【陸上競技部】再び箱根路へ!100回大会出場に向け出場選手14人に直前インタビュー⑥

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昨年度、55年振りに本選出場を果たした立大陸上競技部。今回、節目となる第100回大会の出場に向け、日々厳しいトレーニングに励んでいる。再び江戸紫のタスキを箱根路でつなぐことができるのか。予選会直前の選手にインタビューを行った。

馬場賢人(大牟田・福岡)

♦自己ベスト♦

5000㍍:14’00”60

10000㍍:28’51”19

♦インタビュー抜粋♦

―今の自分の状態

夏合宿が終わってこっちに戻ってきた形ですが、今は走りにも問題なく1番いい状態で予選会に向かっています。

―夏合宿を通して成長したところ

昨年の夏合宿は、全然状態もよくなくて予選会のメンバーになれませんでしたが、今年は最初から意識的に距離を踏んでいって、そういった距離踏みの中で、後半の粘りというところをさらに強化することができました。そこから状態は落ちることもなく、最後の合宿まで練習を完璧にこなすことができています。

―自分の走りの強み

自分はどちらかというと長い距離を走ることが得意で、最後までしっかり粘ることができるところが強みだと思っています。

―今のチームの雰囲気

合宿後半でも、しっかりまとまって練習をこなすことができていて、こっちに戻ってきてからも強度の高いポイント練習ができています。またメンバーともしっかり話すことができていて、予選会に向けて良い雰囲気です。

ー個人として今年の1年間で取り組んだこと

今年は距離を踏んでいくというのを自分が1番強く意識して、この夏の強化期間に取り組んできたので、それが今自分の強みになっていると思います。

―全日本出場の感想

自分が3組目で出場した中、チームではあと数秒というところで逃してしまったのですが、自分がレースを1つ前の集団で進めていればこの数秒を縮められたのではないかと思います。この悔しさを今回の予選会にぶつけるという気持ちで挑みます。

―予選会での目標

チームとしては予選会突破というのが1番の目標です。個人としては、62分台でチームトップの走りをすることを目標にしています。

―レースプランは立てているか

最初から日本人の先頭集団についていくというのが自分のレースプランです。

―予選会に出るにあたっての意気込み

自分は去年の箱根の予選会は走ることができていなくて予選突破という部分では、チームに貢献できていないので、今年は去年予選会に出られなかった分、自分がトップでゴールして、チームに1番貢献するという思いで予選会に臨んでいきたいと思います。

吉屋佑晟(広島国際学院・広島)

♦自己ベスト♦

5000㍍:13’58”73

10000㍍:30’34”48

♦インタビュー抜粋♦

今の自分の状態

夏合宿で前半けがをしていましたが、後半でやっと治ってきて自分の実力が戻ってきてみんなと一緒の練習ができているので、割と自信を持って臨めると思います。

―夏合宿は充実したか

充実はしていないです。けがに苦しんだ夏合宿でした。

―自分の走りの強み

きつくなってからの粘りというところで、きつくなって先頭と離れる人も多いですが自分は粘って最小限に抑えることが出来ると思っています。

―粘りはどこで培ってきたか

練習のきつい場面で気持ちを切らさずにがむしゃらについていくことで成長してきたと思っていて、練習で粘れるからこそ本番でも粘れると思っています。

―練習で先輩のペースについていくことは辛いか

きつい時もありますが先輩たちが背中を押してくれたり、掛け声などで元気が湧くというか、そのような部分に助けられながら走る事が出来ています。

―今のチームの雰囲気は

練習はみんな一体感を持ってできていて、昨年よりもいい走りができるのではないかと思っています。

―同期は仲良いか

同期はみんな仲良くやっています。

―経営学部のグループワークの必修授業BL2とも両立した。どのように対策したか

大変でした。でもやれないことはないです。練習の空き時間とかを利用して工夫しながらやっていました。

―個人で1年間取り組んだこと

今年は5000㍍に力を注いでいて、5000㍍は結構スピードと持久力両方とも求められている種目なので、早いペースでどれだけ体をスムーズに動かせるかを意識しながら走っていました。その結果、今年は自己ベストを多く更新することができたと思っています。

―5000㍍に力を入れたきっかけ

自分は長い距離というよりは短い距離の方が得意なので、監督と話し合って、5000㍍の今年のタイムを設定してそれを意識したという感じです。

―チーム内で刺激を受けている人は誰か

同じ学年の馬場選手(コ2)です。理由として、彼は今年調子がよくて全部の試合でコンスタントに良い結果を出しているので自分も同じようにできたらと思っています。

―馬場選手とはどのようなやりとりをしているか

馬場とは結構仲良くて自分が馬場の部屋に遊びに行ったりする関係です。色々仲良くやっています。

―全日本予選の自分の出来・感想

全日本は練習が出来ていて自信を持っていたものの、直前で体調不良になり万全な状態では臨めませんでした。自分が失敗してしまい、悔いが残る大会でした。

―終盤の粘りはどこから芽生えたか

自分が始めのスタートダッシュを切らないといけない中で遅れるわけには行かないと思っていましたが、きつくなってしまって一人でも多く前の人を捉えていかないと、という執念で走った感じです。

―全日本予選においての課題

前半から余力をあまり持てていなくて、暑さでバテてしまった部分もあるので、事前準備においての課題が出ました。

―全日本予選から事前準備をどう変えてきたか

暑さの対策としては練習前に水分を補給したり、体に水をかけたりして自分の体温があまり上がらないように意識しながらやっていました。

―練習や試合で効果は出たか

実は全日本予選以降は落としていました。ただ練習においては暑い中でも夏合宿は走れたかなと思います。

―去年の箱根駅伝を傍から見て

去年は、予選会は走れたものの本選は走れず悔しいと思いつつも、来年は走ってやるぞと思っていたのでそれほど気持ちの落胆はなかったです。

―予選会のメンバーに選ばれた時の心境

やっと自分も実力がついてきて、チームを支えないといけない立場になったので自分が失敗したらチームに迷惑をかけてしまいます。予選会を走れることが当たり前になってきたので、本選に行けるように個人としても結果を残すことを意識したいです。

―予選会のレースプラン

前半は自分の体力に余力を持たせながら走って、後半からどんどん切り替えていく形がレースプランです。後半に勝負をかける形です。

―脅威だと思うライバル校

今年の予選会出場校でいうとやはり昨年予選会1位だった大東大や、明大、全日本予選で負けた東農大なども怖い存在です。

―そういった学校に勝つためにどんな練習をしたいか

今のままでは勝てないかもしれないですが、練習メニューを信じて、自分でも走る距離を増やしながら勝てるようにしていきたいです。

―予選会の目標

チームが箱根駅伝予選を通過することを考えて、64分台を目安に走ろうと思っています。

―意気込み

今年も頑張ります!

(10月11日 編集・佐々木海緒、渡邉公実子/取材・前原梨乃、山口隼輝)

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