【アメリカンフットボール部】逆襲止められず逆転負け オープン戦初白星誓う

◆2023年度関東大学アメリカンフットボール春季オープン戦◆

5月6日 対同大 アミノバイタルフィールド

春季オープン戦が開幕し、Rushersは同大との一戦に臨んだ。序盤に幸先よくTDを奪い先制点を獲得したものの、後半に突入すると瞬く間に逆転を許してしまう。立大チームは攻守共に試合終了間際まで力を尽くしたが、結果は7ー14と今シーズン白星発進を達成することはできなかった。

タックルを成功させた#24八木(営3=写真左)をねぎらう#57野田真(済4)

立大の攻撃から試合が開始されると、#5中畑(営4)が見事パスをキャッチし30y近くまでボールを進める順調な立ち上がりを見せた。じわじわと相手陣へボールを運ぶなか、相手のセカンドダウンでロングパスのインターセプトに成功した#31宮川(現4)が強気のランプレーを見せ、勢いそのままにTDを決める。#98赤木も着実にキックを成功させ、7−0で第1Qを終えた。
第2Q突入直後、相手のファーストダウンから#31宮川がタックルを成功させチームを湧かせると、このままRushersが攻守共に試合を掌握するかのように見えた。しかし互いに鉄壁の守備を発揮し、主導権をめぐる膠着した時間に突入。10分が経過し、#28荒竹(2)が50yからランプレーを光らせ戦況を動かす活躍を見せた。しかし敵陣深くまでは侵入することができず、得点にはつながらない。さらにディフェンスの隙を突かれ、相手のロングパスが決まると勝負の流れは少しずつ同大に傾き始めた。

TDを決め喜ぶ#31宮川

後半は立大にとって厳しい時間となった。50y付近で相手にインターセプトを許すと、左サイドを駆け抜けられ一気にエンドゾーンへ到達される。長距離ランからのTD成功に勢いづいた同大に対し、立大は不利なフィールドポジションからの攻撃を強いられ、主導権を取り返せない。直後にも30yから10yまでのロングパスを止められず自陣に深く入られてしまった。なんとしても守り切りたいRushersだったが、中央から左サイドへとフィールドを広く使った攻撃に対応できず、TDを許し7点ビハインドで第3Qを終えた。

ボールを運ぶQB#1平本

最終Q、得点を奪いたい立大だったが同大の壁は厚かった。パスがつながらず、チャンスを演出することができない。ディフェンスに切り替わり、#24八木が思い切ったタックルで相手の侵入を防ぐ活躍こそあったものの、押し切られる場面が目立つように。攻撃陣も最後まで諦めずTDを狙うが、エンドゾーンは遠い。逆転かなわず試合終了となり、悔しい敗戦スタートを切った。
相手のランプレーに押し切られた今試合。しかし今季はまだ始まったばかりだ。浮き彫りとなった課題を克服し、Rushersらしさを存分に発揮できるかどうかが今後のチームの命運を握るだろう。日々進化を続ける彼らが、笑顔で白星をつかむ姿に期待したい。

(5月12日・平野琴海)

 

 

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