【ホッケー部女子】1部昇格は来季以降へ持ち越しに。惜敗喫し涙の引退

◆2019年度関東学生秋季ホッケーリーグ戦 入れ替え戦◆

11月30日 対学習院大 駿河台大ホッケー場

試合後、引退する4年生を囲み笑顔を見せる選手たち

今春2部に降格した立大。秋リーグは1部復帰だけを目指してきた。入れ替え戦の相手は、1部で何度も戦ってきた学習院大。「笑顔で終わりたい。勝ちたい」(主将・寺木=文4)。4年生の引退試合も兼ねたこの試合にかける思いは格別だった。試合は、第2Qにて学習院大が先制。その後#19小野(社2)や#13安達(文2)がゴールを脅かすも得点には至らず。0−1で惜敗を喫し、1部昇格はお預けとなった。 11月23日の順位決定戦では先制点をあげ、今季アシストとしても大活躍の安達は序盤から相手のマークに苦しんだ。#29廣瀬(コ4)や安達がドリブルでゴール前までボールを運び、小野もゴールを狙ったが得点には繋がらず。チャンスは作るも「最後決めきれなかった」と選手たちは口を揃えて振り返った。

ボールに狙いを定める副主将・廣瀬

 失点は、第2Q開始10分。PC(ペナルティーコーナー)で相手の打ったシュートが、寺木の足に当たり反則を取られた。サークル内においてゴールとなっているはずの得点が妨げられたとみなされ、PS(ペナルティーストローク)のファールに。ゴール前でGKと攻撃側とが1対1の勝負を行うPSは、「私自身やるのが初めてだった」とGK・市村(コ3)。ボールと同じ方向に飛ぶも、あと一歩及ばなかった。「あとちょっと早かったら止まった」。試合後、悔しさをにじませた。

プレー中の主将・寺木。最後まで、持ち前の明るさとプレーで部を牽引した

この結果、2部残留が決定。「後輩に1部の舞台を残してあげられなかったのが本当に今は一番悔しい」と寺木は胸の内を語った。2部に降格し、主将としての責任を感じて一人で抱え込んだこともあったという寺木。それだけに、自分たちの代で1部に戻したかった。その寺木の想いが「心に響いた」と市村。目標は受け継がれていく。今春に新しく加入した11人の1年生も来年からは主力になる。来春からは戦力を一新し、1部の舞台を目指す。

(12月17日・洞内美帆)

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