【野球部】「進化」秋季リーグ直前インタビューVol.5 井上剛選手・宮﨑仁斗選手

◇井上 剛選手◇

―春リーグの感想
去年のシーズンからあと一歩というところで優勝できなくて、それが3シーズン連続で続いているので、今年ラストということもありますけれど、ラストシーズンの秋優勝できるように頑張りたいなと思っています。

―キャンプ中はどのように過ごしたか
ずっと1日中野球という感じですごくきつかったですね。8時くらいに旅館を出て6時とか6時半くらいまでグラウンドで練習してそこから帰るみたいな感じだったので、夜がとにかく短かったですね。

―キャンプ中の思い出は
練習の最初に1年生や2年生が声出しみたいな感じで、あいさつしがてらそのキャンプの目的を言って盛り上げてから練習スタートするみたいな感じだったのですが、それが結構面白かったです。でもきつかったのでそれくらいしかないです。

―キャンプの中で見えてきた自分の課題は
バッティングの面だと上位打線を打つポジションにいないので、自分の役割を考えて自分を犠牲にしてまでどういうふうにランナーを進めるかとか、いかにして自分の役割を全うするかを秋までにもう一度見直すところだなと思いました。

ヒットを放つ井上剛

―チーム全体での課題は
3シーズン連続で優勝できなかった原因が、チャンスがあっても残塁が多かったり、ここぞの場面でのバントやエンドランが決められなかったと思って、勝負強さというものがチームに足りないと思ったので、その反省を秋までに意識してやっているところですね。

―秋リーグの目標
秋はチームとしては優勝、日本一というのをやはり最後ですし3シーズン連続で優勝を逃しているので今回こそはという気持ちが強いです。個人だったら春、去年もそうだったのですが、自分がチャンスで打っておけばもっと試合を有利に進められたり、後一歩というところのゴロが取れなかったりが何個かあったので、そこで守備でもバッティングでも自分に何が求められているか、チームのために自分が何をすべきなのかを考えて優勝に貢献できるように頑張りたいです。

―ラストシーズンにむけて特別な思いは
去年から出させてもらっていて、優勝争いに絡ませてもらっていて。1・2年生の時は優勝と言っても結構遠いものだったのですが、試合に出た時にやっと優勝が目に見えるところまで来ていたので。ということをもう3回経験して目の前で落としているので、そこへの気持ちは強いですね。あと1回のチャンスなので。

―自分のアピールポイント
守備は見て欲しい部分というのと、送球。守備全体ですね。あとは主に走塁とかの状況判断。打球判断だったり、相手の隙をついて先の塁を取ることです。

―長所が活かされた場面
守備は去年の話ですが、春の法大戦で三遊間のダイブをして取って、セカンドアウトにしたとか去年の慶大戦では1死満塁で正木さん(現:福岡ソフトバンクホークス)がバッターで打った打球をホームゲッツーにしたり。走塁は今年の春の法大戦で仁斗(宮﨑仁斗・コ4=大阪桐蔭)が送りバントをして、ピッチャーがファーストに投げたのをショーバンで弾いてそのまま三塁からホームに帰ってきてクロスプレーみたいな感じですね。

ホームインする井上剛(画面右)

―秋リーグで対戦を楽しみにしている選手は
去年の秋くらいからメンバー外れてしまって、今年も入っていなかったので秋入るか分からないですが、慶大の小林(4年=松本深志)というピッチャー。中学の時から知っていて対戦していて、バッテリーですごかったので。高校では僕はメンバー外だったので学校同士は対戦したができなかった。中学やって高校やらないで大学来た時に慶大に行ったことを知っていたのでもう1回対戦したいなと思っていました。

―秋リーグでキーマンになりそうな人は
柴田颯(社4=札幌一)ですね。やはり健太(山田健太・コ4=大阪桐蔭)は4番で前が出たりして返すとかで、健太が一塁とか二塁とかにいるとなると、その次の打者は大事じゃないですか。健太だけがポイントゲッターとなると寂しい打線になってしまうと思うので。去年あいつ怪我をしていて全然出れていなくて、代打とかだったんですけれど。今年やっとスタメンで出てという感じでしたが、あまり調子が上がらなくて思うような結果じゃなかったと思う。今は颯が全盛期くらい戻ってきているので、健太と颯が長打を打って点を取りに行くのが理想かなと思います。

―夏バテ対策
夏バテ対策であんまり意識したことないですね。でも、体動かす時って糖分必要じゃないですか。だから僕ラムネをよく食べるようにしていますね!あんまり塩分入っているかはわからないんですけど笑

ベンチを見つめる井上剛(画面中央)

―チームの中で大学で出会えて良かった人は
佐藤元(コ4=福岡大大濠)と柴田颯と島田直哉(コ4=龍谷大平安)と山田健太かなー。あと吉岡広貴(コ4=広陵)とかですかね。高校の時も全国から来ている人が多かったので、考え方が結構別々で、こういう感じの考えでやっていたんだみたいなのがあったのですが、大学入ったら尚更全国から来るじゃないですか。野球が強かったり、強い高校でも色々な考え方があったりして、大事にしていることとかもそれぞれあって、もちろんプライベートなことも色々喋ったりして。自分がどれだけ小さい世界しか見ていなかったかを感じて、色んな人を見ていく中で自分の考え方が完成していくのに5人に助けられたなと思います。

―ここまでやってきて一番印象深かったことは
大学1〜2年の時に僕らの学科で旅行に行ったんですよ。草津だったか箱根だったか温泉のところに行って。楽しかったですね。僕らってリーグ戦終わったら3日くらい休みあるんですよ。そのタイミングで行きましたね。

―卒業旅行とかは
行きたいねーと言っているのですが、やはり健太がプロに行ってしまうので時間がないのと、今コロナかかったら面倒臭いので全然そういう話してないですね笑

―秋リーグに向けた意気込みを
同じこと言うようになってしまうのですが、やはり3回も優勝を逃しているというのが非常に悔しいというか、目の前で取れないのが悔しかったので、チームとしてはそこに向かって集大成として優勝して。後輩たちにも優勝している姿を見せたいし、ここまで野球を存分にやらせてくれた両親にも見える形としてまず優勝をしたいなと思います。

取材後、ポーズをとってくれた宮崎

(取材・三俣心葉、春名凛子 編集・山岡雄一郎 この取材は8月23日、オンラインで行われました。)

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井上 剛(いのうえ・ごう) 2001年2月22日生まれ。コミュニティ福祉学部4年。右投右打/内野手/佐久長聖/165㌢64㌔ チームのムードメーカーでもあり、守備範囲も広い。打力もあり、昨年秋には打率を3割に乗せた。完全復活を遂げ、打撃と守り両面でチームに貢献する

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◇宮﨑 仁斗選手◇

―春リーグの感想
感想としては悔しい気持ちが強いです。

―春は打率3割超。その中でも悔しい気持ちは強いのか
打率としては3割を超えたことは良かったのですが、大事なときに得点に絡む1本、バッティングを打てるように頑張ります

―春リーグの課題
得点に絡むときに勝負強さであったり、長打力であったりそういうところを課題として春終わってから練習していました。

―春リーグで一番印象に残った試合
明大に負けてしまった試合というのは、1点を取り切れず相手に1点を取られてしまって負けてしまったので印象に残っています。

―明大戦のチームの雰囲気、緊張感などはいつもと違ったのか
そうですね…。いつもと違って勝ったら優勝、負けたら優勝じゃないという試合だったので雰囲気は良くも悪くも違ったのかなと思います。

―春リーグで一番印象に残っている打席
今覚えているのは、明大戦で満塁でゲッツーを打ってしまった打席ですかね。

スライディングする宮﨑

―夏の期間、キャンプなどをどのように過ごしたのか
そうですね、スイングスピードであったり、スイングスピードを上げた中でしっかりボールにコンタクトする技術を意識して練習していました。

―秋の目標
チームとしてはやはり優勝を目指してやっていくということと個人としてはベストナイン、首位打者のようなタイトルも目指していきたいです。

―秋リーグのキーマン
ピッチャーは荘司(社4=新潟明訓)がエースなので荘司がどれだけ頑張ってくれるかだと思います。バッターは森村(法4=國學院久我山)です。スタメンではないかもしれないのですが、代打とか勝負強いところがあると思うのでキーマンになるのかなと思います。

―最後の神宮。意識すること
最後だからというわけじゃないのですが、1年生の頃から出させてもらっているので成長した姿を見せられるように1試合1試合やっていきたいと思います。

―夏バテ対策
朝起きた時に水分を最初に取っておくことですかね。

構える宮﨑

―最近の趣味・楽しみ
スマブラをみんなでやっています。

―誰が強いのか
荘司とか諸藤(コ4=東農大二)とかが強いですね。

―好きな曲
あまりアーティストの曲は聞かないのですが、森村が即興でギターを弾いて歌ってくれたりするので、それが曲じゃないのですが良いですね。

―出会えてよかった同期
森村ですね。

―理由は
結構一緒にいることが多いというのも理由なのですが、何でもできるタイプで、自分にできないこともできるタイプなので、そこは尊敬というか、そういう意味で出会えてよかったなと思います。

―自分のアピールポイント
全力疾走でお願いします。

―リーグ戦への意気込み
絶対優勝します。

(取材・大内貴敬、玉野礼恵 編集・山岡雄一郎 この取材は8月26日、オンラインで行われました。)

取材後ポーズをとってくれた宮﨑

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宮﨑 仁斗(みやざき・じんと) 2000年4月10日生まれ。コミュニティ福祉学部4年。右投右打/外野手/大阪桐蔭/170㌢75㌔ 大阪桐蔭高時代は山田と共に春夏連覇を経験。立大では1年秋からリーグに出場した。春リーグではチーム2番目の.311の記録を残した。足も速く、通算で13盗塁を決めている。

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