【ラグビー部】今季公式戦初勝利 途中出場のPR湯村が逆転トライ

◆ 関東大学ジュニア選手権大会◆

11月14日 会場非公開


秋季初勝利! 強豪との対戦が多く、なかなか勝ちきれなかった今季。わずか3点差を守りきり、公式戦初勝利を手にした。

突破を狙うCTB関原(観4=新潟)

前半均衡を破ったのはFL太田(観2=立教新座)のラン。敵陣22mラインアウトを獲得し、大田が中央でパスを受ける。相手DFを反転してかわして突破。中央にトライをあげて先制。先制したのは今季初で、チームに良い流れをもたらした。14―7とリードして前半を折り返す。
後半、相手WTBの素早い攻撃に対応しきれず、2トライを献上。一時は逆転を許した。逆転のチャンスを虎視眈々と狙う立大は後半32分、CTB関原(観4=新潟)とFB江田(理1=川越東)がタックルをものともせず、立ったまま足をかいて前進。「対面のPRのLOの間が広かった」とPR湯村(観3=立教新座)がボールを要求。少しの隙きも逃さず、DFラインを突破。約20mをそのまま走りきり、ゴール下に飛び込んでトライし、これが決勝点となった。大学に入って初めてのトライに「めちゃくちゃ気持ちよかった」と正直な思いを口にした。

力強くゲインするPR湯村(観3=立教新座)

先週も対抗戦で対戦し、敗戦した日体大との対戦に燃えていたのが決勝点をあげた後半頭から出場したPR湯村だ。今季は試合終盤を中心に、対抗戦の出場は3試合47分にとどまっていた。「先週敗戦した相手だから勝てばアピールになる」対抗戦の出場を狙って「絶対に負けられない」。
自身後半頭からタイトプロップとして出場。すぐに強みを発揮した。ファーストスクラムで相手1番の内側を割って、約10mスクラムで前進。流れを引き寄せた。
同ポジションのPRには主将・麻生(済4=桐蔭学園)がいるほか、大和(観3=桐生第一)などライバルが多数。練習から「ライバルより強く当たる、たくさん走る」と全てにおいて上のクオリティでプレーすることを意識。監督やコーチにも「どうすれば超えられるか?」聞いて、常に向上心を忘れない。その姿勢が、今回の活躍につながったのかもしれない。
次週ラグビーの聖地・秩父宮ラグビー場へ7年ぶりに立大が帰ってくる。そこに立つのは誰か。この勝利がメンバー争いを激化されることは間違いない。

(11月19日 矢作峰士)

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