一気に流れを引き寄せた。

黒岩に続き適時二塁打を放つ井上剛

先発・池田陽は1回を三者凡退に抑えるも、2回に橋本典(4年=出雲)に右前適時打を浴び、1点を許す。続く3回も失点するが、4、5回は無失点に抑える粘りの投球をみせた。しかし6回、先頭の若林(4年=履正社)に出塁を許すと、そこから3連打を浴び、逆転を許してしまう。7回には島田が登板するも、2本の適時打を許し、4点差に広げられた。

反撃したい打線は8回。1死から太田が左翼線に二塁打を放つと、黒岩も四球でつなぎ、1死一、二塁のチャンスを演出。ここで途中出場の吉岡に左前適時打が飛び出し、1点を返した。8回は、宮が「これ以上は失点出来ない」と意気込み、マウンドへ。持ち前のストレートを武器に慶大打線を封じた。一矢報いたい打線は9回、佐藤や東の連打で無死一、二塁のチャンスを作り出すも、後続が倒れ得点には繋がらなかった。

8回に好投を見せた宮

序盤に流れを掴むも、好機をつかみ切れなかったRIKKIOナイン。しかし、まだ明日が残っている。2戦目は、王座を狙うタテジマ戦士たちにとって、絶対に負けられない戦いになるだろう。今日の悔しさを明日への糧に。復讐劇はここからだ。

(10月16日・青木雛子)

コメント

攻守で輝きを放った#6 井上剛

「(守備について)試合前、守備から崩れると慶大のペースになってしまうため、取れるアウトを取り、1歩目は大事にしようと思っていました。(明日への意気込み)今日の負けは取り返せないので、切り替えて戦っていきたいと思います。」

4回に一時同点となる2点適時二塁打を放った#23 黒岩 

「勝つことを信じて余計な力みをなくしてリードして渡して前半は良い試合展開でしたが、後半勝ち切ることができず悔しいです。(明日への意気込み)慶大には負け続けていますし、優勝を懸けた試合でもあるので、絶対リベンジしたいと思います。」

8回を無失点で抑えた#19 宮

「今まで(慶大に対して)少し苦手意識はあったのかもしれないですけど、今回前半は立大の良い雰囲気でプレーできたと思います。(明日に向けて)自分が抑えてしっかり締められるように、気を引き締めて切り替えて明日臨みたいと思います。」

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