
【バスケットボール部】格上相手に自分たちのバスケットを発揮できるか。チャレンジャー精神で果敢に挑んだ
♦第74回関東大学バスケットボール選手権大会♦
初戦は快勝を収め、連戦で挑んだ今試合。序盤から相手の高いシュート精度に苦戦するも、コート内外で声を出して雰囲気をつくり最後まで戦い抜いた。
4月30日 対明大 駒沢オリンピック公園室内球技場
試合開始1分で、3×3のU21日本代表候補に選出された#91塚田に3Pを沈められる。これに対し#4神川(済4)が3Pを決め返すも、再び#91塚田にロングシュートを決められ、立大はたまらずタイムアウトを要求。シュートチェックを厳しくすることを再確認し、立て直しを図る。しかし相手の堅いディフェンスを突破することができず、ドリブルのミスを誘われ速攻で得点を決められた。シュート前のミスが多く苦しい時間が続く。#21田中(法3)、#24佐藤(ス3)がリバウンドを取り、セカンドチャンスにつなげるもなかなか得点には結びつかず、10-36で大量リードを許した。

ドライブを仕掛ける佐藤
2Qに入ると、#24佐藤がドライブを仕掛け、シュートを沈める。続けて親見(ス2)がミドルシュートを決め、良い滑り出しを見せた。村越(社2)が3Pでファールを貰うなど、果敢に攻めることでフリースローを獲得し点数を稼ぐ。しかし#91塚田にダンクを決められ、一気に明大の流れに。それでも立大はアタックし続けてファールを貰い、相手をオーバーファールへ追い込んだ。ファールが4つ以上になると、シュートに対する反則だけでなくディフェンスファール全てでフリースローを獲得することができる。しかしこのチャンスを生かしきることができず、59-24で前半を折り返した。

果敢に攻める田中
後半に入ると相手がインサイド中心にオフェンスを展開。フィジカルの差でシュートを沈められ、苦しい時間が続く。その中でも#4神川(済4)がファールをもらいながらシュートを沈めるビックプレーを成功させ、ベンチは盛り上がりを見せた。2Qとは反対に立大がオーバーファールとなるも、ディフェンスの強度は落とさずに強気で戦う。親見(ス2)がエンドラインからスローインの際にセットプレーで得点を決めると、続けて中村(コ4)がコーナーから3Pを沈める。流れをつかみかけた立大だが、残り1秒で速攻を決められ90-44で3Qが終了した。

レイアップシュートを打つ山下(ス2)
最終Q、爪痕を残したい立大は点差を少しでも埋めるべく、積極的にシュートを狙う。最初こそ常陸(法3)が3Pを沈めるが、相手はメンバーが変わってもディフェンスの強度が落ちずなかなかシュートチャンスを作ることができない。それでも立大は最後まで攻め続け、この試合を戦い抜いた。
後に今大会で3位となった明大に大敗を喫したが、格上相手と対戦して課題を実感する良い機会となった立大。今回出た課題を持ち帰って練習に励み、レベルアップした姿に期待したい。
(5月9日・佐々木海緒)
♦コメント♦ #11村越選手
ー試合の目標
明治が関東1部所属で、かなりサイズもあって力もあるチームなので、自分たちはチャレンジャーとしてどこまでついていけるかということを目標にしていました。3月末に行われた六大学戦では最初からあまりついていけなかったので、前半から戦っていこうと話し合って試合に臨みました。
ー試合の入りについて
相手のビックマン(#91塚田)のアウトサイドシュートが決まって、流れを持って行かれてしまい苦しい展開になってしまいました。
ータイムアウトで話したこと
アウトサイドシュートが入っている選手のコンテスト(シュートに対して手を伸ばしてディフェンスすること)は出るというのと、リバウンドをとって速攻という自分たちのオフェンスができていなかったので、基礎的なことをちゃんとやろうという声がけがありました。点差が離れるのが想定よりも早く、タイムアウトのタイミングも早かったので、再開後の時間も長くてそこでもやられてしまいました。もう1個のタイムアウトは残しておきたくて取れなかったので、その時間帯でずるずると点差を離されてしまったなと思います。
ー良かったところ
1Qはプレッシャーに負けて自分たちのやりたいことをできていなかったのですが、2Qに入って交代で出た選手がディフェンスやリバウンドを頑張ってハッスルプレーを見せることでちょっとずつチームの雰囲気が良くなっていって、後半、自分たちがシュートを決められる場面も増えてきたところが良かったと思います。
ー課題
1線(ボールマン)のディフェンスが相手は強くて、自分たちは弱いところです。プレッシャーに勝てずに負けてしまったので、ボールマンへのプレッシャーのかけ方が課題だと思いました。
ーターンオーバーへの対策
前半はガードから45°に捌きたい時にディナイディフェンスが激しく、パスが出せなくてガードがボールを持つ時間が長くなってしまいターンオーバー(シュートミス以外でボールを失うこと)になってしまったことが多かったです。後半は前半のことを踏まえてパスをもらえなかった選手がバックカットをして逆サイドに動くようにしてスペースを開けて、オフェンスに動きが出るように改善していきました。
ー試合の感想
相手の選手とそれぞれのポジションで力の差が見えた試合だったと思います。フィジカル面だけでなく技術やチームの戦い方も考えていく良い機会になったと思うので、これから頑張っていきたいと思います。
ー新人戦に向けて
去年、先輩方に良い成績を残してもらって今年はシードでのスタートなので、それに恥じないような結果を残せるように出だしから気を引き締めて頑張ります。3日後から上級生と別での練習がスタートするので、約1ヶ月でチームを作れるように頑張っていきたいです。
ー今年はどんなチームになりそうか
今年はビックマンとガード陣など各ポジションの選手がバランス良く入ってきてくれたので、とても心強いと感じています。スタメンで出てくれる選手もいるので1、2年生間でのコミュニケーションを取って、チーム力を高めて頑張っていきたいです。
ー具体的な順位の目標はあるか
ベスト8に入り、全国大会に出場することが目標です。