【準硬式野球部】最終回に奇跡の逆転劇!主将の一打で初戦突破

◆第42回 関東地区大学・社会人準硬式野球関東王座決定戦◆

11月8日 対関東学大 横浜スタジアム


新チームとなって初めての公式戦である関東王座の初戦は、終盤までリードされたものの、主将である市野(理3)が逆転打を放ち、勝利を収めた。

6回裏から登板した泰道

立大は1回表、2アウトから新人戦で好成績を収めた伊藤優(コ1)の一打などで先制し2-0とする。その後も勢いづくことに成功した打線は2回表にも吉野(コ1)の適時打で1点を追加し、3-0とゲームの主導権を握ったかに思えた。しかし、2回裏に先発の大森(済3)の制球が乱れ、ノーアウトで満塁のピンチを迎える。悪い流れを断ち切るために投手交代し、竹生(コ2)を登板させるが、勢いを抑えることができずに4点を取られ逆転を許してしまう。さらに3回裏にも2アウトから失点し、3-5とされる。4回裏からは竹生に代わり三輪(済2)が登板し、ピンチを迎えながらも6回まで相手打線を無失点で抑えた。6回裏からはチーム唯一の4年生である泰道(文4)が登板し、圧巻のピッチングで守備からリズムを作ろうとするも、立大打線は相手投手を捉えることができず2回表以降チャンスはあったものの点を取ることができなかった。そして、迎えた最終回に立大はドラマを起こす。代打として打席に立った高野(文3)が四球で出塁すると、パスボールで二塁へ進塁する。そして、守備から途中出場している小松(社2)がレフトへツーベースを放ち、4-5と1点差に迫り、なおもチャンスを迎える。その後1アウトとなり、9番枝松(文3)に代わった熊谷(コ3)がセンター前ヒットで、1アウト1、3塁とする。同点のチャンスで1年生の吉野に回った。1ストライクからの2球目を巧みなバットコントロールでレフト前に運び、同点とする。その後、2アウトとなるが1、2塁のチャンスで主将の市野に打席が回る。

同点打を放つ市野

市野はチームの期待に見事応え、左中間にツーベースヒットを放ち7-5と勝ち越しに成功する。9回裏のマウンドに立った泰道は、「最終的に自分たちが勝てたらいいや」という気持ちでピンチはあったものの0点に抑え見事立大が逆転勝利した。

試合後笑顔で集合写真を撮る選手たち

試合後のインタビューで主将の市野は「立教は勢いのあるチームなので、その勢いで勝ちたいと思います。」と述べており、次の試合での活躍も期待できるだろう。

本日のMVP

勝ち越し打を放ちガッツポーズをする市野

今回紹介する選手は、勝ち越し打を放った市野だ。主将として新チームを引っ張っていく大黒柱的存在である。勝ち越し打はもちろん、最終回、ショートでのファインプレーもあり、攻守両面でチームを支えている。新チームが始動したばかりだが、彼がいることでチームに厚みを持たせることができている。今後彼の活躍には目が離せないだろう。
(11月10日・瀬尾高徳)
☆コメント☆
市野選手
ーチャンスでどのような気持ちで打席に入ったか
何とか後輩、同期がくらいついて自分に最高の場面を回してくれたので、自分が絶対に決めてやるっていう、打たなきゃ死ぬくらいの覚悟で打席に立ちました。
泰道選手
ー新チームに対する印象は
やっぱり新しいチームでみんな1人1人が意識高く、居残り練習とかも夜遅くまでやるような、すごい練習熱心な代なので、やっぱりあとは投手陣を見ると、誰か抜きん出て「こいつなら任せられる」っていうピッチャーがまだいない現状だと思うので、やっぱりそこは僕が引退した後も引き継いで、しっかり指導していけたらいいなと思っています。
加納学生コーチ
ー次回に向けて
今日は声があまり出ていなかった。最終回みたいな声が継続して出せるようにしたいです。

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