【拳法部】全4階級!体重別選手権で拳炸裂!

♦令和4年度日本憲法・全日本体重別選手権大会♦

2月23日 墨田区総合体育館

2月23日、墨田区総合体育館にて令和4年度日本拳法・全日本体重別選手権大会が開催された。今大会は通常の試合とは異なり、全選手が軽量級(66㌔㌘以下)・軽中量級(66㌔㌘超77㌔㌘未満)・中量級(77㌔㌘超81㌔未満)・重量級(81㌔㌘超)の4階級に分かれ、各選手が自身の体重に合った階級にエントリーを行う。立大からは軽中量級には澤田、重量級には開米が出場。新年初大会でしのぎを削った。

拳を構えて向き合う澤田

軽重量級には澤田が出場。初戦の相手は金井初段(滝ヶ原拳法部)だ。開始16秒、相手の素早い面突きで一本を取られるが、開始2分53秒に押さえ面突きで一本を奪う。「相手のパンチを上手にさばくことができた」。高身長ゆえのリーチの長さを武器に、強みの蹴りを駆使して相手との間合いを詰めて一本。1-1で試合は振り出しに戻ったものの、開始3分17秒に相手に股蹴りを決められて1-2で惜敗した。「相手に隙を作ってしまった」。澤田は悔しげに唇をかみ、畳を下りた。

体格の大きな相手に立ち向かう開米

重量級には、2023年度に主将を務める開米が出場。大学生の中では体格の大きな開米だが、今大会では自身よりも体格の大きな相手と対戦した。自身の武器である組みの強さを生かし勝利を収めたいところだったが、推定90㌔㌘超の相手との体格差に苦戦。開始31秒に面突き、開始2分46秒に場外警告を受けて敗戦。「自分より体格の大きな選手との対戦を想定していなかった。練習不足を痛感した」。0-2で敗戦となり辛酸をなめた。
今年度初の大会は初戦敗退となった両選手。しかし、5月の東日本選手権に向けて課題が見つかった大会となった。

(2月28日・平岡薫奈)

 

♦コメント♦
澤田選手
-試合を振り返って

オフ期間の間に見つけていた課題は、自分の強みである組みをどう生かすかということ。相手との間隔、間合いを詰めるときに必要以上に蹴りをつけてしまいました。相手にチャンスを作ってしまったというのが悔やまれる点です。

-体重別大会と普段の違いは

体重別の場合は相手との体格が同じなので、戦い方が似てくるということが挙げられると思います。あとは、自分は試合の後半に出場するのですが、そうすると体重が80㌔㌘超級の人が出てくるので、その点では今回の方が組技がかけやすかったかなと思います。

-大会で出た課題は

蹴りを不用意に出してしまうというのを直してメリハリをつけたいです。攻める時の蹴りと守る時の蹴りの強弱をつけるということ。あとはパンチ力がまだ弱いなというのを実感したので、パンチの威力を上げる練習をしたいです。

開米選手

-試合を振り返って

課題がよく見えた試合でした。課題が可視化されました。自分の間合いの感覚や、あとは圧に押されてしまうところ。また、相手の身長が僕より少し高かったです。

-体重別大会だったが普段との違いは

やっぱり体重が自分と同等かそれより重い人がいないので、組みにいけないという気持ちもあってなんとか打撃して勝とうって思ったのですが、今日は固くなってしまったという感じです。

-主将としての意気込みは

自分が引っ張っていくのはもちろんですが、チーム全体としてはより民主的な形でもっと色々な人の意見を聞いて、先輩後輩関係なく意見を出し合ってそれを議論した上で部の方針を決める形にしようかなと思っています。

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