【モーターボート・水上スキー部】インカレ直前主将にインタビュー

インカレで日本一を狙い続ける水上スキー部。昨年は悔しくもインカレでの男女アベック優勝を逃した。しかし今年は、男子は史上初の4連覇、女子は王座を奪還し、男女日本一への道を目指している。そこで大会直前の主将にインカレへの想いをうかがった。

今年度のチームの集合写真

〈今年度のスローガン〉

今年度の水上スキー部のスローガンは「hard choice」。背景には主将・遠藤(営4)が思い描くチームの理想像がある。

「がむしゃらな努力を怠らないチーム」

「仲間と信頼し合えるチーム」

「感謝の気持ちを常に持ち、周りからも応援されるチーム」

3つの理想を一言のスローガンにする時、「がむしゃらな努力」を続ければ、信頼できるチームができ、周りからも応援されると考えた。「厳しい選択をして欲しい」という願いのこもったスローガンには3つの理想が隠されていた。

理想を体現するため、遠藤は常に一番努力をすることを心がけ部の先頭を担っている。

部の先頭に立ち続ける遠藤

〈チャンピオンシリーズを終えて〉

チャンピオンシリーズは5月と7月の2回行われる。5月の1戦目は男子優勝、女子3位。7月の2戦目は男子2位、女子3位の結果で大会を終えた。

―大会を終えての率直な感想

結果は惜しくも男女で優勝することは叶わなかったが、インカレアベック優勝に向けて間違いなく手応えのある試合で終わったと思う。

―手ごたえを感じたこと

正直男女ともに今の実力でいったら優勝できる可能性は高くないと思っていた。実際、下級生のなかに悲観的な考えを持っている子たちもいた。しかしチャンピオンシリーズで一人一人が好記録をだし、男女ともにインカレで勝てる見込みが見えたことが一番の収穫だと感じている。

〈夏合宿〉

水上スキー部は夏休みを部活に捧げている。8月から9月の半ばの1ヵ月半、琵琶湖にて全学年合同で合宿を行う。日の出から日の入りまで練習行い、日本一に向け鍛錬を積む。

オフの日にはチーム作りのためのミーティングや親睦を深めるためのスポーツ大会も行い、部の結束力も高める。

また昨年の合宿では選手の怪我によりインカレ優勝を逃した苦い思い出がある。今年は反省を活かし、就寝時間などルールの徹底も行っている。

練習に励む大阪(済4)

〈インカレに向けて〉

一体感を出すためにプレーヤーは自身が使う板に立教のステッカーを貼る。また、応援に駆けつけてくれる方のためにポロシャツの販売も行っている。

さらにインカレで結果を残すために、チャンピオンシリーズで浮かび上がった修正点をOBのコーチを交えてスキルアップを図る。

〈主将の意気込み〉

自分が目指したいチーム像は「がむしゃらな努力を全員が出来るチーム、hard choiceが出来るチーム」。かつ誰よりも努力して、仲間を信頼できて、感謝の気持ち持ち、周りにも信頼される熱いチームにもしたい。これが出来るチームが、実力があるだけのチームじゃなく、本当の意味で強いチームだと思う。水上スキー部はスキルがあるだけのチームではなく、誇りも持ってほしい。そんなチームを自分たちの代で終わらせず、これからも引き継いでもらいたいと考えている。インカレまでに自分が残せることは、当たり前だが優勝する姿を後輩に見せること。また誇りを持てる立教大学水上スキー部になってもらうためにスキルが高いだけのチームではなく、3つの理想を体現できるような部にこれからもなってほしい。そして勝ち続けてほしい。そのために自分はインカレ優勝だけで終わらせず、スピリット的な部分でもこのチームに多くのことを残していきたいなと思う。

(8月25日・大澤創)

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