【男子ラクロス部】激戦実らず2部降格 来季は1部返り咲きに挑む
◆第37回関東学生ラクロスリーグ戦 入れ替え戦◆
11月16日 対青学大 大井ホッケー競技場メインピッチ
立大 4-5 青学大(1-0、0-2、3-2、0-0、0-1)
立教大学男子ラクロス部SAINTSにとって2025年度は1部復帰1年目。1部Bブロックで6チーム中5位に終わり、2部Bブロック2位の青山学院大学と1部残留をかけて入れ替え戦に臨む。運命の一戦には両校の応援団が駆けつけ、大応援で盛り上がった。
第1Qは互いに激しい攻防を仕掛け合う。9分、#3横山(済3)がボールを保持すると、ゴール裏から攻め込みそのままシュート。ボールは勢いよくゴールに吸い込まれ、見事先制に成功した。
互いにチャンスを作る中で立大が攻め込まれ、ピンチが訪れる。それでも、ゴーリーを務める#30福間(済3)が連続で好セーブを見せ、失点を防いでいく。立大は終盤にも追加点のチャンスを作ったが、ここは得点ならず。福間の活躍も光った第1Qは1点リードで終えた。
第2Q、ペースを握った立大は時間をかけて攻撃を試みる。何度かチャンスを作るが、なかなかゴールに届かない。3分、#4半田(営4)が一瞬の隙をついてゴール手前でシュートを放つも、ここは外れてしまう。
途中にタイムアウトを挟むと、それを境に流れが相手に渡り、何度も攻め込まれる立大。9分、相手にボールを取られるとゴール裏から攻め込まれシュートを打たれる。ボールはそのままゴールに入り、同点に追いつかれた。立大が先制した時と同じ形で攻撃され、失点を許す。そこからわずか約3分後、なおも守備の時間が続いていた立大は再び相手にゴール前でボールを持たれる。パス回しをされていると、放たれたシュートに対応しきれず失点。逆転を許した。その後、立大は同点に追いつこうと攻撃を仕掛けるが、得点とはならず1-2と追いかける展開で折り返した。
第3Q開始2分、立大はゴール前で相手にボールを奪われると、相手が一気に攻め込む。早い展開の中で相手からロングシュートが勢いよく放たれると、立大は対応しきれない。ボールはゴールに入り、2点差に突き放された。しかしそこからわずか1分後、ボールを持った立大がゴール前への攻撃機会を伺おうとボールを回していると、 #1益塚(法4)がロングシュートを放ち、勢いよくゴールへ。失点直後の反撃で再び1点差とした。
しかし8分、耐える展開となっていた立大は、相手にゴール裏から攻められるとあっという間に決められ、再び2点差になってしまう。勝利へ向けてまずは追いつきたい立大は11分、#81熊谷(営4) がボールを持ちながら守備サイドからダッシュで前線に駆け上がり、益塚に華麗なパスを送る。ボールを受け取った益塚はゴール正面から再びシュートを決め、3―4と1点差に迫った。さらにその約1分後、立大は再び攻め込むと、パスを受け取った#77飯野(観3)がゴール正面から豪快なシュートを決め、4―4となる。ついに迎えた同点撃にSAINTSは歓喜に沸いた。
14分、攻め込まれた立大はピンチを迎えるが、ゴーリーの#89頓所(済3)が好守備を見せ、失点を回避。ラストワンプレーで勝ち越しのチャンスを作るもここはゴールを逃し、同点のまま運命の最終Qへ進んだ。
最終第4Qは互いに激しい攻防を見せる展開となった。両チームともシュートまで踏み込むがゴールが遠い。立大は一瞬の隙を狙われる場面もあったが、間一髪で失点を回避。その後も幾度となく好守備を見せ、ピンチの局面を何とか持ち堪える。
11分、立大は競り合いからボールを奪うと、一気に攻撃を仕掛けた。自分たちのペースを作り始めた立大は立て続けに攻撃を仕掛け、勝ち越しのチャンスを作る。しかし、ここは惜しくも得点ならず。第4Qは両チームがチャンスを作り合うも、あと一歩決め切ることができずともに無得点。60分を終えて4-4となり、延長戦に突入した。
延長戦はどちらかに点が入った時点で試合終了となる。相手ボールで始まると、いきなり攻め込まれる。開始からわずか20秒足らずで相手の放ったシュートがゴールに吸い込まれ、あっという間に試合終了。立大は善戦及ばず4-5で惜敗した。
2025年度のシーズン目標を「学生日本一」と掲げたものの、なかなか勝利を収めることができなかった1年。最終的には2部降格という形でシーズンを終えた。今年度の悔しさをぶつけ、来年度は再び1部に返り咲けるように、新たな1年が始まる。
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(11月23日・渡邊和俊)


