
【ホッケー部男子】 2部Bプール最終戦、強豪・日体大に挑む!
◆2025年度関東学生ホッケー秋季リーグ◆
10月12日 大井ホッケー場メインピッチ
秋の夜風が吹き抜ける大井ホッケー場のピッチで、2部Bプール最後の一戦が幕を開けた。対するは春季リーグまで1部に在籍していた日体大。格上相手に健闘を見せるも惜敗した。
第1Q、試合開始と同時に「頑張れ立教」の声が応援団から響き渡り、会場の熱が一気に高まる。序盤は互いに譲らず、拮抗した展開が続いた。しかし開始10分、試合が動く。相手選手が打ったボールがGKの宮脇(文3)の頭を超えゴールイン。先制点を許してしまった。その後も一進一退の攻防となったがラスト3分、日体大のロングパスからサークル付近までボールが持ち込まれるも、GK宮脇が冷静に対応。足でシュートを弾き、追加点は与えなかった。

ゴールで構える宮脇
続く第2Q、ピッチの端から端まで選手が駆け回る激しい展開に。中盤、日体大が23㍍ラインから高くボールを上げると、それを反対のラインにいる選手がキープ。サークル内まで迫るピンチを迎えるが、ここは三輪(済1)の好守が光り、得点を許さない。立大も反撃に出る。センターラインまでボールを戻し、遠藤(済4)が鋭いパスを送るが、相手ディフェンスに阻まれ決定機とはならなかった。残り3分を切ったころ、日体大にPSを与えてしまい、宮脇の左側を突かれ、追加点を与える。0-2で前半を折り返した。

ボールを追いかける蛭川(法3)
これ以上点差を付けたくない第3Q、開始直後田中(済1)が打った球が相手の守備を破り、荒川(社3)のもとへ。勢いそのままゴール目がけてシュートし、今大会初得点をあげる。会場には大きな歓声が響き渡った。しかし歓声が残るピッチに、すぐさま逆風が吹いた。開始5分、相手チームにPCを取られてしまう。それでも主将の粟国輝(営4)が身体を張った守備でブロック。キャプテンとしての意地を見せた。その後も何度かPCを取られるも、鉄壁の守備で相手に1点も許さず1-2のまま最終Qへ突入する。

スティックを持って走る遠藤
逆転を目指す第4Q、開始早々相手がまたもやPC通関の追加点を許す。「取り返そう!」マネージャーたちの声が会場に響く。相手優勢の状態が続く中、開始半分を過ぎたあたりで日体大にイエローカードが出され、相手より1枚多い布陣となった。チャンスを生かしたい場面だったが相手の堅守に阻まれ得点には至らず。最後まで諦めず果敢に挑んだが、1-3で試合終了を知らせるホイッスルが鳴った。

ボールを打つ先を見据える三輪
2部プール最終戦は、格上相手に一歩及ばず、惜しくも白星を逃した。次に挑むは順位決定予選。相手はさらなる強豪・早大。粟国世代が歩んできた挑戦の軌跡は、いよいよ最終局面へと突入する。
◆インタビュー◆得点を決めた荒川選手
―今日の試合の感想
日体大は今まで何度も負けてきた格上の相手なのですが、春に2部に落ちてきたのでそこまで気を負う必要はないと思いながらプレーしました。第1Qの序盤からいい感じに試合を進められていただけに、先制点を一瞬の気の緩みで許してしまったのがもったいなかったです。
―日体大戦に向けての対策
相手はリスタートが早いのと、ストローク力や個々のスキルが高いということが分かっていたので、数的優位のディフェンスを作ることを心掛けました。1対1で勝負しないで、2対1を作るようにしました。
―点を入れたときの気持ち
きれいに点を取ったということではないのですが、サークル内で後ろの人たちがボールを届けてくれるのを我慢して松ことを意識していたら本当にボールが来たという感じです。いいボールを打ち込んでくれた人に感謝です。
―次戦に向けての意気込み
早大は日体大よりもさらに格上の選手なので、2対1で組んでスキルの高い相手にも対応することを引き続き頑張りたいです。また、リスタートの早さだったり上手くファウルを取られてしまったりというところは次の試合までにみんなで確認していければいいなと思います。
(10月18日・横田侑奈)