【男子ラクロス部】主将・青木がナイスセーブ連発!最終戦で早大相手に大健闘!

平成30年度関東大学対抗戦Bグループ

10月7日 対早大 立大新座キャンパス多目的グラウンド

ついに迎えたリーグ最終戦。下入れ替えのピンチはなんとか切り抜けた。チームを牽引してきた4年生にとっては最後の試合。「楽しんでやろう」「後輩に伝えられることがしたい」「今までが間違っていなかったことを証明する」 それぞれの思いを抱き試合に臨む。迎え撃つのは日本一としてその名を轟かせる早大。立大は格上相手に常にリードを保ち、大健闘をみせたが惜しくも勝ち切れず同点で幕を閉じた。
第1Q開始直後から立大はショットを成功させ、勢いに乗る。すぐさま早大が攻撃を仕掛けてくるが、#89青木(社4)の全身を使ったナイスセーブで守り、得点は与えない。その後も早大の早いパス回しに苦戦するものの、グラボに競り勝ち、次々にチャンスを作る。試合中盤には#6伊藤(理4)が2得点を決め、立大はさらに勢いづく。早大のショットチャンスにも#30高貝(社2)が接点でボールを奪い取るなどディフェンス陣がチームを支える。しかし早大も黙ってはいない。巧妙なパスワークでディフェンス陣を切り抜け、何度もショットを放つ。1点を奪われたものの、またも#89青木が好セーブを連発し、ゴールを守った。

フェイスオフを奪うと、#1桑原(社4)が#44佐久山(済2)にパスを回しそのまま正面からのロングショット。第2Qも立大の得点によりゲームが始まった。#3柳井(済3)がグラボを奪い、チャンスを作るがショットは惜しくも枠外。その後も次々にショットを放つが、早大のディフェンスに阻まれる。立大が決めきれず苦しむ中、早大はゴール間際からのショットで2点を奪い、点差1点まで迫られる。終盤にも#3柳井がグラボを取ると、独走しゴールサイドから狙ったが、得点とはならなかった。

ナイスセーブを連発した青木

無敵艦隊の早大に1点リードで折り返す。予想外の展開と言っても過言ではないだろう。しかし、油断は禁物。後半に入り、猛攻を仕掛ける。開始直後から#6伊藤、#1桑原を中心に相手ゴールを攻め立てるが、ネットを揺らすことができない。しかし第3Q中盤、#6伊藤のショットが決まり2点差に。さらに終盤にも#6伊藤がショットを決め王者との差を突き放し、最終Qを迎える。

残り20分。耐えれば歓喜の瞬間が訪れる――はずだった。序盤に#17長谷部()がショットが決めたところまでは完全にSAINTSの主導権。だが、中盤から早大のスピードに圧倒され、1点差まで詰め寄られる。暗雲がチーム全体に流れる中、#6伊藤が相手DF陣が隙を見せたところに鋭いショットを決め、点差を広げる。しかし、王者の勢いは止まらない。
直後のF.O、グラボに成功した早大はその流れでゴールまで一直線。続く攻撃も素早いパス回しにDF陣が翻弄され同点弾を打たれる。残り2分て8-8。勝ち越しを狙うSAINTSは速攻を仕掛け#6伊藤がショットを放つもネットを揺らすことはできず試合終了。勝ち星は落としたものの、今季無敗の早大相手に大健闘を見せた。

「勝ち負けよりも目の前の球に全力で寄る、仲間の為に全力で走ることを後輩に伝えたい」と町田(社4)は語った。それぞれの思いを抱き戦った最後の試合だったが、皆口を揃え吐露したのは後輩への思い。「思い描いてた目標はそんな甘くねえぞ。かなり高いぞって伝えたい」。1年間戦い抜いたエースは後輩へこの言葉を贈った。1勝3敗1分。数字だけ見ればFINAL4には遠い数字だが、負け試合は全て3点差以内。昇格直後の内容としては十分に誇れる数字である。2年目来季は勝負の年。思い描いた目標への高い壁を打ち破って欲しい。

(10月14日・宮武瑞季 玉真拓雄)

◆コメント◆
上島ヘッドコーチ
―今日の試合振り返っていかがですか
勝てたんですけど、勝てなかったから残念です
―四年生の方達が最後ですが、何かお言葉ありますか
私がヘッドコーチになってから3年間私の方向性についてきてくれて一緒に汗流して悩みながらやってきたのでほんとに真面目に、真摯に取り組んでくれたので、僕が教えてもらったというかすごく尊敬できたというか、頑張ろうと思えたのは彼らだったからだと思うのでそこはありがとうと、これからも社会人として、OBとして同じ立場になるのでよろしくっていう2つですね。
#89青木
ー今日の試合を振り返って
過去4年間で一番いい試合だった。内容でね。アツイけど冷静に当たり前のことをやっただけなんですけどね。
―ホイッスルがなった瞬間
やっと終わった…って感じですね。それ以上にあー楽しかったな四年間って感じかな、、辛い時とか多かったけど、同期とか監督コーチマネージャーとか相談してる、みんなで考えたりした時間とかが楽しかったなと、部活やってないとできなかったなって思いましたね。
―主将という立場
主将っていうのは自分の中で初めて。難しいですね、やっぱり。良くも悪くも自分の指示通りに動いて実感して、迅速な判断とかはっきりした決断とかが求められる。
#1 桑原
―今日を振り返って
楽しかった。今日が最後って分かっていたし、楽しもうと思って臨んだ。やっぱりラクロスやっていて楽しいと思う瞬間が点取れた時で、今回予想外にも8点取れたから、めっちゃ楽しかった。
―4年間いかがでしたか
楽しかったかな。新しいスポーツに出会えて始めたし、いろんな仲間もできたし。先輩や後輩といろんな関わり合いをしていく中で、人として成長できたからやっていてよかった。
#99町田
ー試合を振り返って
誰もが早稲田がボロ勝ちするだろうと思っていた試合だと思うのですが、僕らからしたら今日は勝敗とか関係無かったんですね。この試合は勝敗より大事な伝えたい事があると。例えば目の前の球に全力で寄るとか、仲間のために全力で走るとか、後輩に伝えられる事がしたいと思って試合に臨んでいました。
ー後輩に向けてメッセージ
色々な壁にぶち当たると思うんですけど、この先。今までも何回もあったし。それでも前に進み続けない時があるし、逆に進み続けたからこそ、乗り越えられる壁があると思うし、見られる景色とかあると思うので絶望しちゃいけないよって伝えたいですね。
#18 弓田
ー今日のチームのプレーは
最高だったと思いますね。ディフェンスも守れるし、ゴーリーの青木は本当に今までにないくらいに止めてくれて、光祐も幸司もしっかりやることやって、自分は接点で相手にタックルしまくってグラボ拾ったりファールもらえたりという活躍方法だった。2年生はスピードで全員が全員活躍してこうという思いがあってとてもよかったです。これが今の実力で追いつかれてしまうのも正直実力だったかな。来年に期待ですね。
ー同期と後輩への思い
今までいろんな人、グループに出会った中で相当いい組織でした。しっかり意見言うところは言って妥協するところは妥協してぶつかり合ったりノリの良さだけで乗り切ったり。でも真面目な時は真面目で筋トレだってみんなちゃんとやったし密の濃い時間を過ごした仲間で大好きな仲間。
後輩は俺たちについてきてくれたし、支えてくれたし自分が頑張れる要所要所で活躍しようと言う意思は見れたので今後のSAINTSには期待できるし、同期全員で応援に行ってあげたりしたいです。
#4 中崎
―今日の感想
勝ちきれなかった、悔しいっていうのがまずあって、僕らが2年生の時にあすなろっていう学年試合の時も引き分けていて、自分たちの代でも教にかける意気込みっていうのはあって、悔しいです。
-後輩に向けて
特に僕はBチームにずっといてAに上がったんですけれど、Bに長くいて腐らずに成果を出し続けていればAにあがれるので、とにかく目の前の目標に向かってがむしゃらに追い続けていってほしいなと思います。
―自分のラクロス人生は満足?
そうですね、もう満足です。
#10 高子
―今日の試合が最後の試合だったが、率直な感想
勝つ要因も四年だったし、負ける敗因も毎回四年生だったので、今回勝つなら絶対四年生のMFとして、俺とか弓田とかがやんないといけないと思ってたので、ちょっと勝ち切れなくて、しかも自分が決めきれなくて申し訳ないと。もっと四年生の力で勝たせたかったなと思います。
―後輩の代に向けてメッセージは
MFはめちゃめちゃ優秀な後輩が多いので、その点に関しては本当に自信持ってもらって、来年日本一を目指せるチームだと思うので 僕たちが成長させてきたんですけど、この時点でもう超えてる後輩も出てきているので、MFはめっちゃ期待してます。
#19 川島
ー最終戦を振り返って
今日は最終戦ということもあって、こんなに応援してもらって、4年間ラクロスできてすごい幸せだったなっていうのを終わってみて感じます。
ーこれからのSAINTSに望むことは?
やっぱり自分たちがfinal4必達って言っていてできなかったので、全日、final4行ってほしいですねやっぱり。自分はクラブチームで社会人になってもやろうかなと考えているので、final4とかいって社会人チームとやるときに一緒に立教と戦えたりすると面白いなと思います。

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