【アイスホッケー部】敗因は1Pの大量7失点…秋リーグ後半へ、梶原「変わらないといけない」

◆平成30年度関東大学アイスホッケーリーグ戦◆

10月27日 対青学大 ダイドードリンコアイスアリーナ

リーグ戦第5戦、立大は青学大と対戦した。「(青学大が)全く違うチームになっていた」と大宮(コ4)。1P開始5分、相手に先制点を許すと、そこから続けて7点を奪われた。2P・3Pは相手のパスホッケーに対応し善戦するも、1-10で敗北を喫した。

得点を決めた梶原(法1)。応援団の声援に手を振って応えた

1P終了時、選手たちの顔には戸惑いの色が浮かんでいた。「青学の戦術がイメージしてきたものと違った」(矢部=済1)。予想していなかった相手の巧みなパス回しに振り回され、連続失点。青学ペースに染まってしまった流れを取り返すことができず、0-7で1Pが終了した。
「まだ3分の1しか終わってない、2・3Pでここから巻き返せる」(大宮)。2P、再びリンクに戻ってきた選手たちの顔にもう戸惑いの色はなかった。開始直後から攻めるチャンスを逃さない。3分、竹高(法2)が右からシュートを放つ。GKにはじかれるも、チームを勢いづけた。10分、相手が左サイドからつなげたパスを正面から押し込まれ8点目を奪われる。その後、シュートチャンスを相手に許す展開が続いたが、吉田(済2)を筆頭にDF陣の活躍が炸裂。互角の戦いで2Pを終えた。
3P、ここで動いたのはルーキー・梶原(法1)だった。普段、自分からあまり声をかけないというルーキーもこの日は違っていた。「自分たちの連携が必要だと思った」とコート内で周りに積極的に声をかけ、ベンチに戻ると動き方を相談した。8分、パックを奪った梶原がコート左を駆け上がる。やっとこの日の立大に光が差す。相手DFをくぐり抜け放ったシュートは相手ゴールをとらえた。ベンチにいる選手も身を乗り出しガッツポーズ。立大応援団の声が会場へと響き渡った。
3P終了間際に2得点を奪われ、1-10で終えた。リーグ1巡目は全敗。しかし、必ず相手から得点を奪う意地を見せてきた。「そこはチームとして成長を感じています」と大宮。しっかり手ごたえを掴んでいた。2巡目に向け、梶原は「変わらないといけない」と口にした。2巡目はリーグ初勝利を奪うことができるのか。成長を止めない彼らから目が離せない。

(11月10日・日野雅由子)

◆コメント◆
#47 大宮
ー試合を終えて
2P・3Pの試合展開が良かっただけに1Pの大量失点が悔やまれる試合で、1Pで試合が決まっちゃったかなと思います。とても悔しいです。

ー下級生の活躍はどう見ているのか
1年生からいきなり試合に出ても高校とは全く違った環境です。立教もかなり変わった環境ですし、難しいところはあると思うのですが、今日得点した梶原だけじゃなくて、田中大悟(営1)とか鈴木翔斗(営1)も責任を持ってほしい。出れない人の分まで頑張るっていう熱い気持ち持った選手なので、そこは期待してますし信頼してます。

ー今日で折り返しとなりました
1巡目で一回対戦した相手と2巡目でもう一回当たるってことになるので、相手の攻め方だったり特徴とかは相手と戦ってわかっていることなので、そこは2巡目はより1巡目よりも対策はすごくできる。今までもビデオミーティングとかで対策はしていたのですが、それも継続してやっていきたい。あとは守り方がやっぱり課題で、立教の守って守って少ないチャンスで決めるっていうスタイルは変わらないと思うので、2巡目に向けて少し時間が開くので守りを強化して臨みたいと思います。

#17 梶原
-今日で折り返しだが
1周してみて手ごたえあった試合も、やばいなって試合もあったんですけれど、順番は一緒なので少しずつ試合ごとに、この相手は個人技が強いとかシュート強いとか、そういうところを自分らなりに工夫することで、自分らが成長できて、最後のほうには勝てるチャンスがある試合ができたらいいかなって思っています。今の時点じゃまだ、正直勝てる気はあんまり…。変わらないといけないなって思います。

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