【準硬式野球部】明大戦で勝ち点奪取!森川の右越本塁打で勝利つかんだ

◆2023年度東京六大学準硬式野球春季リーグ戦◆

5月17日 対明大 上柚木公園野球場

5月17日、対明大4戦目が上柚木公園野球場で開催された。1勝1敗1分で迎えた大一番。勝ち点獲得のために白星を収めたい一戦だ。試合前は皆で円陣を組んだ。              

ホームランボールを手にほほ笑む森川(営3)

1回表、川瀬(コ4)が先発のマウンドに上がり、三者凡退に抑える好調な立ち上がりを見せる。続く1回裏には先頭打者・藤井蒼(観3)が安打で出塁すると、吉野(コ4)が四球を選び無死一、ニ塁の好機を作る。ここで白石(済4)が打った二ゴロ間に相手二塁手の失策で吉野、陶山(コ3)が生還。さらに伊藤碧(済4) の犠打間に1点を加え、初回から3点を入れた。
2回、3回も川瀬が自慢のストレートで相手打線を無得点に抑えると、迎えた3回裏。2死一、ニ塁から伊藤碧の中前適時ニ塁打、塩野(観3)の左前適時打で2点を入れる。走者2人を溜めたまま、森川を打席に迎える。「体の内側にボールを引きつけて打つことを意識した」。2球目をライトスタンドに叩き込む、走者一掃の右越本塁打を放つ。明大を一気に突き放し、スコアは8-0と大きくリードする展開となった。
さらに4回裏、吉野の右適時二塁打から攻撃の糸口を作り、続く白石の犠打間に1点を追加。ダメ押しの9点目を加えた。

ピンチの場面で渾身の投球を見せた三浦(ス1)

このまま勢いに乗りたい立大。しかし、5回表から明大の猛攻がはじまる。川瀬が死球を二者連続で出し、続く打者に犠打と遊安打を決められる。さらに左前安打で3点目を加えられ、ニ死満塁から四球を出し4点目を追加される。
ここで投手は谷詰(コ2)へ交代。死球と遊ゴロ間に2点を加えられ、6-9と3点差となった。谷詰はそのまま6回のマウンドにも上がる。先頭打者に安打を許し、さらに中前適時打で明大に7点目を得点される。さらに2死一塁から捕手失策が絡み8点目が入る。
明大に1点差まで詰め寄られ、投手は1年生ルーキー・三浦がマウンドへ。「ピンチの場面に強い」と語る三浦は、急遽登板を任されるも冷静に投球。6回、7回を無失点に抑え、堂々としたピッチングを見せる。最後は雄叫びを上げマウンドを降りた。
8回からは新保(観2)が登板。8回、9回ともに無失点に抑える好投を見せ、明大打線に流れを渡さず。試合は9-8で幕を閉じた。
4戦にもわたる熾烈な明大戦で勝ち点を獲得した立大。春季リーグも残すところあと1試合だ。最終戦・対東大2戦目へ向けて勝ち点獲得が期待される。

(5月18日・平岡薫奈)

◆コメント◆

三浦投手

-ピッチングを振り返って
流れがかなり明治側で絶対に抑えなきゃいけないという場面で不安だったのですが、結果的に0点で抑えられて良かったです。

-春リーグから登板を任されたが
けっこう良い感じできているのですが、まだまだ球速や威力が足りないと思うので、ここからまだ新人戦もあるのでそこに向けて調子を上げていきたいと思います。

-東大2戦目への意気込み
東大2戦目でも変わらず自分のピッチングをして、流れを持ってこられるように頑張ります。

森川選手

-試合を振り返って
序盤はすごく楽な展開で、でもだんだん追い上げられて。去年の自分たちの代の新人戦も同じような展開になって、その時は勝てたのでその時のことを思い出して今日も勝ちきれたので本当に良かったです。

-3回裏のホームランを振り返って
距離は十分でファールで切れなければいいなと思って走っていました。(ピッチャーが変わったタイミングだったが)ちょっと落ちてくるボールだったので引っかけないように打つこと、体の内側にボールを引きつける感じで打つことを意識していました。

-8点を取られた時のピッチャー陣への声かけ
最初2、3点取られた時は、ピッチャーへも楽に投げていいよ、大丈夫だと言っていたのですが1点差まで追い上げられて。あの中で1年の三浦が流れを切るようなピッチングをしてくれたので、すごくたくましかったです。

-東大2戦目への意気込み
まだ東大2戦目も勝ち点が取り切れてないので、しっかりと臨んで勝ちたいと思います。

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