【バスケットボール部】今季初戦となった今大会。快勝し、好スタートを切った

♦第74回関東大学バスケットボール選手権大会♦

新体制となり初の公式戦となった今大会。序盤はシーソーゲームとなるも、徐々に持ち味を発揮し次戦へと駒を進めた。

4月29日 対成蹊大 大田区総合体育館

試合開始直後、#24佐藤(ス3)がドライブを成功させ、先制点を奪う。さらに山下(ス2)がボールマンへプレッシャーをかけ、相手のミスを誘った。好守が光る立大だが相手の素早い攻守の切り替えに対応できず、点の取り合いとなる。1Qを22-17で終えた。

ドライブを仕掛ける清川(営3)

続く2Q、#11村越(社2)がジャンプシュートを決めると、立て続けに#24佐藤がロールターンからのレイアップに成功。その後も得点を重ね、開始3分で9得点を奪う。相手はたまらずタイムアウトを取り、立て直しを図った。再開後、立大の堅守が光り速攻で相手を突き放す。成蹊大は2回目のタイムアウトを要求した。それでも立大の勢いは止まらず、相手がファールをしないと止められない状況に。#26常陸(法3)、#24佐藤がフリースローを2本とも着実に沈め、51ー30と点差をつけて前半を折り返した。

レイアップを沈める神川(済4)

3Q、相手がディフェンスをゾーンへ変え、立大は対応に苦戦。シュートがなかなか決まらず苦しい時間が続く。この状況を打開したのは、#4主将・神川。ドライブを成功させ、チームを活気づける。#18親見(ス2)の3Pも決まり、前半の勢いを取り戻した。メンバーを交代してチームの運動量を落とさず、激しいディフェンスを続ける立大。3Qを66-46で終えた。

ボールを運ぶ伊澤(ス2)

最終Qに入るとゾーンを素早いパス回しで崩し、積極的にロングシュートを狙う。#8伊澤、#11村越が連続で3Pを沈め、今試合1番の盛り上がりを見せた。その後もシュートチャンスを作り、得点を量産。立大の持ち味である堅守速攻を最後まで体現し、95―52で勝利を収めた。

好スタートを決めた立大は駒を進め、関東1部所属の明大と対戦する。今試合の課題となった試合の入りを改善し、格上相手に自分たちのバスケットボールを展開できるか。連戦となり修正力が試される。気合を入れ直し、格上相手へ果敢に挑む姿に期待したい。

(5月8日・佐々木海緒)

♦コメント♦#4主将・神川選手

ー今大会の目標

明治戦に勝つことです。いつもこの大会は2回戦で負けているのでそこを打破したいです。

 

ー今日の試合について

試合の入りは自分たちのバスケットボールができていなかったというのと、いつもは挑戦者の立場のことが多いので、今試合は受け止める立場となり柔軟に対応できなかったと感じています。

 

ー自分たちのバスケットボールとは

堅守速攻です。

固いディフェンスで相手のやりたいことをやらせずに、そこからブレイク(速攻)につないでいくバスケです。練習でも意識して取り組んでいますし、試合でもやりたいことです。

 

ー今日の良かったところ

コート内外で声を出していたところです。主将になり今までとは立場が変わったので、意識して声を出し続けられたのは良かったと思います。また、ブレイクで前半も後半も走れていたので、チームのやりたいことを遂行できたと思います。

 

ー課題点

出だしで相手にアジャストすることが遅れていたのが課題だと思います。あとはブレイクを出し切ることです。後半は相手がゾーンディフェンスを仕掛けてきて、ハーフコートオフェンスでゆっくり展開することが多かったのですが、ゾーンの形を作られる前にアーリーオフェンスで打破できればもっと得点を増やせたのかなと思います。

 

ートップのドライブの対応

トップから抜かれすぎたところもあるし、2線でもっと手を出してあげられれば良かったと思うので、ディフェンスをもっと強くすることと、全員が2線、3線の意識を持ってやれれば良かったと思います。

 

ー新チームになって初の公式戦だったがチームの雰囲気はどうか

雰囲気はそこまで仕上がっていないのが正直なところです。コミュニケーションを大事にしようと今年は特に掲げていて。というのも下級生が出ることが多いし、学年隔てなく試合に出ることが多いので、立場や学年関係なく、いろんな人たちが意見を発言できるような環境が必要だと思っています。それを考えると、目標にしているところまではまだ達していないと思っています。

 

ー主将として心掛けていること

下級生が出る場面が多いですし、主将として上からものを言うのは違うと思うので、そういった部分で、試合だけでなく練習や練習外でもコミュニケーションを増やして行くことを意識しています。まだまだ足りないところは多いですが、そういったところから下級生をバックアップできる立場になれればと思っています。

 

ー明治戦のカギは

ブレイクとパッシングダウン(ドリブルではなくパス中心で攻めること)は他チームにはない強みだと思います。ブレイクやパスランは去年から継続して練習していることだし、今年もやっていきたいと思うのでそこは見どころだと思います。

 

ー明治の警戒しているところ

ピックの後のポップのスリーだと思います。3月の六大学戦でも結構やられたことです。

ピックの対処は向こうの強みだと思うので、コミュニケーションをとってディフェンスをやっていきたいと思います。

 

ー次戦への意気込み

自分たちのバスケットボールを存分に出して行くことが第一で、それが勝ちにつながっていけば良いと思います。今日の出だしのところは改善して、自分たちが挑戦者であるということを再確認してから臨みたいと思います。

 

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