【バスケットボール部】強敵相手に善戦もリベンジならず。しかし残留へ向け手応え

◆第98回関東大学バスケットボールリーグ戦 2部◆

10月22日 駒澤大玉川キャンパス 第17戦

残留に向け負けられない戦いが続く立大。本節は、前回対戦において40点差で完敗した強敵・東洋大と対峙した。第1Qから果敢に攻撃を仕掛け、大差をつける。しかし第3Qに入り、ファウルでフリースローを与えてしまう機会が増加。徐々に引き離されていく。第4Qで反撃に出るも、力及ばず敗戦を喫した。
第1Qは順調そのものだった。開始直後から大畑(済2)のレイアップシュートで得点を挙げると、富田(社2)、浜本(法3)がこれに続き、一気に7点差とした。木下(コ2)の3Pシュートなどでも得点を重ねていき、チームは歓声をあげる。また、ディフェンス面でもハードワークで相手をマークし、簡単にシュートを打たせない。攻守共に安定したプレーで主導権を渡さず、10点差とした。

パスを繰り出す木下

しかし、第2Qに入り立大をアクシデントが襲う。チームの得点源の浜本が相手との激しい接触で足首を負傷。交代を余儀なくされた。予想外の事態に暗雲が立ちこめるも、そこからは一進一退の展開に。互いに譲らず2Pシュートの応酬が繰り広げられた。少しずつ点差を縮められるも、38ー35とリードを保ち前半を折り返した。

交代を余儀なくされた浜本

第3Q、突き放したい立大は、スローイン直後から仕掛ける。ボールを受けた高柳が即座に2Pシュートを沈めると、ディフェンスからの速攻などで引き離していき、再び2桁の差をつけた。このまま流れに乗りたいところであったが、パスミスからの逆速攻やファウルによるフリースローで失点を重ねてしまう。「相手のペースになった後に自分たちのペースに戻せなかった」(大畑)。 プレーに焦りが生じ、残り3分で逆転を許し、7点差で第3Qを終えた。
迎えた最終Q、序盤は大畑らの活躍で着実に得点を重ね、4点差に詰め寄る。冷静にディフェンスを交わし、シュートを沈めていった。しかし相手は落ち着いて対応。巧みなボール保持でファウルを誘い、あっという間にペースを握られた。その後も木下のバスケットカウントなどで何とか食らいつくが、広がった点差を埋めることは出来ず試合終了。リベンジとはならなかった。
敗れはしたもののリーグ3位の相手に善戦した立大。残された試合はあと5戦。2部残留へ向け、負けられない戦いが続く。

(10月23日・熊谷光洋)

 

◇コメント◇

大畑選手

―今日の試合を振り返って
前半勝っていたにも関わらず後半に逆転を許し敗北してしまいとても悔しいです。

―第3Qに逆転されたことについて
相手のペースになった後に自分たちのペースに戻せなかったことが逆転された原因だと思うので、相手のペースになりそうな時に選手同士で話し合って悪いところをその場で改善できるようにしたいです。

―浜本さんのけがについては
チームの主力である浜本さんが抜けたことでこれから先の試合厳しい状況になってしまいましたが、チームのやることは変わらないので引き続き勝利に向かって頑張っていきたいと思っています。

―現在、リーグ得点王であるが
素直に嬉しいことですが、チームが勝てていない状況なのでもっと点数を取ってチームに貢献したいです。

―チームの課題は
スタートメンバーが交代してベンチメンバーが出場している間に失点が増えてしまうことです。

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