【サッカー部】GK市川隼が母校・山梨学院の選手権Vを祝福 「いい刺激になりました」

市川隼は山梨学院高出身。3年時にはインターハイ優勝を経験した

GK市川隼(コ2)が13日、「立教スポーツ」編集部のオンライン取材に応じ、第99回全国高校サッカー選手権で11年ぶり2度目の優勝を果たした母校・山梨学院高の後輩たちを祝福した。

「準々決勝で昌平に勝った時に『もしかしたら優勝できるかも』って思いました。今の3年生とは1年間しか関わっていないけど、みんな本当に成長していて、優勝した姿をテレビで見ることができて素直にうれしいです」

市川も2018年に守護神として同校を高校総体(インターハイ)初優勝に導き、大会優秀選手に選ばれた経歴を持つが「自分たちの代とは違って今回のチームは全員のレベルが高い。誰か一人に任せることなく全員でプレーしていて、攻撃も守備もバランスが良かった」と手放しでたたえた。

今大会ナンバーワンGKの呼び声高い熊倉匠(3年)と高校時代に交わした“約束”についても明かしてくれた。

「クマは、自分の代が(高校総体で)優勝した時から一緒にやっていた後輩。その時にも『キーパーは自分のセーブでチームを活気づけることが大切だよ』と伝えていました。クマも『日本一を取ります』と言っていたので、今回の選手権では主将としてそれをしっかりと実現させていて本当にすごいと思います」

大学進学など、次のステージに向かう後輩たちには「優勝したことで天狗(てんぐ)になってはいけない。サッカーが好きなのであれば、プロを目指して腐らずに頑張ってほしい」と期待を込めた。取材の最後には「母校の優勝は本当にいい刺激になりました。自分ももっと上を目指してやっていきます」と気を引き締め、自らの飛躍も誓った。

(1月15日・小根久保礼央)

◇山梨学院高◇
1956年創立の私立校。所在地は甲府市。2009年度に選手権初出場・初優勝。2018年度にはインターハイ優勝。サッカー部の主なOBは前田大然(横浜)、渡辺剛(東京)、加藤拓己(早大3年、清水内定)ら。

◇市川隼(いちかわ・はやと)◇
2000年7月20日生まれ。20歳。東京ヴェルディジュニア、川崎フロンターレU−15、山梨学院高を経て立教大学コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科に進学。山梨学院高3年時には守護神として高校総体に出場。PK戦となった準決勝では3本をストップするなど好守を見せ、初優勝に大きく貢献した。

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