【ラグビー部】全国屈指の強豪と対戦!史上最大の下剋上を狙う

◆2023年関東大学ラグビー対抗戦 Aグループ◆

9月17日 対慶大 群馬・敷島公園サッカー・ラグビー場

対抗戦第2戦、強豪・慶大と相対する。夢の全国出場へ向けて、負けられない一戦となった。試合前半、2度のPGを決められ、0ー6で折り返す。後半に入り、SH北川(現4=国学院久我山)、NO.8仙臺(観2=立教新座)、SH伊藤(社3=桐蔭学園)の連続トライで大きく勝ち越し。しかし、試合終盤相手の猛攻を防ぎきれず惜敗を喫した。

トライを決めたSH伊藤(写真中央)と抱擁するCTB佐藤(文2=国学院久我山)

最初に試合を動かしたのは立大。前半開始早々、HO三村(コ3=東海大大阪仰星)のランからチャンスを得るもノックオンとなる。さらに、スクラムから慶大を圧倒しアドバンテージを取得。敵陣内で有利に試合を運ぶが、惜しくもペナルティを取られ得点に結びつかない。一進一退の攻防が続く中、試合が動いたのは前半39分。自陣で立て続けにペナルティを取られた立大は、慶大のPGで先制を許してしまう。44分にもPGを決められて、0-6で前半を折り返した。

逆転を狙う後半、開始早々にスクラムからマイボールラインアウトを獲得。 ボールを受けた主将・SH北川ら5人がかりでトライラインへ運んだ。FB天羽(コ4=桐蔭学園)がCGを決め、逆転に成功する。さらに後半12分、相手ペナルティからスクラムを得ると敵陣に押し込み、後半19分、NO.8仙臺が抜け出しトライを奪った。立大の勢いは止まらない。21分にはSH伊藤のインターセプトで一気にトライラインへ走り込む。21-6と点差を広げた。このまま勝利を掴み取るかと思われたが、慶大の猛攻が始まる。DF陣が粘るも止めきれず、3点差まで迫られた。さらにペナルティキックを与えてしまい同点とされる。最後は慶大ラインアウトからモールで押し込まれトライを献上。約100分間の激闘は、慶大に軍配が上がった。

タックルを突破しようとするWTB大畑(観1=東海大大阪仰星)

試合後の記者会見、涙を浮かべる主将・北川は、「とても悔しい。それでも1年生の時に大敗を喫している慶大さんにここまで戦えたのは、僕らの努力の証だったのかなと思う」と語る。さらに続けて、選手権出場を掴み取ると改めて誓った。夢の全国へ、立大ラグビー部は突き進んでいく。

(10月3日・田作 涼馬)

関連記事一覧