【女子バスケットボール部】関東リーグ最終戦!快勝を収め、一部昇格入れ替え戦への切符を掴む
◆第75回関東大学女子バスケットボールリーグ戦2部A◆
10月26日 対桐蔭横浜大 共栄大学
立大 98―65 桐蔭横浜大(36―16、21―14、26―24、15―11)
9月初頭に幕を開けた関東リーグもついに最終戦を迎える。リーグ戦全勝を目標に掲げていた立大だが、前日の松蔭大戦で惜しくも初黒星を喫した。その悔しさを胸に挑んだ桐蔭横浜大戦。立ち上がりから立大が主導権をにぎり、そのままのペースで試合を展開する。前半を大きくリードして折り返すと、後半も勢いを緩めずに立大らしい攻めのプレーで相手を圧倒。危なげなく試合を締めくくった。攻守が噛み合い、全員が躍動した立大。堂々のリーグ優勝を飾り、一部昇格への入れ替え戦切符を手にした。
試合開始早々#1村上(コ4)の放った3Pが鮮やかにネットを射抜くと、会場が熱気に包まれる。その後も#3田平(社4)のスリーや#11前田(ス3)のポストプレーが続き、序盤から立て続けに得点を奪う。第1Q後半には#21岩見(現3)がリバウンドで存在感を発揮。セカンドチャンスから確実に勝ち点を重ねる。オフェンスで主導権をにぎった立大は36―16と大きくリードして第1Qを締めくくった。
続く2Q、#27阿部(営1)の粘り強いリバウンドがチームを再び流れを引き寄せる。ゴール下で執念のボール奪取を見せ、得点機会を演出した。#5川崎(文3)の的確なアシストも冴え渡り、次々とチャンスを作る。一方の横浜桐蔭大は、持ち味の3Pシュートで得点を重ねていくが、立大は守備でも粘りを見せた。鋭い読みでボールを奪い、速攻から確実に得点を伸ばす。敵陣と27点差という圧倒的なリードで前半を折り返した。
迎えた後半、立大の勢いは止まらない。阿部が3Pを沈めると、岩見も負けじとスティールからの速攻レイアップを決める。3Q中盤には、1年中心の布陣に切り替わるも立大のリズムは崩れない。#78下川(観1)が途中出場とは思えぬ勢いでゴールへ切り込み、鮮やかなレイアップでネットを揺らした。相手の3Pが決まり始めるも、それを上回る勢いで#2渡部(済1)が立て続けに3P。会場の熱気は一段と高まる。
最終Qはやや得点が伸び悩んだものの、前半で築いた点差は揺るがなかった。桐蔭横浜大は、粘り強い守備で立大の攻撃に対抗の姿勢を見せる。集中したプレーで食らいついき、得意の3Pでネットを揺らす。立大はタイムアウトで気持ちを整え、再びコートへ。最後まで集中を切らすことなくプレーを重ねた。試合はそのまま98―65でタイムアップ。33点差の大勝で、立大が最終戦を白星で飾った。
前日の悔しさを糧に挑んだ最終戦。全員が自分の役割を全うし、立教らしいバスケバスケットを体現した。精神面での成長も随所に光り、チームとしての完成度を示す一戦である。次戦はいよいよ一部昇格をかけた専大との大舞台。「自分たちはチャレンジャー、絶対に一部へ上がりたい」と語る主将・田平の表情には、覚悟と自信が滲む。立大女子バスケットボールの試合は、次なる舞台へと続く。
(10月26日・渡邉京佳)
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◆コメント◆ #3田平選手 (社4)
―リーグ戦を走り切って
去年初めての一部を経験して、降格してから挑んだ今年のリーグでしたが、全勝優勝を掲げて、昨日負けて達成はできませんでした。一位で入れ替え戦に行けるというのは決定して、そこは目標である一部にあと一歩のところまで来られたので、そこは良かったと思います。でも来週が本番なので、来週の入れ替えが終わるまではみんな多分ひと安心できないかなという感じですね。
―リーグ戦全体を通してプレー面を振り返って
リーグ戦は監督がずっと簡単な試合はないって言っていたのですが、その通りで、結構接戦にもつれる試合だったり、延長になる試合だったりが多かったです。どのチームも必死に来ていたので、プレー面だと、一位になれたのもチーム全員の力だと思います。一年生から四年生まで全員が自分の力を出し切ってなれた結果だと思うので、練習の成果だったのかなと思います。
―今日の試合を振り返って
昨日初めてリーグ戦で負けて、結構チームが沈んでいました。でも最終戦は同じことが起こらないように楽しんで終わろうと言っていたので、今日は最初から自分たちらしいバスケができました。全員出場もできて、 立教らしいバスケができたので良かったと思います。
―1Qで3Pを積極的に打ちに行ったのは最初から決めていたのか
決めていたわけではないですが、結構自分の前が空くことがあって、積極的に攻めようと思っていたので結構打てました。
―入れ替え戦に向けて専修大への印象
去年のリーグ戦では1勝1敗という結果で、SPBFでは勝ちましが、やはり一部は二部より全然強度が高いです。その中で専修大学さんはずっとやってきているので、自分らは今週一週間でしっかり強度の高い練習をやって挑まなきゃいけないというのもありますし、自分らがチャレンジャーっていう気持ちを忘れずに、本当にやるだけだと思うので、絶対に一部へ上がれるように頑張ります。
ー入れ替え戦に向けて意識していきたいこと
立教はすごく練習から明るくて、みんな楽しそうにバスケをやっているんですけど、楽しくやっているからこそ強度が低くなってしまう時もあります。なので強度が高い練習を保ちながら、みんなが楽しくバスケをしながら、今週一週間はプレー面を突き詰めていきたいです。あとは本当に気持ちの勝負になると思うので、自分らが絶対に一部に上がるという気持ちで挑みたいと思います。


