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【応援団】団長・黒田雄介、人生最後の『学生注目!』。「これが最後だけど、俺にとっては人生の始まり」/あいさつ全文

◆第五十六団祭「十字の下に」◆
12月8日 立大タッカーホール

「学生注目!」。雰囲気はうって変わり、笑顔で切り出した【撮影・小西修平】

立大タッカーホールにて第五十六回団祭「十字の下に」が行われた。以下、団長の黒田(文4)によって行われた最後の「学生注目!」の全文。

「学生注目!」

学生注目!俺の応援団人生も終わろうとしている。(黒田ー!!)…でも最後は笑って終わりたい。いろいろ言いたいことがあるかもしれない。自分でわからないけど、聞かれたらどんどんボロボロ出てくるかもしれない。でも、めちゃくちゃ溜め込んでた!めっちゃ溜め込んでた!…えっと…。(頑張れ黒田!)ありがとうございます!

「応援団人生で大事にしていることはほとんど教わった」

まずはじゃあ、手始めに去年お世話になった先輩方。本当に優しくて、自分は大好きだった。めちゃくちゃいろんな思い出がある。だけど、途中からうまくいかなかった。それは色々まあ、関係がもつれたりした。あまり人間関係がうまくないからちょっと、その辺は難しかった。だけど、本当に先輩のことずっと好きだった。でも、1つだけ言いたいことがある。去年のリーダー部新入生入れすぎ!叙々苑とか連れていかなくていいから!そのせいで騙されて、最初10人とか11人とか入った。結局今幹部になって、いろいろ指導してるとやりづらかった。めっちゃ難しかった。でもそれ以外は本当に大好きだった!そこだけ本当に気に食わない!でも、リーダー下級は本当に好きだ!お前らのことを恨んでいるとか全然そんなんではない!

そして2個上の先輩方!2個上の先輩方は同じぐらい大好きだった!だけど、当時のリーダー部長の遠藤先輩(16年度卒)とか、めちゃくちゃ厳しかった。なのに、旗手長の前澤先輩(16年度卒)とか本当に優しかった。それが絶妙に気持ち良かった!だけどやっぱり、遠藤先輩が厳しすぎた!今日もどこかにいるだろう!さっきも会った!蹴ってやろうかと思った!!(拍手)でも、自分が応援団の生活の中で大事にしていることとか、ほとんどあの先輩方から教わった。俺が2年の時に色々厳しく指導してくださったおかげで今俺は、わかんないけど、一人前のリーダーになれたと思う!どうもありがとうございます!(拍手)

そして、3つ上の先輩!俺が1年生の時の4年生の先輩である!先輩方は今日来てるのかわからないけど、吹奏楽部の幹部の方だった。3人とも吹奏楽部の方なのにリーダー部のこともやって、本当に尊敬していた。でも、やっぱり1つ言いたいことがある。合宿厳しすぎ!練習きつすぎ!リーダーやってないからメニューとかわかってなかった説があるが、その時に自分は初めて辞めたいと思った!ソッコー辞めてやりたいと思った!でも、そこが自分の応援団人生の始まりであり、自分の根本にあったところなので、本当に感謝している。

「本当に幹部になって恵まれた」

そして、後輩!後輩は本当に、自分の人生の中で後輩を持ったことがなかった。体育会とか、部活とか入った経験がほとんどなかった。だから、大学では厳しい部活に入ってやろうと思ったのがきっかけなんだけど、付き合い方が自分にとっては難しかった。どういう風に接していいのか最初はわからなかった。特にこういう風に、上下関係が厳しいと難しいところがあった。だけど、本当に今見渡すと、リーダー下級生もいっぱいいるし、後ろに吹奏もいる。チアもいっぱいいる。本当に幹部になって、恵まれたと思った!みんな本当にありがとう!本当になかなか伝えられないし、これを伝えられるのは最初で最後。本当にありがとう!

「こんな経験できたのも俺だけだ」

ちょっと今思い出した!リーダー同期がもう2人いた!1人は夏合宿前に「つれえわ…」って言って辞めて、もう1人は気付いたらいなくなっていた。…今日来ている!実際、辞めた当初は「どのツラ下げて来るんだこの野郎」って思ってた!「1人にしやがって」とか思ってた!だけど、3年4年と年が上がっていく中で、毎回(「十字の下に」に)来てくれるから俺は嬉しかった。それが結構俺の応援団人生の中で、ネックだった。俺の応援団人生が辛かったと言えば、最初にそれが思い浮かぶ!だけど、今思えば、それのおかげで気付いたことがたくさんあった。今振り返ってみれば、全部がいい思い出だった。こんな経験できたのも多分俺だけだ!この世界で俺だけかもしれない!本当に誇りに思いたい!

「人前では絶対に泣かない」。潤んだ目から涙は落ちなかった【撮影・小西修平】

「俺、逃げたことがある」

最後に同期!同期とは、みんなチア吹奏で、俺だけリーダーだから、なかなか打ち解けてないところ、話してないことがあった。話せないこともいっぱいある。相談したくてもできない時もいっぱいあった。でもみんなはいつも、俺の周りで、頑張って支えてくれていた。

俺、逃げたことがある。その時も、自分の穴を埋めてくれた。ちょっと根に持たれているかもしれない。ここで謝りますごめん!(拍手)だけど、本当に、自分を支えてくれてありがとう。そろそろちょっと、久しぶりに涙腺が緩んできたからやめようと思う!人の前では絶対に泣かない!とにかく本当にありがとう!最後に、自分を支えてくれた応援団外部の方々、先輩方、OBOGの方々、役員の方々、すべての方々に、感謝を申し上げます。本当にありがとう!

本当に、上下関係とか不得意だから、付き合い方もちょっと難しかった。年上の先輩方とかうまく話せなかった。特に1人になって、先輩方に本当に感謝している!正直自分はリーダー同期がいなかったから、先輩方のことを、ダメだけど、リーダー同期のように考えていた。それが自分にとっては心の支えだった。本当にありがとうございました!

「これが最後だけど、俺にとっては人生の始まり」

学生注目!そろそろ時間がやばい!そろそろ締めたいと思う!グダッちゃってごめん!俺は本当に、応援団に入って幸せだった!これが最後だけど、俺にとっては人生の始まりだと思っている!ここからもっともっと、気合い入れていくぞ!最後みんなで気合いいれて、第一応援歌歌いたいと思う!ここで体育会の4年生!壇上に上がって欲しい!第一応援歌いくぞ!

(12月8日・第八十七代団長 黒田雄介)

4年生が登壇するまでの間、顔を押さえて後ろを向く。男・黒田雄介は最後まで揺るがなかった【撮影・小西修平】

(12月8日 編集/小西修平)

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