【アイスホッケー部】流れを奪われ、得点チャンス生かせず…

◆第68回関東大学アイスホッケー選手権大会◆

4月24日 対東海大 ダイドードリンコアイスアリーナ

先週の早大戦で敗れた立大は、敗退チーム内でのリーグ形式の順位決定戦に進んだ。相手は実力伯仲の東海大。勝ち点を取るべく負けられない試合に臨んだ。

東海大の確実に狙いを定め、ベストシュートを打つ固い攻撃の戦法に気が抜けない。序盤からめぐってきたパワープレーの好況でシュートのチャンスをうかがい攻めていたが、第1Pの折り返しで隙を突かれ先制点を許してしまう。その後も相手のペナルティでパワープレーになるも追加点を奪われる。相手のペースに飲まれ、第1P終了間際にはキルプレーの状況で失点し、開いた差は3点。

パスを出す梶原

切り替えて臨んだ第2P。相手のペナルティが重なり、得点の機会がやってくる。パワープレー時には通常とは異なるセットメンバーで勝負をかける立大。相手陣地でパックを回すが、堅い守りでなかなか中に攻め入ることができず好機を逃す。またもキルプレーで得点され、流れを取り戻すことができない。

ドリブルする久保。積極的にパックを運んだ

後がない立大。しかし最終P開始直後に流れを引き寄せる。梶原(法4)からつながったパスを佐伯(法1)がシュートし、久保(コ2)がゴールに押し込んだ。「チームの雰囲気がよくなった」。連携が成功し勢いに乗る。パスカットなどでパックを手にすると果敢に攻め積極的にシュートを放った。スピード感あるペースのまま、ゴール裏から回り込んだ田中(営4)のパスを受け梶原が2点目をあげる。2点差に迫るが、直後に取り返され試合終了のブザーが鳴った。

「シュート数からしてもイーブンだったのでチャンスを決めきれれば勝てた試合だった」と久保は悔しさをにじませた。早い段階で第3Pのように立大ペースに持ち込むができれば、と改善すべき点が浮き彫りになった。次戦は専修大。立大らしいプレーに注目だ。

(4月30日・藤咲恵子)

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