【ホッケー部女子】伝統の同立戦 新チームでの課題見える

◆第13回同立ホッケー定期戦◆

12月15日 対同大 立大富士見総合グラウンド

試合前、円陣を組む選手たち

慣れ親しんだ富士見での今シーズン最終試合は伝統の同立戦。新チームでの課題が見えた試合となった。

1〜3年生が中心となって戦い、新チームの力試しとなった今試合。序盤から同大ペースが続いた。関西遠征の際に何度か練習試合をした相手だが、細かいパスを繋ぎチームプレーで攻めてくる戦術に翻弄された。右サイドからのシュートで先制点は同大のものに。第2Qではペナルティコーナーのチャンスを3回奪われ、うち1回はゴールを決められ、0-2で前半を折り返した。

なんとか点を取りたい立大は後半からキャプテン・古谷(コ4)を初めとする4年生が出場。エース・高久(文4)のパスから古谷がシュートを放つ場面などもあったが得点ならず。第4Qの前半では同大に追加点を決められ、終始劣勢のまま試合は終了。一度ペースを奪われると自分たちの元に戻すことができず、0―3という悔しい結果で平成最後の定期戦を終えた。

最高の引退試合から約1か月。引退以来、初めて全員で集まった4年生の選手たちは久しぶりの再会を楽しんだようだ。「同期には感謝しかないし、やっぱり好きだなあと思います」。古谷ははにかみながらも周りへの感謝の言葉を口にした。「ホッケーが楽しくなれたのは立教のホッケー部に入れたから」。中学、高校と続けてきたソフトボールを辞め、大学から新しく始めたホッケー。「1年生の時に入部を決めて本当に良かった」と目を細めて語る古谷からは立大ホッケー部への愛がにじみ出ていた。

今シーズン、春秋通して1部リーグ5位という創部史上初の好成績を残したホッケー部女子。4年生が抜けることにより、新チームは人数的に厳しい状況へと陥る。この日見えた課題を今後に活かし、来シーズンもまた歴史を塗り替えることができるのか。勝負の春季リーグは来年4月に開幕する。
(12月22日・洞内美帆)

◆コメント◆
古谷# 24
―引退の気持ちは
同期とか仲間とかがいる学生しかできない限られた環境の中でやる部活が終わってしまうのはやっぱり寂しいです。
―後輩に期待することは
プレッシャーをかけたくないというのが正直な思いです。私たち13人が抜けたことで下の代はすごく人数が少なくて、結構今まで試合に出ていなかった子たちが出るので、今までよりも厳しい環境になってくるから、私たちの果たせなかった目標を託すのはちょっと心苦しい。でも、今年春秋通して1部リーグ5位という成績を立教大学で初めて残すことができたので、こういう風にこれからも歴史を塗り替えて欲しいなとは思います。

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