【女子バレーボール部】目標の連勝果たせず。神奈川大に惜敗

◆2025年度秋季関東大学女子2部バレーボールリーグ戦◆

10月4日 早稲田大学上草井体育館

ここまで3連続で白星を飾ってきた立大。本戦は、これまで毎年ストレート勝ちを収めてきた神奈川大と戦う。絶対に落とせない一戦に、勝利への決意を固めてコートに足を踏み入れた。

スパイクを打つ田中(社3)

迎えた第1セット。序盤から相手の長距離サーブに対応することが出来ず先制点を献上する。立て続けに4失点を許し、たまらずタイムアウトを取得。再開後は持ち前の粘り強さで点を取り返し、流れを引き戻す。しかし、ブロック後のこぼれ球への反応が遅れ失点。相手に主導権を握られる展開が続く。終盤、22―22と並ぶ白熱の攻防を見せたがパスミスや連携の乱れが響き、23―25で1セットを落とした。

サーブを打つ猪瀬(済2)

振り出しに戻すため、勝利が欲しい第2セット。流れを変えたい立大は、大庭(ス3)や田中の鋭いアタックで果敢に攻め込む。しかし、相手の高い守備力と強打に押され、なかなか流れを奪うことができない。迎えた23―24の場面、両者一歩も譲らぬ熾烈(しれつ)なラリーが続く。しかし、立大が放った高い打球が天井に当たり、神奈川大が得点を獲得。勝利を目前に、同じく23―25で痛恨の連続セットダウンとなった。

2点差で連続セットを落とした立大。わずかな差に悔しさを募らせながらも逆転への気迫を見せた。序盤から2連続失点をしてしまうも、大庭の柔らかなフェイントで相手の意表を突き得点を決めるなど、敵のミスを誘うプレーで順調に点を重ねた。4連続得点を奪取した立大の流れを断ち切ろうと神奈川大がタイムアウトを取得。しかし勢いそのまま、永沢(ス2)の力強いアタックや猪瀬(済2)のスパイクが光り、点差を広げる。終盤まで主導権を握り、5点差で待望の1セットを奪った。

構える髙橋(文2)

勢いに乗り、反撃につなげたい第4セット。緊張感が漂う中、神奈川大のサーブで幕を開けた。相手のフェイントや長距離スパイクに対応できず失点が重なる。粘り強く食らいつき、同点に追いつく場面も見せたが、要所でのレシーブミスや判断の遅れが重なり、再びリードを許す展開に。最後まで諦めずにボールをつなぐも、20―25に終わる。結果はセットカウント1―3で黒星を喫した。

「毎年勝利していた相手に勝てなかった。」試合後、大庭は悔しさをにじませ、敗因は雰囲気で押されてしまったことだと語った。気持ちを切り替え、明日の試合にどう臨むかが鍵となる。次戦は2部1位である松蔭大との対戦。格上相手にチャレンジャー精神を忘れずに挑み、勝利を目指す。

(10月7日・渡邉仁菜)

◆コメント◆ #6 大庭選手インタビュー

-今日の試合を振り返って

今日は毎年勝ってる相手に対して、やっぱり神奈川大も絶対負けたくないって気持ちが強くて、雰囲気で押された部分もあったり、結構試合前に神奈川大が立教のことを対策してきていた。対策を上回らなきゃいけない技術とか、丁寧さが欠けていたからそこを修正してやっていきたかったなと思いました。

-良かった点

ブロックアウトとかができた部分あったけど、もっと増やしたいと思った。

-改善点

まずブロックとスパイクにメインで入るので、ブロックアウトとか、相手のコースにしっかり力強くボールを入れたり、あとブロックでは味方にいいパスができるようにしっかりリードして、いいプレーをできるようにしたい。

-神奈川大学の特徴

全てが早いチームで、やっぱり準備とか早くしなくてはいけないし、勝ったらその波に乗ってくるチームなので。すごく元気よく来るチームでした。

-タイムアウトでは何を話し合ったか

本当に雰囲気のことばっかりで。向こうに雰囲気を持っていかれてるから、こっちも負けちゃいけないってことを話し合ってました。

-3セット目の勝因はどこにあると考えるか

自分がプレーを丁寧にできたことと、ブロックを破れて、そこから自分たちの流れというやりたい攻撃ができたことで勝てたのかなと。

-次戦に向けて

しっかり今日の反省を活かして、松蔭大は2部の1位のチームなので、自分たちがチャレンジャー精神持って勝てるように頑張ります。

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