【野球部】ついに迎える開幕戦!難敵から勝ち点を取れるか!〈春季リーグ戦 早大戦展望〉

昨年は春季、秋季ともに5位に沈んだ立大。逆襲を誓う今季の開幕カードの相手は早大だ。昨年からの投手陣、野手陣共に経験者が多く残る難敵だが、7年ぶりの優勝に向けてまず初戦を勝ち取って、勢いをつけたい。

好投手陣を打ち崩せ!

今年の早大投手陣の柱は間違いなく伊藤樹(3年=仙台育英)だ。昨年の秋の対戦では伊藤が9回1失点の完投で、立大打線を抑え込んだ。1年生から経験を積み、今年は3年生ながら伝統の背番号11を背負いエースとしてリーグ戦に臨む。加えて先発争いに名乗りを挙げるのは、宮城(2年=浦和学院)、香西(2年=九州国際大付)の両左腕だ。宮城は伸びのある直球が持ち味の本格派、対して香西は制球力が武器の軟投派。タイプが異なり、どちらが2戦目の先発となっても攻略は至難の業だろう。他にも昨年の甲子園を沸かせた高橋(1年=仙台育英)や安田(1年=日大三)など多くの好投手がそろう。ワンチャンスをものにできるかが勝利のカギとなりそうだ。

力投する香西

強力な早大投手陣だが、立大野手陣にも昨年からのレギュラーが多く残る。その中でも打線のキーマンとなるのは、菅谷(コ4=市立船橋)と丸山(コ2=大阪桐蔭)だ。菅谷はパンチ力と確実性を武器に、昨年からチームの中軸を担っている。勝負強さを発揮し、チャンスでの一打に期待がかかる。丸山は180センチ、90キロの恵まれた体格から放たれる一発に注目だ。さらに鈴木唯(コ3=東邦)や柴田(コ4=東明館)など強打者が揃う。チャンスで1本出し、一気に畳みかけたい。

バットを構える菅谷

強力打線を封じ込め!

今年の早大打線はバランスのとれた強力打線だ。1番を務める尾瀬(3年=帝京)は俊足を武器に高い出塁率を誇り、多くのチャンスを作り出す。山縣(4年=早大学院)は小技としぶとい打撃が持ち味だ。クリーンナップを担うのは吉納(4年=東邦)、印出(4年=中京大中京)、小澤(3年=健大高崎)の3人。吉納は昨秋の東大戦で一試合2本の本塁打を放つなど長打力が武器の強打者だ。印出は一昨年秋の早慶戦で満塁弾を放つなど、チャンスで勝負強さを見せる。小澤はパンチ力が魅力で、昨年は春・秋ともに一発を打たれ、試合の流れを変えられた。さらに昨秋鮮烈デビューを飾った田村(3年=早大学院)や前田(3年=大阪桐蔭)など昨年からの経験者が揃い、抑えるのが非常に難しい打線だ。

力強い投球をする沖

強力早大打線を打ち取るカギとなるのは小畠(営3=智弁学園)と沖(法4=磐城)。小畠は力のある直球が魅力で、昨年は主に中継ぎとして登板機会を積んできた。今季からは先発の柱としての活躍に期待だ。沖は制球力を武器に昨年から先発を任され、抜群の安定感を誇る。この二人がいかに試合を作れるかが勝ち点奪取のカギとなるだろう。さらに吉野(コ3=仙台育英)や塩野目(コ4=足利)など後ろに控える投手陣にも注目だ。

優勝に向け、いいスタートを切りたい開幕カード。投打ともに持ち味を発揮し、勝ち点を掴み取りたい。タテジマ軍団の戦いが今始まる。 

(4月8日・尾暮克心)

 

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