【準硬式野球部】15年ぶりの秋優勝!柏瀬世代、有終の美を飾る

◆2020年度東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦◆

10月24日 対早大 上柚木公園野球場


15年ぶりの秋優勝がかかった大一番。相手は昨年秋連覇を成し遂げた強豪早大。過去9戦の対戦成績は4勝5敗とほぼ互角の戦いをしている。

先制ののホームを踏む柏瀬

「初回にまず2点先制する」。ベンチで指揮する加納(コ3)の作戦通り、立大は初回に柏瀬(コ4)の安打から相手の失策も絡めて2点をもぎ取った。しかし、直後の1回裏、四球と失策で逆転を許した。

が、立大ナインにとって点を取られることは「想定内」だった。初回から緊急登板したエース泰道(文4)は後続をピシャリと抑え、続く2回も今大会No.1の打撃力を誇る早大打線を三者凡退で切って取り、流れを作る。

1回途中から登板し、好投を見せた泰道

泰道の好投に応えたい立大打線は3回表に1点を返し、5回表には3番市野(理3)と4番今川(理4)の理系コンビが連続安打で同点に追いつくことに成功する。さらに6回表には再び市野がこの日3本目の長打で勝ち越し、今川の2打席連続タイムリーで3点差にした。

その後は泰道が7回裏に味方の失策も絡んで2点を失うも、8回表には大戸(コ3)のタイムリーが飛び出し、そのまま勝利を決めた。

3回表、二塁打を放つ市野

今日の投打のヒーローは泰道と市野だ。緊急登板にも関わらず、泰道は早大打線を4安打に抑え、まさにエースの活躍をした。市野は4打数4安打、大車輪の活躍。学生コーチ陣から「一番勝利を望んでいた」と評された彼は大一番で最高の輝きを見せた。

最終戦に勝利して喜ぶ選手たち

これで4年生は現役を引退。主将・柏瀬はこの試合を振り返り、「楽しい試合だった」と語り、大学生活最後の試合を噛み締めていた。有終の美を飾ることができた立大準硬式野球部だが、来週には新人戦が控えており、すでに新チームへの熾烈なレギュラー競争が始まっている。立大の新人戦1回戦は31日に早大伏見グラウンドで相手は慶大だ。この試合で活躍してレギュラーの座を掴む選手は現れるだろうか。注目が集まる。

(10月26日・渡部広大)

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☆コメント☆

柏瀬選手

―優勝した今の気持ちは?

8回、試合始まる前もそうなんですけど、泣きそうになった。でも今日は緊張しなくて楽しい試合で。ずっと楽しくて。良かったです優勝できて。

泰道選手

―今日の自身のピッチングについて

決勝戦っていうこともあったんですけど思ったより冷静に最初から入れて、たまにヒットを打たれるシーンはあったんですけど、連打を食らわなければいいって投げていたのでそこがいい結果に繋がったんじゃないかなと思います。

加納学生コーチ

―今の率直な気持ちは?

やっとプレッシャーから解き放たれたなっていうのが一番です。嬉しいんですけど、プレッシャーもあったんでやっと解き放たれたなって。明日から寝れますね。よかったです、本当に。4年生のおかげで勝ててよかったです。

 

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