【ホッケー部男子】新体制初戦、無念の黒星発進

◆2025年度関東学生ホッケー春季リーグ◆

4月20日 対東海大 大井ホッケー場サブピッチ

ボールを追う宮丸(法4)

春らしい暖かさを感じた4月20日。2部優勝、1部昇格を目指す戦いが大井ホッケー場から始まった。東海大相手に奮闘するも、粟国世代の初陣は悔しくも黒星スタートとなった。

試合前に円陣を組む選手たち

始まった第1Q、序盤は拮抗した戦いが続く。しかし中盤7分、東海大にPCを許しフィールドには緊張が走る。相手チームは連携を欠き得点には繋がらず、立大は失点を免れた。開始11分、相手チームのプレイヤーの鋭いドリブルでセンターライン付近から一気にゴールまで攻め込まれる。しかしここは立大の守護神である宮脇(文3)が守り切り、得点を許さなかった。

ゴールを守る宮脇

続く第2Q、開始から果敢に攻め荒川(社3)がサークル内に侵入しPCを獲得。長井(済4)が正確なボールを出し宮丸(法4)がシュートを放つも、ゴールを捉えられなかった。開始12分、相手選手がゴール前に迫り、無情にもボールはキーパーの横を転がりゴールイン。先制点を許してしまう。その後は東海大の勢いに飲まれ、立大らしいプレーができないまま前半を終えた。

スティックを構える本間(済4)

後半第3Q、試合中盤までで3回の東海大のPC。ついに最後のPCでシュートを決められ、相手の追加点を許してしまう。その後も勢いに乗った東海大に押され立大に焦りが見えたが、ラスト10秒でチャンスが到来。古谷(済3)が相手のパスをカットしボールを奪う。次にボールは山田(済3)に移り、そこからはテンポの良いパス回しでゴール付近までボールを運ぶ。格好のチャンスを前に、本間(済4)が渾身のシュート放つもわずかに軌道が外れボールはゴール外へ。惜しくも得点には至らなかった。

パスする先を見据える荒川(社3)

なんとしても得点が欲しい最終第4Q。立ち上がりから守備に阻まれ、簡単にはサークル内に侵入することができない。思うようにペースをつかめず焦りが募る中、さらに東海大にPCを与えてしまうが、ここは古谷が防ぎ切り難を逃れた。流れを引き寄せたい中で迎えた開始12分。遠藤(済4)、本間、そして粟国輝(営4)にパスが繋がる。粟国が相手3人に囲まれながらも巧みにボールをキープし、攻撃のリズムを崩さない。何とかサークル侵入を狙うが、東海大の守備陣は一枚岩のように固く、決定的なチャンスを作り切れない。荒川(社3)サークルラインからシュートを放つも阻まれ、惜しくもゴールとはならなかった。

今試合には3月に卒業した卒業生たちも応援に駆け付け、後輩たちに熱い声援を送った。そんな中での一戦だったが、惜しくも勝利には届かず、課題の残る結果となった。しかし、新主将粟国輝率いるチームはすでに次戦、東大戦に向けて前を向いている。白星スタートこそ逃したものの、今リーグの目標は途絶えたわけではない。積み重ねる一戦一戦の先に、仲間と目指す2部優勝、1部昇格の景色がある。さらなる飛躍に向けて挑戦は続く。

(4月30日・横田侑奈)

◆コメント◆今季から主将として部を引っ張る粟国輝選手

―今日の試合を振り返って

目標が2部優勝、1部昇格で1戦目は残念ながら負けということになってしまったんですけど、その道が途絶えたわけではないので、雰囲気を大きく変えて第2試合に勝ちたいなと思っています。

―東海大との試合に向けての対策

相手チームがスクープボールというか、空中を使うチームだということは分かっていたので、そういう空中戦の対策はしました。

―試合の良かったところと課題

自分たちが攻めていくという、元々決めていたパターンができたのは良かったです。課題としては、やっぱり雰囲気の面で相手に押されてしまった、先制点を取られてしまった。この2点は課題としてあります。

―新体制となってから部の雰囲気や部員の意識の変化を感じた場面

試合前で言うと、ミーティングの時に割と下級生がすごく意見を言ってくれて、「自分たちで戦うんだ」みたいな気持ちが出ていたのはすごくうれしかったというか、変わったところかなと思います。

―次の東大戦に向けての意気込み

次は絶対勝つというところは絶対条件なのでそこは1番に掲げたいです。あと立教らしさが出るときにはすごくポジティブな空気感が出るので、それを作っていきたいですね。

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