【ホッケー部男子】若い力が台頭!ルーキー篠崎2ゴールで開幕戦快勝

◆ 2020年度関東学生ホッケー秋季リーグ 男子2部 ◆

10月3日 対成城大 大井ホッケー競技場サウスピッチ

主将・金(法4)が率いる新チームの初戦がついに開幕した。規定により昇格戦は中止。目指すところは2部優勝のみとなった。初戦の相手は成城大。開始2分で先制点を決めるなど序盤から勢いよく攻めて4−0で快勝した。

2得点を決めた篠崎(文1)

「試合開始から全開で相手にぶつかっていって開始5分ぐらいで試合を決めるぐらいの勢いでやろう」。試合前にチームで話していた通り、序盤から畳み掛けた。今季初めてゴールネットを揺らしたのはルーキーの一打。開始2分で獲得したペナルティーコーナー(PC)の場面から1年生の篠崎(文1)が押し込み、先制に成功した。その後、山中(現2)もフィールドゴール(FG)を決め、1Qで2点を獲得する。宣言通り、開始から約5分で2点を先取した。

3点目を決めた西尾(観2)。リーグ戦初ゴールとなった

立大は攻撃の手を緩めず相手陣内に攻め続けた。第2Qには西尾のリーグ戦初ゴールとなる1点、第3Qには篠崎の1点が飛び出し、成城大を圧倒した。終盤第4Q
成城大が意地を見せる。立大サークル内に入るとペナルティストローク(PS)を獲得し、得点のチャンスを迎える。PSはゴールから約6㍍という至近距離から行うフリーショットのことを指す。PCよりも得点が入りやすいプレーであり、GKにとっては不利である。このピンチに立ち向かったのは第4Qから出場していた田中(観3)。今季からGKに転向し、この試合がデビュー戦であった。「右に来ることが多いプレーなので、それを張っていくしかないと思った」。読み通りボールはゴールの右側に放たれた。それをしっかりと弾き、デビュー戦にしてファインセーブを決めた。直後に試合終了を告げるホーンが鳴り響き、熱闘に終止符が打たれた。

ペナルティストロークを阻止した田中

「ホッケーから気持ちを離さないことが大事」。グラウンドでの練習を自粛していた時期に金はそう意識していた。オンラインでのトレーニングに加えて週に1度ミーティングを行い、コミュニケーションを重視した。「後輩からも引っ張れる存在が出て来るチームが良い」。学年関係なく意見を言い合える場を作り、後輩からの意見も尊重した。自粛期間で培ったチームワークが今回の勝利につながった。

(10月13日・渡邊大樹)

関連記事一覧