【サッカー部】PK戦の末、決勝へ駒を進められず…

◆第24回東京都サッカートーナメント(第99回天皇杯本選予選)学生系の部予備予選◆

12月16日 対青学大 富士見総合グラウンド


試合前、円陣を組み士気を高めあう選手たち

天皇杯本選予選2戦目の相手は青学大。立大にとっては、関東リーグで2戦2敗した因縁の相手である。立大ペースで進んだ試合展開。吉田(コ3)が前半31分に得意の形でゴールするも、後半青学大に同点弾を許し、逆転勝利を許した。

試合が動いたのは前半31分。ゆっくりとパス回しをしていた流れに変化をつけたのはリーグ戦からスタメン出場をしていた岩野(コ2)だ。岩野へのパスに合わせ、入ってきたのはエース吉田。得意の形から冷静にボールを操り、ネット左端へと押し込んだ。立大にとってとても大きな1点となった。吉田はこの1点で、2試合合計3ゴール1アシストという大活躍であった。
前半を1-0で折り返し、続く後半戦。1点を奪い返したい青学大に流れを持っていかれ、後半開始5分で、得点を許した。両者一進一退の攻防のまま、後半戦が終了した。勝負の決着はPK戦へともつれ込んだ。
立大先攻で、1人目はゴールした吉田である。「特に緊張もなく蹴れた感じでした」というコメント通り、冷静にゴールにボールを収めた。続く平林(営2)、宮倉(法1)もきれいに決めたが5人で決着がつかなかったためサドンデスへ。1年生橋本(営1)は助走をつけ蹴った直後に頭を抱えた。外してしまった。優勢となった青学大に落ち着いて決められ、PK4-5で敗北を喫した。

新しいチーム編成で迎えた今大会であったが、PK戦の末青学大に敗れた。この試合をもって今シーズンは終わり、3年生にとってはラストイヤーのスタート。「得点を取ってチームを勝たせられるように頑張ります」と試合後吉田は意気込んだ。昨年に2部昇格し、今年残留を果たした立大のネクストシーズンに期待したい。

(12月21日・中村このみ)

◆コメント◆
#10 吉田直矢(コ3=JFAアカデミー福島)
―PK戦の末、惜しくも敗退
ほぼ互角の試合だったんですけど、それをどう勝ちに持っていくか、何かが足りなかったなぁって感じ

―PK戦は1人目を担当
先週の國學院大戦では真ん中に蹴ったので、なんとなく真ん中だと止められるかなって思ってサイドに。特に緊張とかもなく蹴れた感じで

―この2試合で3ゴール1アシスト。得点への意識
”自分の形”的には、右でボールを持ってそのままドリブルして左足でシュートっていう感じ。でも、関東相手だと、かわした後に尾2枚目のDFにブロックされちゃう。そこに当てないようにしないと点は重ねることができない。そこをもう少し考えてやっていきたい

―ラストイヤーに向けて
得点を取ってチームを勝たせられるように頑張ります

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