【フェンシング部】第20回北岡杯　男女共にエペ個人で大健闘！

◆第20回北岡杯フェンシング選手権大会◆

11月７日　大蔵第二運動場

インカレ個人戦に出場しない選手のみ出場できる第20回北岡杯フェンシング選手権大会（通称：北岡杯）。今年度は女子エペに２年生が１人、男子エペに１年生が２人出場し、熱い試合を繰り広げた。

女子エペ個人

ピストに上がったのは大学１年生の７月からフェンシングを始めた三村（コ２）。５人の総当たり戦である予選で２勝２敗となり、トーナメント戦１回戦のシード権を獲得した。２回戦は格上相手に15－５と圧勝。決勝戦も序盤に得点を重ねリードを奪うが、後半思うように攻撃できず流れを渡してしまった。14－14で迎えた一本勝負、惜しくも相手に隙を見せ14－15で敗北。三村は準決勝で試合を終えた。

攻めの姿勢で相手を突く三村（写真左）

◆コメント◆

－試合を振り返って

自分的には試合の中で学ぶこともできましたし、途中でもう勝てないと思ったからっていうのもあって、強気で勝負し、やりたいことを出来なかったっていうのはないので、悔いはなく良い試合はできたかなって思います。

－14－14、どのような気持ちで挑んだか

相手の実力が上だってことは分かりきっていることですし、どっちかは負ける訳ですから、逆に悔いのないようにやりたいことをやろうっていう。考えないでやっちゃいけないですけど、考えた上でやるならやりたいことをやろうって。

－今後の目標

今日の試合を振り返っても学年の差もあるんですけど、自分の練習態度が満点でないところが出たんじゃない？って言われた時に反論ができないし、他の部員にも練習態度満点じゃないよねって言われていた。そこが今回の一本勝負に出たと思うのでもっと頑張ろうと思います。

男子エペ個人

男子エペには清水（社１）とこの日、フェンシングを始めて半年になる中﨑（社１）の２人が出場した。清水は予選で全勝し、３位としてトーナメント戦１回戦免除のシード権を獲得した。勢いに乗り２回戦、３回戦と順調に駒を進める。そして迎えた準決勝について、清水は「あまり良い試合ができなかった」と振り返った。３年生相手に互角な試合を繰り広げ、会場に響く清水の咆哮。11－14まで粘るも、最後の１点を相手に許し11－15で惜敗した。しかし1年生ながら、３位タイという好成績を残した。

果敢に相手を突く清水

中﨑も健闘した。剣道で培った経験を生かし、挑んだ試合。予選戦１・２回戦は敗北するも、３・４回戦は見事５点を獲得し白星となった。続くトーナメント戦でも順調に点を重ねるが、相手にリードを許してしまう。追いつくことができず、12－15でピストを降りた。中﨑にとって初めての北岡杯は18位タイで幕を閉じた。

相手を攻撃する中﨑（写真右）

男子／女子エペ団体として出場するインカレを控えた３人の選手たち。彼らのさらなる成長に期待できる。

賞状を持つ三村（写真右）、清水

◆コメント◆

清水

－試合を振り返って

ちょっと焦りとかが出てあんまり良い試合が出来なかった。本当にちょっと悔しい気持ちですね。

－良かった点

アタックというかちゃんと攻撃で、点数を積み重ねることはできた点ですかね。普段練習している技でちゃんと点数を取れたっていう。

－課題

さっきの準決もそうですけど、点を取られた後にちょっと焦りというか気持ちが上がってしまって、普段から結構それを言われてるんですけど、いつもよりもそれが出てしまったかなっていうか。焦って点を取りに行って逆にやられてしまうっていう。結構それが多くてそこは反省ですね。

－今後の目標

大学の試合ではインカレがあるので、団体で少しでも多く勝てるように。あとはまだU20の年代別の試合が残っているので、そこでしっかり8とかに入れるようにしていければいいかなと思います。

中﨑

－試合を振り返って

本当はトーナメントで1回どころか2回勝つつもりでいたのでちょっと残念ですね。

－今日までに調整してきたこと、作戦

僕は中高剣道部だったこともあって、先週も剣道の試合に出ていたりして、作戦というかまともな試合しちゃったら勝てないのでちょっと剣道っぽいことをしたら勝てるかなって思ってやったら負けちゃいました。

－「剣道っぽいこと」とは

この前剣道の試合で稽古の時から足を動かすってことを意識してやった時に、フェンシングに使えるなって思って、というところが剣道との絡みで良かったなって思います。ただ、癖でやっぱり突くんではなくて、振ってしまうことがすごい多くて相手が来てるのを分かってて見えてるのに、身体が勝手に伸ばして突くのではなくこうやるっていうのが何回もあったので、そこは絶対しっかりするようにしたいと思います。

－今後の目標

土曜日にインカレっていうとんでもなく大きい試合があるので、自分も人生で「全日本」っていう大きな名前のつく試合が初めてなので、すごい緊張してるんですけど、角坂とか清水とか強い人がいるので思い切ってやって、2点くらいリードされても全然勝ってくれると思うのでそこはちょっと今日の反省を活かして、しっかり3分足を動かして1個でも多く勝てるように頑張りたいなと思います。

（11月18日・宇津木萌香）