【男子ラクロス部】 中大に圧勝!final進出に望みを繋ぐ!

◆2019年 関東Bリーグ final4◆

10月20日 対中大 立大新座キャンパス多目的グラウンド

Final4初戦。対戦相手は先月Aチームが惜敗を喫した中大。Final4に残った4校が総当たりし、勝ち上がった2校が出場できる全国大会、Final進出に向けなんとしても勝ちたい一戦だ。試合は、相手に先制点こそ許すものの、第2Qで追いつくと連続得点で一気に逆転し立大ペースに。そのままリードを守り切り、5-2で見事白星を飾った。

ディフェンスを交わしボールを運ぶ#97櫻井(済2)

この日は曇り。そのせいもあってか、どんよりとした雰囲気が会場に漂っていた。試合開始早々、中大に先制点を許す。いきなりの得点に応援も静まり、観客も驚きを隠せない。しかし、選手たちは落ち着いていた。「失点してもこっからこっからという雰囲気があった」とBチームキャプテンの#74加賀屋(現3)が振り返るように、立大は徐々にペースを取り戻し果敢にゴールに詰め寄る。だが、相手のゾーンディフェンスに苦戦し、第1Qを0-1の一点ビハインドで終える。

続く第2Q。雲の隙間から太陽が顔を覗かせ、グラウンドに光が差す。まるでこれからのSAINTSの躍動を暗示するかのようだった。試合開始1分、#74加賀屋(現3)のショットが決まる。この日のチーム初得点に観客は大いに盛り上がり、応援にも熱が入った。さらに開始6分30秒、#63熊田(済2)から#74加賀屋への素早いパスが通り、ボールを受け取った#97櫻井(済2)のショットがゴールネットを揺らす。タイムアウト明け、相手に得点を許すも、攻めの姿勢を崩さない。この試合唯一1年生でメンバー入りを果たした#12安藤(文1)も積極的にゴールを狙う。試合が動いたのは開始13分30秒。#26渡辺(法2)が距離のある所から、うまく抜いてショット。再び逆転に成功し、SAINTSの熱い戦いに観客もこの日一番の盛り上がりを見せた。第2Qを3-2で終え、後半に繋いだ。

得点を決め、笑顔で仲間に駆け寄る#74加賀屋(現3)

第3Qは開始約2分、#41石井(営3)がショットを決める、好発進のスタートで始まった。点数は4―2となり、立大が勢いづく展開となる。「集中!」と仲間から声が掛かると、#54星(現3)から#82青木(法2)にスピード感のあるパスを繋いでいく。途中、中大の流れに持って行かれるが、#97櫻井がボールをカットし流れを取り戻す。また、#45坂上(営3)が相手にプッシュをする果敢なディフェンスを魅せる。第3Q終盤、#23並木(文4)が#82青木に、地面に落ちたボールを即座にパスするファインプレーで、中大にボールがいかないように意地のプレーをする。個々の力が1つになり、全員で勝利に向かって戦っている姿が印象的な第3Qだった。

ゲームは平行線のまま第4Qを迎える。第4Qでは、#12安藤がゴール裏で相手を抑えるディフェンスを繰り広げ、再び立大の勢いを取り戻す。その直後、石井が第3Qに続いてスピード感溢れるショットを決め、点数は5−2となる。
また、#50小澤(コ3)のフェイスオフの直後、#74加賀屋が体を張ってボールを守る主将魂を発揮した。オフェンスもディフェンスも120%の力で戦い、5−2で立大の勝利が決まった。

FINALを決める第一戦で、勝利を勝ち取った立大。26日に行われる早稲田戦で勝利すれば、Bチームの全国1位を決める戦いに進むことができる。悲願のBチーム全国1位という旅への切符を掴むために、彼らは今日も努力を続ける。

(10月20日・大類遥・加賀見真央)

◆コメント◆
Bチーム主将 #74加賀屋(現3)
―今日の試合を振り返って
台風で練習があまりできていなかったので、不安だったが、実際に試合をやってみると良いプレーが全体的に出来ていたので、良かったなと。ホッとしています。

―次戦の早稲田戦に向けて
今日の試合では、得点した全員で盛り上がるし、失点しても全員でこっからこっから、という雰囲気があってチーム全体で戦うことが出来ました。1週間という短い時間なんですけど、しっかり準備して臨みたいと思います。

#89松葉(営2)
―今日のチームの雰囲気は
良かったと思います。先制点一点取られた後に、すぐ逆転できたんで、それが結構大きかったかなと。

―個人的には
最近試合出れてなくて久々に出たので、1本目止めた時に結構集中してるなって思いました。そのあと自分の中でいい感じに入ったんで、落ち着いていたかなと思います。

#26渡辺(法2)
―次戦への意気込み
とりあえず点を取って、自分が点を取るとチームの勢いづく感あるので、早めに点取りたいっていうところはあります。次は先制点決めて、ディフェンスを楽にしてあげられたらなと思います。

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