【女子卓球部】悲願の2部昇格への切符掴めず

◆平成30年度秋季関東学生卓球リーグ戦3部優勝決定戦◆

10月6日 新座市民総合体育館

舘森と永田は苦戦を強いられた【撮影・小林桂子】

秋季リーグ戦を全勝で飾り、3部Bブロック優勝を決めた立大。目標としていた3部優勝を果たすべく、優勝経験のある文教大学と対戦した。第1試合のシングルスは舘森(コ3)が競り勝つもその後は僅差の負けが続き、結果は1-3で敗北。昇格がかかるこの戦いに選手は緊張気味だった。

チームに勢いをつけるために勝ちたい初戦のシングルスには、主将の舘森が出場。第1ゲームから両者互角の戦いを繰り広げた。セットカウント1-1で迎えた第3ゲーム。この頃になると、舘森の表情にも徐々に笑顔が出るようになった。緊張がほぐれてきたのか、7点を連取するなど相手に付け入る隙を与えず勝ち切り、勢いそのまま第4ゲームも勝利。大きな1勝目を挙げた。

続くシングルス2戦目は都丸(法2)。序盤から鋭い角度のスマッシュを決める。しかし相手も応戦。取られたら取り返すシーソーゲームが続き11-12まで詰め寄ったが、玉をネットに引っかけ第1ゲームを落としてしまった。第2ゲームも2点差で負け、後がない第3ゲームへ。先制こそしたものの流れを呼び込めず、3-11で敗北。途中タイムを挟んだが、切り替えきれなかった。

3戦目のダブルスには舘森・永田(コ1)ペアが登場。第1ゲーム、第2ゲームともに大差をつけられ落とした。第3ゲームは激しいラリーを制するなど意地を見せ、12-10 で粘り勝ちしたが、第4ゲームは終始相手のペースを崩せず2-11で負けてしまった。

追い詰められた展開に立ち向かったのは永田。ダブルスに引き続き、この試合の最終戦となったシングルスにも出場した。自分が負けたらチームの負けも決定してしまうというプレッシャーがあったのだろう。第2ゲームまで思うようなプレーができずにいた。だが次第に積極的な姿勢になり、第3ゲームは11-5で勝利。このまま次のゲームも取りたいところだったが、9-11で惜敗。悔しい結果となってしまった。

この日もって今年の試合はすべて終了した。次こそはいまだ踏み入れたことのない2部の舞台へ。高い壁に立ち向かっていく彼女たちを、全力で応援し続けたい。(10月7日・西山京香)

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