【サッカー部】ついに迎えた関東リーグ開幕戦、早大相手に善戦も敗北

◆JR東日本カップ第97回関東大学サッカーリーグ2部◆

第1節 42日 早大東伏見グラウンド 対早大

都リーグを2位で終え、参入戦を制し悲願の関東2部復帰を果たした立大。開幕戦は1部から降格となった早大と対決した。レベルの高い攻撃陣に主導権を握られ、前半に2点を奪われる。後半にも1点を追加される厳しい展開。90分に高木(コ4)が1点を返すも及ばず、1-3で敗れた。

攻守において存在感を発揮した#3石塚(コ2)

序盤から主導権を握ったのは立大だった。開始早々、CKを中心に相手を攻め立てる。奪われてもハイプレスを仕掛け、相手にボールを持たせない。8分、FKから関口(済4)が合わせるも、相手のブロックに阻まれる。その後も石塚が櫻井(営2)とのコンビネーションで抜け出し、クロスをあげるなど左サイドを中心に攻撃を組み立てる。しかし中盤になると徐々に早大のペースに。すると33分、左サイドを崩され、一瞬の隙をつかれると、こぼれ球を押し込まれ先制点を献上する。そこからは怒涛(どとう)の攻撃に耐える時間が続く。前半終了間際には、CKの際にファールを取られPKの判定に。それをきっちりと決められ、2点のビハインドで前半を終えた。

対応する#19櫻井

後半に入っても早大ペースは変わらない。立て続けにピンチを迎えるも、GK・横井(観4)を中心とした守備陣が奮闘し失点を許さない。攻撃陣も途中出場の鈴木崚(営4)や水野(コ2)のスピードと、嵯峨(営2)の展開力を武器に攻撃を試みる。

中盤で展開力をみせた#10嵯峨(写真中央)

すると56分、宮本(営4)がミドルレンジから鋭く右足を一閃。相手GKのセーブに遭うも、CKを獲得する。このCKに庄司(営4)が合わせるも、ゴールラインギリギリで相手にクリアされ、あと一歩のところで得点が入らない。激しい攻防が続く中80分、相手のカウンターをたまらずファールで止めてしまい、その後の直接FKを沈められ0-3とされてしまう。

得点につながるFKを蹴る#10嵯峨

今後につなげるためにも、得点を奪いたい立大は終了間際FKを獲得する。嵯峨のボールにファーサイドで合わせると、こぼれたボールに高木が反応。ゴールネットを揺らし、今季チーム初ゴールで2点差に迫る。しかし反撃もここまで。開幕戦は悔しい敗戦となった。

試合終了後、挨拶をする選手たち

結果としては敗戦してしまったものの、プロ選手を多く輩出する早大を相手に1点を奪い大きな収穫を得た。序盤に見せた、激しいプレスで試合の主導権を握ることができると勝利も見えてくる。次戦はホーム・富士見グラウンドで順大を迎え撃つ。次戦こそ復帰後初勝利を挙げられるか。                (4月6日・山岡雄一郎)

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