【野球部】柴田颯が３点本塁打など立大打線爆発！投手陣は１失点に抑え快勝

夏季オープン戦

６月25日　立教大学野球部グラウンド　対明星大

最高気温が36度となり、灼熱の中行われた明星大戦。立大は初回に柴田颯（社４＝札幌一）が３点本塁打を放ち、先制に成功する。２回には鬼頭（文２＝横浜）、鈴木唯（コ１＝東邦）が連続適時打で２点を追加し、明星大を突き放した。リードをもらった先発・島田（コ４＝龍谷大平安）は立ち上がり制球に苦しむも、６回を１失点にまとめる。打線は４回、５回にも得点を重ね、主導権を渡さず終盤に持ち込んだ。７回には竹中（コ１＝大阪桐蔭）がマウンドに上がると、バランスよく変化球と直球を織り交ぜる投球をみせる。３回をパーフェクトピッチングに抑え、試合終了。投打が噛み合った立大が快勝した。

先制の３点本塁打を放った柴田颯

この日の打線には暑さが乗り移った。初回、四球と安打で１死一、二塁のチャンスを迎える。ここで打席には４番・柴田颯。高めの直球を振り抜くと、打球は空を切り裂き左中間ネットに突き刺さる。逆方向への先制３点本塁打となり、ゆっくりとダイヤモンドを回った。２回は岩本（コ２＝報徳学園）の安打などで無死一、二塁とし、鬼頭が右前へと適時打を放つ。続く鈴木唯も初球をたたき、フェンス直撃の適時二塁打でリードを５点に広げてみせた。

力投する島田

立大の先発は島田。立ち上がりは制球に苦しみ１点を返されるも、それ以上の得点を与えない。６回まで球数を要したが、ここぞの場面では直球をコースに決めきった。ピンチの場面で痛打された春季リーグ戦からの「進化」を感じさせた右腕は、酷暑の中６回まで腕を振った。

この日３打数３安打と大活躍した鬼頭

一方の打線は中盤でも攻撃の手を緩めない。４回、２死から安藤碧（社３＝明石商業）が右超え二塁打を打つ。続く柴田恭（コ２＝東明館）は四球を選び、２死一、二塁とする。戸丸（コ２＝健大高崎）が追い込まれてからの４球目を中前へ運び、打点を記録。下位打線で１点を奪ってみせた。続く５回には鬼頭の四球と盗塁で１死二塁とすると、代打・渡部（コ３＝山形中央）が６球目を捉え、中越え適時二塁打を放つ。２死後、代打の吉岡（コ４＝広陵）にも適時打が飛び出し、この回に２点を追加。立大打線が爆発した。

３回をパーフェクトに抑えた竹中

７回からは期待の一年生右腕・竹中が登板。圧巻の投球を見せる。まずは相手のクリーンアップを相手に直球で２三振を奪うなど簡単に片づけると、８回も１三振を奪う。味方のベンチからも１年生右腕への励ましの声が飛ぶと、それに応えるように最終回は連続三振で試合を締めくくった。

序盤から得点を重ね、終わってみれば８得点。上位打線でチャンスを創出し、中軸で５得点を奪う。下位打線でも追加点を奪うなど理想的な攻撃が続いた。一方の投手陣も安定した投球で１失点。季節と共に、確実にこのチームは前進している。猛暑の中、春季リーグからの「進化」の予感を感じさせてくれた。

（６月29日　山岡雄一郎）