【準硬式野球部】優勝争いの大一番!吉野世代、集大成のラストゲーム

♦2023年度東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦♦

10月26日 対早大 早大東伏見グラウンド

10月26日、対早大3戦目が早大・東伏見グラウンドで開催された。2カ月に及んだ秋季リーグ戦もついに最終戦を迎えた。勝ち点を3点ずつ獲得している立大と早大。今試合での勝者がリーグ優勝となるため、絶対に負けられない大一番だ。主将・吉野(コ4)を中心に選手一丸となって闘志を燃やし、運命の決戦へと臨んだ。

最終戦のマウンドに立った伊東(社2)

 

「前試合から日程が空いていたので投手戦になることは明白だった」(伊藤優学生コーチ(コ4))。学生コーチの読み通りこの日は両投手の投げ合いとなった。立大の先発は伊東。序盤から軽快なピッチングで早大打線を手玉に取り、得点を与えない。1回、2回を無失点で抑え、立大攻撃陣に向けて好調な流れを作った。
膠着状態のゲーム展開の中で、先に攻撃の糸口を見つけたのは立大だった。3回表、陶山(コ3)が死球を受け、さらに吉野の安打で1死一、二塁とする。ここで續山(法4)の左前適時打を決めて2点を先制。貴重な得点をあげ、チームは歓喜に沸いた。

最終戦で笑顔を見せる部員たち

 

2-0とリードする展開となった立大。6回まで伊東も相手打線を沈黙に抑え流れはこちら側に傾いたかと思われた。しかし、強打の早大相手に勝利の女神は簡単にはほほ笑まない。7回裏、伊東は先頭打者に二塁打を許し、続く打者にも安打を放たれる。そして、走者を2人溜めて迎えた打者に痛恨の3ランを浴びた。さらに後続打者にもソロ本塁打を入れられ4点を献上。想定外の失点に伊東は天を仰いだ。
早大に逆転を許し投手は三浦(ス1)へ交代。7回、8回を無失点で終える完璧なピッチングを見せた。どうにか粘りたい9回表、森川(営3)、代打の横張(コ3)らが安打で出塁するも一歩及ばず敗戦。2-4で最終ゲームを終えた。
早大に惜敗し、秋季リーグ戦は準優勝に終わった立大。しかし、今季は陸の王者・慶大に2連勝、強豪・法大に2連勝を決めるなど、春季リーグ戦4位から目覚ましい成長を見せた。主将・吉野のリーダシップを中心にチーム一丸となった今季リーグ戦。「今回は優勝を達成できず悔しい。後輩らにはチームのスローガンである『RESTART』を忘れずに頑張ってほしい」(吉野)。吉野世代らは次世代選手らに強い希望を託し、4年間の大学野球生活に終止符を打った。

(10月26日・平岡薫奈)

◆コメント◆

吉野主将

-試合を振り返って

率直にあと1勝が遠かったなという思いです。先制したのですが簡単に終われる試合では絶対にないと思っていたので、先制するにしろ先制されるにしろ後半勝負になるという予想の中で、早大が競り勝ったということだったのかなと思います。

-リーグ戦準優勝について

秋リーグは優勝だけを目指していて、2位も6位も一緒と掲げてやってきていたので、最後に負けてしまって非常に悔しいです。

-リーグ戦全体を振り返って

本当にピッチャーが粘ってくれて、野手が打てない中でもピッチャーに助けてもらったり、投打がかみ合って勝ち点をあげることができたりここまで来られたことに関しては春に比べて良くなったと思います。

-4年間を振り返って

準硬式野球部に入っていろんな出会いがあっていろんな試合があって、キャプテンもやらせてもらって。充実していたとともに厳しい準硬式野球だったなと思います。

-キャプテンになって良かったことは

チームが勝つためにいろいろと考えてやってきて、試合に勝ったときは苦労が報われた瞬間というかそのときに達成感を強く感じられるのがやってきて良かったなと思います。

-後輩らに向けて

『RESTART』というスローガンを掲げてやってきて2位で届かなかったので、後輩、塩野(観3)たちには優勝して選手権に出場して自分らの果たせなかった続きを成し遂げてほしいなと思います。

-同期へ向けて

本当に自分がキャプテンになって良かったなと思うことがたくさんあって、厳しいこともたくさん言ってきてみんなも思うことがあったと思うのですが、そんな中でもみんなはついてきてくれたので同期には感謝しかないですし、もう同期と野球ができなくなってしまうのがすごく寂しいです。

伊藤優学生コーチ

-試合を振り返って
勝つなら先制点をとっての試合になると思っていたので、今日は先制点を取って上手くいって。上手くいきすぎたなって思ったのですが、どこかで苦しい場面が来るって思っていました。7回に一気に4点を取られての逆転負けだったので流れ的には悪くはなかったのですが負けてしまいました。本当に先発の伊東大夢が頑張ってくれたなと思います。こんなに良い試合ができるとは思っていませんでした。

-ゲーム展開の予想は
日付があいた中での第3戦の先発だったので、投手戦になることは間違いないと思っていて。その中で序盤の3回に2点を取れたのは本当に上出来だと思っていました。同点、逆転はあるなと思っていたのですが、終盤に4点を取られてという感じだと少し厳しかったですね。試合前からチーム内で徹底していたことができておらず、そのような積み重ねが回ってきたのかなと思いました。

-試合前に徹底していたことは
相手校の大澤投手はいつも立教が打てないピッチャーだったので、秋リーグの早大1戦目も簡単に浅いフライをあげてアウトを取られていたので、低い打球で内野を抜いてくなどを練習から徹底していたのですが、序盤は内野フライ、浅い外野フライがあったのでもう少しそこを徹底できていると良かったかなと思います。2点を取っていたので上出来だとは思うのですが、少し甘かった部分もあったのかもしれないです。

-リーグ準優勝の心境
本当に選手の頑張りだと思います。春が4位で正直優勝争いできるほどだとは思っていなくて。選手に優勝決定戦まで連れてきてもらって感謝しかないです。

-この4年間を振り返って
入部してからは1年生から幹部とか上級生の方々にいい思いをさせてもらってすごいいい経験をさせてもらって。そこからけがで学生コーチになって正直学生コーチになって良かったなっていうことはなくて、今だから言えるのですが後悔の連続しかなくて。でもそう思いながらやり続けて最後に優勝したらその後悔もなくなるのかなと思いつつここまでやってこられました。こんなに学生コーチに向いてない自分を学生コーチとして扱ってくれて一緒にやってくれた選手たちには本当に感謝です。

-村山(文3)学生コーチに向けて
彼はちょっと僕と似ていて本当はベンチでわいわい騒ぎたいタイプだと思うのですが、その中で彼はけがでもなく自分でも学生コーチを選んだので、でも最初はやはり苦労はすると思います。今までやってきた野球とはガラリと変わる形で関わることになると思うので、その時こそ周りの同期に頼って1人でやらないでほしいですね。そうすればいつかは絶対チームもまとまるし、みんなもついてきてくれると思いますし、最初は苦労すると思いますがみんなでまとまって優勝を目指してほしいなと思います。

-3年生へ向けて
本当に仲がいい学年だと思います。良くも悪くも自分を同期のように扱ってくれたというかそれだから自分たちも上手くやれたと思うので、本当にこの秋リーグに後輩たちにはたくさん助けられました。ぜひ頑張ってもらって必ず優勝してほしいなと思います。

-同期へ向けて
けがで学生コーチをやると言ったものの、最初は「こいつがサイン出していくのか」と思ったと思うんですよ。その中で学生コーチとして扱ってくれてついてきてくれたというのは本当にこの同期だからこそだなと思います。選手の頑張りがなかったらここまで来られてないと思うので、本当に選手、特に同期には感謝しています。

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