【野球部】リーグ戦初本塁打出るも一歩及ばず。決戦は月曜日へ

◆平成31年度東京六大学野球春季リーグ戦◆

4月21日 対明大 明治神宮球場

打撃成績

投手成績

選手名・学年・出身校 投球回 球数 被安打 奪三振 与四死球 自責点
中川 (コ3=桐光学園) 61
江口 (営4=浦和学院) 26
中﨑 (観3=立教新座) 26

目を見張るほど鮮やかな勝利から一晩。グラウンドには勝利の余韻に浸ることなく、ひたむきに練習に打ち込む選手たちの姿があった。結果は惜しくも負けてしまったが勝ち点はまだ消えていない。「何としても、明日は勝つ」。淡々とした言葉とは裏腹に、山田(コ1=大阪桐蔭)の真っ直ぐな瞳からは熱い思いがうかがえた。

3点を追いかける6回、チームの雰囲気を変えたのはまたも彼だった。四球で塁に出た中嶋(コ3=佼成学園)を追いかけ、今季5度目の打席に立つ。気持ちの準備は「完璧だった」と初球から積極的にバットを振り、ノーボール2ストライクと追い込まれた次の打球。吸い込まれるようにして立大側のスタンドに入っていった白球は、今日一の歓声を起こす値千金のホームランだった。神宮デビュー以来初ホームランに、まだあどけなさの残る笑顔がはじけた。

6回、自身のリーグ戦初本塁打を放ち、生還したチームメイトとハイタッチを交わす山田(写真右)

しかしあと一本がでない。その後金川(社2=立教新座)が内野安打で塁に出るも後続が倒れ反撃を終える。残塁は6を記録。バントの失敗や守備のエラーなどのミスも目立った。一つ一つの小さなことの積み重ねが勝利に大きく影響するのだと、気づかされるような試合だった。

2番手で登板し、2回を1安打無失点に抑えた江口

希望もあった。5回からマウンドに上がった江口(営4=浦和学院)は、2死1、2塁のピンチを招くも、続く冨田(1年=智辯和歌山)を空振り三振に打ち取り、次の回もわずか8球で3人を抑えた。その後もランナーは出すものの追加点を許さず、中継ぎ陣の安定感を見せつけた。
優勝経験のある世代が最上級生となった今年、ここで優勝の逃すと今後の優勝が大きく遠ざかる。その意味でも、明日の試合は今季の山場になる。優勝経験を残していくことが、常勝軍団への道だ。たまに優勝するから面白いのではない。
“いつも”立教が優勝したほうが、面白いのだ。(4月21日・田中優里)

◆コメント◆
リーグ戦初の本塁打を放った山田 #23
ー打席に入った時の気持ち
チームが劣勢の中で、雰囲気を変えられる一本を打てればいいかなと思い、それが一番良い結果に繋がったと思います。(ー本塁打で自信はついた)かなりつきました。

本日1安打した江藤(済4=東海大菅生)#5
―昨日の試合展開と比べて

ミスも多く、ピッチャーが変わった時、自分の形ではなくピッチャーに合わせてしまっていたので、向こうのリズムになってしまいました。(帰ってから)バントも失敗しているので失敗したものだけでなく、全員ができるよう練習させます。(明日は)しっかり準備し森下から勝ち点を奪いたいです。

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