【野球部】終盤まで緊迫した投手戦!連敗脱出なるか・・・〈春季リーグ戦 慶大1回戦〉

2024年度東京六大学野球季リーグ戦

月4日 対慶大 明治神宮球

打者成績

位置 選手名・学年・出身校 打数 安打 打点 四死球 本塁打
[4] 田中祥(コ4=仙台育英)
落合(ス2=東邦)
[4] 齋藤大(コ4=東北)
井上太(コ4=東農大二)
鬼頭(文4=横浜)
[6] 柴田(コ4=東明館)
[3] 丸山(コ2=大阪桐蔭)
中本(法3=桐光学園)
平野(コ4=春日)
[7] 西川(社3=神戸国際大附)
H7 山形(コ3=興南)
小林隼(コ1=広陵)
北田峻(コ3=報徳学園)
[9] 菅谷(コ4=市立船橋)
[8] 桑垣(コ3=中京大中京)
[2] 戸丸(コ4=健大高崎)
新村(済4=東海大高輪)
[1] 小畠(営3=智辯学園)
吉野(コ3=仙台育英)
岡本豪(コ4=報徳学園)

投手成績

選手名・学年・出身校 投球回 球数 被安打 奪三振 与四死球 自責点
小畠(営3=智辯学園) 94
吉野(コ3=仙台育英) 22

ゴールデンウィーク真っ只中、両校ともに多くの観客が集結。大観衆の応援が響きあう中、慶大との一戦が始まった。慶大とは現在19連敗中と相性の悪い相手。初回からお互いにランナーを出すも無得点で試合が進む。8回表には代打小林(コ1)の二塁打などで無死二、三塁の好機を作るも得点ならず。9回には相手打線に捕まり、一挙2点を失い悔しい敗戦となった。

投球する小畠

勝ち点を取るために重要な1戦の先発を任されたのは小畠(営3)。ここまで21イニングを投げ、防御率1.71と投手陣の大黒柱として好投を見せ続けている。チームに勝利をもたらすべくマウンドに上がった。初回、慶大の3番水鳥(4年=慶應義塾)に中安打で出塁を許し、バッテリーミスで得点圏に走者を進ませる。続く打者にも内野安打で一、三塁となるも右飛に打ち取り無失点。2回以降は立ち直り、リズムをつかんでいった。中堅の桑垣(コ3)のファインプレーや遊撃手・柴田(コ4)の安定感抜群の守備も光り、ゼロをスコアボードに刻んでいく。7回には安打と死球でピンチを背負うもギアを上げ、鋭い直球で内野ゴロに仕留める。エースの気迫がチームを鼓舞していった。両チームとも無得点のまま迎えた9回、小畠に代わり吉野が継投。先頭打者が失策で塁へ出ると、慶大の4番清原(4年=慶應義塾)に適時打を放たれ先制点を献上する。その後も勢いを止められず、この回2点を失った。

マウンドに集まる野手たち

小畠を援護すべく先制点を取りたい立大。初回に柴田が右中間へ二塁打を放ち、続く丸山(コ2)の安打で好機を広げるが、無得点に終わる。2回裏も犠打で得点圏に走者を進めるも得点ならず。慶大のエース外丸(3年=前橋育英)を打ち崩せないまま試合が進んだ。しかし小畠の力投がチームに流れを呼び寄せる。先頭の丸山が死球で出塁すると代打の小林が左中間へ二塁打を放ち、無死二、三塁の絶好の好機が訪れる。何としてでも先制点が欲しい立大はスクイズを仕掛けるも、失敗し得点に結びつけなかった。2点を追う9回裏、新村(済4)、岡本(コ4)、落合(ス2)の代打攻勢で逆転を狙うが走者を出せず黒星を喫した。

打席で構える丸山

小畠の8回無失点の熱投も実らず、慶大相手に屈辱の20連敗。ここ一番での一打が遠かった。第2戦目の先発はここまで安定感抜群の投球を続ける大越(済2)だろう。無念の20連敗脱出に向けて、逆襲に期待したい。

(5月4日・林梨紗子)

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