【ホッケー部男子】1部の壁は厚かった。悔しい敗戦を乗り越え初勝利へ突き進む!

◆ 2021年度関東学生ホッケー秋季リーグ 男子1部 ◆

10月10日 対法大 早大東伏見グラウンド

勝利を収め1部の地位を確固たるものにしたい立大イレブン。その前に昨季5位の法大が立ちはだかった。第1Qから法大に攻め込まれる状況が続く。立大も堅いDF陣を中心に守り、0ー1で前半を折り返した。しかし、後半に点差を広げられてしまい、1部での初勝利はお預けとなった。

試合開始直後から法大が1部の力を見せつけた。パスやドリブルといった基本的な動きから高いクオリティで、立大ゴールへ攻め込んで来る。第1Qの11分に1点を先制されてしまったが、立大の粘り強いDFが追加点を許さなかった。第2Qでも立大は相手陣地に攻め込むが、攻めきることができず、守りの割合が多い展開で進んだ。11分にPCを与えた際にはキーパー・田中(観4)が好セーブを見せ、前半を終えて0−1と食らいついた。

奮闘を見せた守護神・田中

後半に試合は大きく動いた。第3Qに入り、試合の激しさが増す中で法大選手の速さが目立ち始める。「スピードが落ちない上に攻めのクオリティが高い」。徐々に法大イレブンの地力に押され、2点目を獲得されるとさらに厳しい展開になった。第4Qには複数のPCを奪われる。桑原(文1)の好守や度重なる田中の好セーブで窮地を脱するが、最後には2点を追加されてしまった。OFでも山中(現3)などが果敢に攻めたが、法大のDF陣を突破することができず0−4で敗れた。

ボールをキープする山中

前後半での差についてキーパー・田中は「ボールをいいところまで運べるが、DFの堅さ、戻りの速さという点で攻守に差が出た」と振り返った。また、主将・鈴木も「前回の東農大戦とは同じ負けでも雰囲気が違う」と悔しさをにじませた。次戦の対戦相手は法大を9点差で下した昨季王者・山梨学院だ。1部の中でもトップレベルの強敵との戦いは苦戦することが予想できるが、全国トップクラスの相手との戦いの意味は大きい。挑戦者として全力を出し切り、勝利を目指してほしい。

(10月10日・八村慶介)

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