【野球部】「進化」秋季リーグ直前インタビューVol.4 鈴木唯斗選手・吉野蓮投手

◇鈴木唯斗選手◇

―立大を選んだ経緯
まず伝統のある六大学野球で自分の実力・野球がどこまで通用するのかを知りたかったというのと、高校の監督が立大卒の方で、立大の良さであったり、高校の時の監督の人柄の良さというものに憧れて、自分もそういう人になりたいなと思い、野球の面でも人間としても成長したいと思って入学しました。

―大学と高校の野球の違いや気づいたこと
まずはバットが金属から木製に変わったことによって、しっかりいいところに当てないと飛ばないという難しさと、高校野球は1年生から3年生だったのですが、大学野球は1から4年生という少し幅広い年齢・カテゴリーでやっているので、その分やはり先輩方のレベルの高さであったり、相手のピッチャーの球質であったりするところが慣れるまでとても苦労したところだなと思っています。

構える鈴木唯

―生活面の変化
親元を離れて寮生活になって、地元に帰りたいなと思うことも結構あるのですが、先輩方が結構優しくて、接しやすくて。練習でグランド出ればしっかりやって、寮の中では明るくフレンドリーに話しかけてくれることで地元を離れた寂しさというのも和らいで、楽しく毎日送れていると思っています。

―自分のアピールポイント
アピールポイントは、自分はまだ1年生なので怖さというのがまだ先輩方に比べてわかっていない部分が多いので、その部分を逆に生かして、フレッシュに明るく元気に若い力を出していければいいなと思っています。

―質問する先輩・親しみのある先輩は
話しやすいというか、同じ外野手の道原(法4=駒大苫小牧)さんはとても優しくてプレーは超一流なので、外野の守備であったり、バッティングであったりというのを聞きながらやっています。もう1人、宮﨑仁斗(コ4=大阪桐蔭)さん。野球のことの知識とかはトップクラスだと思うので、細かいことを僕からすべて聞いてやっています。

打つ鈴木唯

―秋リーグの目標
出場機会があれば、フレッシュにとにかく元気よく思い切ったプレーをしていきたいなと思っています。チーム全体では、秋リーグ優勝が4年生の集大成なので、そこを第一の目標としてやっていきたいと思っています。

―六大学の中で対戦したいピッチャー
ピッチャーはあまりいないですけど、野手で早大の熊田任洋(3年=東邦)さんと吉納翼(2年=東邦)さんは同じ高校で一緒にプレーをしてきた先輩方なので、その2人の先輩方には負けたくないです。

―夏の思い出
夏休みはほとんど野球漬けだったので、自分はそんなに遊びに行けてないのですが、2週間という長い期間で行った岩手・陸前高田キャンプが一番の思い出ですね。

―キャンプでの練習の息抜き
同級生と一緒にバーベキューみたいな焼肉パーティーみたいなことをしたのが、一番息抜きになっていたと思います。

―最近の趣味・楽しみ
旅行に行くのが好きなので、長期オフなどあれば旅行に行きたいなと思います。自分は沖縄が結構好きで、修学旅行や高校の時の合宿で沖縄に行く期間が結構あったので、沖縄に行きたいなと思います。大学に入ってすごく寝る時間が増えて、だいたい10時から10時半くらいに寝ることが多いので、最近は寝ることにハマっています。

―好きな曲
GReeeeNのキセキが、自分の高校の時の応援歌だったというのもあって、練習前とかに聞いていたりしています。

―好きな球団
好きな球団は、自分は地元が愛知県出身なので、中日ドラゴンズが好きです。

―好きな選手
今年のドラフト5位で入った、北海道日本ハムファイターズの畔柳亨丞選手です。

―自分の性格
みんなから結構真面目と言われていて、オンオフがしっかりできる性格なのかなと思っています。

―思い出のある道具
自分が使っている抱き枕があって、スポーツ用みたいなやつなのですが、どんなきつかったときもつらかったときも楽しかったときでも、常に一緒にいるという枕なので、思い入れ深いというか、常に一緒にいるなという感じです。

取材後、ポーズをとってくれた鈴木唯

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鈴木 唯斗(すずき・ゆいと) 2003年11月4日生まれ。コミュニティ福祉学部1年。左投左打/外野手/東邦/177㌢82㌔ 2018年に投手としてU-15代表に選出され、ワールドカップに出場。東邦では1年春からベンチに入り、3年で主将を務めた。新人戦の早大戦、満塁から走者一掃の右越え適時二塁打を放つなど勝負強さを持つ。リーグ戦初出場に期待だ。

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(取材・大内貴敬、玉野礼恵 編集・山岡雄一郎 この取材は8月26日、オンラインで行われました。)

◇吉野蓮投手◇

―春リーグの感想
ベンチの雰囲気とか経験させていただいて、すごく自分のためになったなと思っています。

―わかった自分の課題
球の強さは自信があるので、やはり変化球のストライク率であったり精度であったり。そこを秋リーグに向けてキャンプで試行錯誤してやっていきました。

振りかぶる吉野

―秋に向けて意識したこと・取り組んだこと
変化球でただストライクをとるのではなくて、いかに低めに集めるかというのが求められてきていると思っています。そのなかで何球中何球低めにいったかというのを指標として数値として出すことによって、自分の成長具合を確かめることができたというふうに思います。

―秋リーグキーマンだと思う人
池田陽佑(コ3=智辯和歌山)さんがキーマンだというふうに思います。けがで離脱しながらも、準優勝というか3位という成績だったので、その池田さんの力があれば、優勝に大きく近づけると思います。

―自分のアピールポイント
常に全力でプレーする姿をみていて欲しいですね。カバーリングであったりそういうのも含めて全部全力でやりたいと思っているので、そこをみていてもらいたいです。

投球する吉野

―夏バテ対策
家からの仕送りで送られてくるおばあちゃんの手作りの梅干しが、自分はとても夏バテ対策に役立ったのかなというふうに思います。

―最近の趣味・楽しみ
今、1人部屋体制になって、1人部屋なのですが大きい音で音楽を聴くことであったり、あと自分のiPadでドラマとか見ることにすごく最近ハマっています。

―試合前のルーティン
試合前のウォーミングアップのときに必ずブリッジをしています。胸郭の柔軟性を出すためにブリッジをやっているのですが、その硬さで今日の調子が少しわかる感じがしています。

―同期で出会えてよかったと思う人
アスリート選抜で入った小畠一心(営1=智辯学園)と竹中勇登(コ1=大阪桐蔭)は、ずっとオフの日とかも長く一緒にいましたし、この2人に会えたのは本当によかったのかなと思います。

―自分の性格
結構綺麗好きで、少し汚いところがあると目につくという性格です。1年生なので朝の掃除とか整備とかあるのですが、その時に確認で汚いところがないかなどの確認ができるかなと思っています。

―思い入れのある道具
こっちにくる前に、両親にグローブをオーダーしてもらったのですが、一番思い入れがあります。春のリーグでは使えなかったのですが、春のリーグが終わった後のフレッシュリーグから使っています。

ガッツポーズする吉野

―出身校・仙台育英の甲子園優勝の感想
よくあそこまで成長したなと思っていて、新チームが始まったときはみんなから最弱の代って言われていたなかで、甲子園優勝する力をもつまで成長できたというのはチームとして、すごく頑張ったのかなというふうに思っていて、いい伝統をまた後輩たちにも伝えていけたらいいのかなと思います。

―仙台育英のいい伝統とは
普通の高校ではないと思うのですが、仙台育英では上級が進んでやるというか、3年生が一番動かなきゃならなくて、そういうのがあって、その伝統が続いていけば強いチームが生まれるのではないかなと思います。

―二刀流についての自身の考え
自分ができることをやるだけだと思っていて、そのなかで投手でも野手でも、どの役割を任されても活躍することができるような準備をしていきたいなというふうに思っています。

取材後、ガッツポーズをしてくれた吉野

(取材・大内貴敬、玉野礼恵 編集・山岡雄一郎 この取材は8月26日、オンラインで行われました。)

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吉野 蓮(よしの・れん) 2003年5月21日生まれ。コミュニティ福祉学部1年。右投右打/投手/東邦/177㌢83㌔ 春リーグでは2試合に登板し、神宮のマウンドを踏んだ。仙台育英では1年秋からベンチ入りし、2度の甲子園出場を果たした。打力もあり、大学での二刀流にも注目がかかる。

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