【馬術部】インカレ障害飛越競技!兵庫・三木の地で火花を散らす!

◆第73回全日本学生賞典障害馬術競技大会◆

11月2日~3日 兵庫・三木ホースランドパーク

11月2日~3日にかけて、兵庫県三木ホースランドパークにて第73回全日本学生賞典障害馬術競技大会が開催された。全国各地から有力選手が集まった今試合。立大からは中込、宮澤、嶋岡ら3選手が団体チームを組み、決戦のインカレに臨んだ。

聖修にまたがる嶋岡

障害飛越競技は、コース内に定められた15個の障害物を順番に飛び、障害を1つ落とすと4点減点、規定タイムの80秒を1秒超えるごとに1点減点。さ総減点の少ない選手から順位づけがされるルールだ。また、馬が障害物を飛ぶことを怖がった場合は反抗が取られ、1反抗で4点減点、2反抗で失権(失格)となる。
立大1番手は1年生の嶋岡。関東大会から引き続き、聖修(ヤマノウィザード)とタッグを組みインカレへと臨んだ。1走行目は落ち着いて場内を走行。障害を4つ落とすも規定内のタイムで完走する。続く2走行目ではなかなか聖修との息が合わず、2回の反抗を取られる。惜しくも2走行目で失権となり、ほろ苦いインカレデビュー戦となった。

聖原と障害物を飛び越える宮澤

次に登場したのは宮澤。自身初のインカレの大舞台へと臨んだ。第1走行は5番障害までは落ち着いて走行を行うも、6番目のトリプル障害で聖原の足が止まる。ここで1反抗を取られ再び走行を試みるも、馬との息が合わない。1走行目は2反抗となり失権となってしまった。
リベンジをはかりたい2走行目。1回目で失敗した障害をクリアし、後半の9番障害へと向かう。ここで1度反抗を取られるも、冷静に馬と息を合わせる。軌道修正をはかりコースを無事完走。1回目の雪辱を果たし聖原との走行を終えた。

BMWミッションベイと息を合わせる中込(異4)

立大から最後に登場したのは中込。今年で4度目のインカレを迎えた中込は4年間ペアを組んできた愛馬・BMWミッションベイと場内へ駆け出した。1走行目は減点24点となるも、2走行目は障害減点を減らし16点となる。2走行合計で減点40点となり自身最後のインカレを締めくくった。「4年間インカレに連れてきてくれてありがとう」と試合後にはBMWミッションベイへの感謝を口にした。3選手が奮闘し、三木の地で戦い抜いた2日間。選手それぞれがハイレベルなインカレで課題を見つけることとなった。

(11月6日・平岡薫奈)

◆コメント◆ 中込選手
-試合を振り返って
馬もかなり高齢で今年が最後のチャンスかなと思って出場したのですが、初日は馬も会場が変わったりして少し元気になってしまって、障害物を多く落としてしまったのですが、2日目は馬も落ち着いてきたのもあって軌道の修正はできたかなと思います。

-4度目の障害競技を振り返って
やっぱり馬の状態的には今年はすごく去年に比べては良かったと思うのですが、年齢との戦いというかそういうところも加味して、少し馬の体調が良くなかったりもして難しかったところもあったと思うのですが、すごく馬も応えてくれたかなと思います。

-2走行目を振り返って
最初はいい感じかなと思ったのですが、最後の失敗を除いてはすごく馬的には頑張ってくれたので良かったなと思います。

-馬場競技に向けて
スプレンディット(聖真)もいつもはいい感じなのですが、最後まで気が抜けない馬なので、とりあえずラストのインカレなので精一杯頑張ります。

 

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