【女子バスケットボール部】2度もの延長戦にもつれ込む大接戦!粘りの“全員バスケ”で勝利掴む

♦第72回関東大学女子バスケットボールリーグ戦 ♦

10月16日 対江戸川大 立大新座キャンパス

 好調のまま迎えた秋季リーグ9戦目。前日には1点差で激闘を見事に制し、インカレと入れ替え戦双方の切符を掴んだ。着実に勝とうと挑んだ相手は江戸川大。試合は2度もの延長戦にもつれ込む大接戦に。相手の勢いに圧倒されるもしっかりと巻き返し、勝利を飾った。

パスを回そうとする志村(コ3)

試合開始早々、相手のペースにのまれてしまう。相手の猛攻を上手く抑えることができなかった。西山(営4)や村上(コ1)、山地(営4)が3Pシュートで高得点を稼ぐも、16-21と5点差でリードをされたまま第1クォーターを終える。

ゴール脇へと駆け込む田平(社1)

続く第2クォーターも試合のペースは相手側に。2Pシュートを連発され、フォワード陣のスピードのある攻撃になかなか太刀打ちできない。それでも、混戦から抜け出しての田平のシュートや、相次ぐフリースローの獲得でなんとか食らいついた。点差はわずかに縮まったものの、28-36といずれもリードを許した状態で第2クォーターを終えることとなる。

立大の得点に歓喜に沸くベンチの選手たち

流れが変わったのは後半。第3クォーター開始早々、西山がフリースローを獲得。その後も柴山(社3)、山地のシュートや志村、村上のリバウンドで連続してポイントを奪う。守備でも留学生選手を3人がかりでブロック。チーム全体も勢いづいた。しかし終盤には相手側も粘りを見せる。第3クォーター残り4分だけで10点を奪われた。序盤の勢いを取り戻そうと必死に抵抗をつづけるも、39-52とさらに点差を離された状態で第3クォーターを終える。

シュートをする村上

あとがなくなった第4クォーター。立大が再度意地の猛攻を開始した。カットやリバウンドからの巧みなパス回しでチーム一丸となって攻めの姿勢を見せる。必死の猛攻で第4クォーター前半だけでここまでの点差を追い上げ、試合開始から5分9秒、西山のシュートで遂に逆転。その後も粘りの全員バスケで必死の猛攻を続ける。しかしここでも相手が粘りを見せた。両者決死の戦いを繰り広げ、第4クォーター終了時には65-65で同点に。延長戦にもつれ込むこととなった。

ドリブルをする柴山

緊張の延長戦も互いに一歩も譲らない展開に。リードをしてもその直後には同点に追いつかれる。結局73-73で延長戦の5分間は終了し、再度延長戦が行われることなった。

ドライブで切り込む丹羽(コ4)

今度こそ点差を縮められずにそのまま勝利へと持っていきたい立大。息の合った連携プレーがここでも光った。終了1分前、山地が相手のこぼれ球からの正確なシュートを決め、3点差とする。その後は立大がペースを握り、再びの山地のシュートや西山のフリースロー獲得で点差をさらに広げた。そしてそのまま試合は終了。83-79で激闘を制した。

接戦を制しハイタッチをする選手たち

 

最後の最後まであきらめずに粘り強く戦うことで掴んだ今回の勝利。チーム一丸となって戦ったからこそ掴みとることができた。来週には今季リーグ戦で唯一の敗戦を喫した順大が立ちはだかる。勢いに乗る立大。粘り強いその全員バスケで今度こそ、勝ち抜いてほしい。

(10月25日・高橋凜)

◇コメント◇

ー今日の試合を振り返って

(山地選手)結果にはほっとしています。2回延長戦にもつれ込んだのですが、自分たちがやれることをやろう、と言ってリバウンドや攻める気持ちを忘れずにやれたことが勝ちにつながったと思います。

(西山選手)第4クォーターと延長戦の内容は自分たちの中でもすごく良かったのですが、特に第1クォーターの入りがすごく悪くて最初で一気に相手に流れを持っていかれてしまって自分たちでなかなか立て直すことができなかったです。そこは今後の課題として見つかったかなと思います。

 

ー第2クォーターと第3クォーターの間で何か意識は変えましたか?

(西山選手)自分と山地は第1クォーターから出ていて流れを悪くしてしまっていて、第2クォーターで出た交代のメンバーがすごく頑張ってくれて自分たちの分まで本当に一生懸命コートでプレーをしてくれました。その思いを汲んで、というか、自分たちも負けていられないという気持ちはありました。

 

ー今日の対戦相手である江戸川大は過去に1度完敗を喫して、その後に1度勝利を収めてからの今回の試合だったと思うが、今回は改めてどのような相手でしたか?

(山地選手)留学生を中心に攻めてくるチームなので自分たちはリバウンドを一番頑張ろうということで江戸川大戦に向けて強化してきました。

(西山選手)留学生が中心のチームであるというのとフォワード陣にスピード感のあるチームでもあるなと思います。

 

ー次戦に向けた意気込みをお願いします

(山地選手)あと2戦あるのですが、どちらとも勝つつもりで全力でチーム一丸となって頑張ろうと思います。

(西山選手)もともとこのリーグで全勝をして優勝することを目標としてきました。すでに1戦は落としてしまったのですが、最後の日曜日の相手はその負けてしまった唯一の相手なので、まずは土曜日に勝ってその勢いに乗ったまま最後にリベンジができるように頑張りたいです。

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