【ソフトテニス部女子】涙の入れ替え戦。来春のリベンジ誓う

◆平成30年度関東学生ソフトテニス秋季リーグ戦入れ替え戦◆

10月28日 東経大武蔵村山キャンパス

立大 1-2 青学大
松永・土井 5-4 神崎・保科
寺戸 2-4 桒野
中村・吉原 3-5 廣澤・十九浦

秋季リーグ5敗、1部最下位で迎えた入れ替え戦。松永(文1)・土井(文1)ペアが初戦を勝利で飾り、幸先の良いスタートを切った。が、その後2試合で勝ち星を逃し、1-2で敗戦。2部降格をなった。2011年春に創部初の1部昇格を成し遂げてから1部で活躍してきた立大ソフトテニス部女子にとって7年ぶりの降格、彼女たちの頬には涙が伝っていた。

1ペア目の松永・土井は緊張を隠せなかった。「前の入れ替え(今春)の時とは気持ちが違くて、不安で、勝てるんかなって」(土井)。インカレ準優勝の立役者はもう自由奔放な“ルーキー”ではない。チームを背負い戦っていた。ゲームを取って取られ4-4で迎えたファイナルゲーム。デュースまでもつれ込むも最後は意地のプレーで勝ち取った。初戦の勝ち星を掴み、2人は安堵の笑みを見せた。続くシングルスは新主将・寺戸(文3)。2ゲームを相手に先行されても、相手のミスを誘うショットで落ち着いて取り返した。しかし2ゲームの差を埋められずに2-4。流れに乗ることはできなかった。最後に出場したのは中村(文2)・吉原(コ2)。入学してから昨春・今春に続き3回目の入れ替え戦になったが、出場したのは初めてだった2人。0-2で迎えた第3ゲームから意地の巻き返しを見せた。「相手もダブル後衛だから粘るしかない」(中村)と、苦しいラリー戦を何度も制した。ベンチの応援にも力が入る。連続で3ゲームを奪い、3-2。手に届くところに勝利が見えた。が、その後のラリー戦では崩され相手ペースに。最後は焦りからミスがうまれ3-5。敗戦の悔しさに顔をゆがめた。

笑顔を見せる松永(右)・土井(左)

涙を溜めた寺戸の口から絞りでた言葉は「悔しいです。いつもみたいに楽しくプレーできなかった」と胸の内をこぼした。知らず知らずのうちに新主将の背中にプレッシャーがのしかかっていた。いつもは明るくインタビューに応じる土井も悔しさで涙をにじます。「(インカレの時の)イメージが良すぎて、そこにいけないのが悔しい」ともどかしさを吐露した。

立大の現状について中村は「オンとオフはしっかりしている」「よくはなっている」と感じていた。寺戸も「メリハリのあるチーム」作りに尽力してきた。寺戸はじめ、新生立大ソフトテニス部女子の努力が実を結ぶのはいつなのか。リスタートを切った彼女たちから目が離せない。(11月12日 日野雅由子・彦坂秋恵)

ガッツポーズする寺戸と得点に盛り上がる選手たち

◆コメント◆

寺戸 
「立教らしさっていうのは変えたくないので、立教らしさっていうのをいかしていきながら、練習もオンオフ意識して仕切って、やるときはやる、メリハリのあるチームにできるようにしっかりしなきゃいけないと思います」

中村
「目標は1部昇格なので、今自分が言った個人の見つめ直す部分とこれから話し合うチームの目標をまとめた上で、やりきる。やりきることを目標に本当に1からやっていきたいと思います」

土井
「今まで1部の中でビリですけど、1位になれるくらいの人が集まっているので、2部でも絶対勝てるようにして、絶対に1部に復帰できるように頑張ります」

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