【フェンシング部】東京都選手権ジュニア男子フルーレ、増田が準優勝飾る!

◆2023年度東京都フェンシング選手権◆

7月8日 北区滝野川体育館

国内順位を決める主要大会の初戦、東京都選手権。ジュニア男子フルーレでは、立大から増田(済2)が出場した。20歳を迎えるにあたり、ジュニアとしての出場は今年度が最後の増田。序盤から積極的に攻撃を仕掛け、見事銀メダルを手にした。

決死のせめぎ合いをする増田(写真奥)

トーナメント戦出場をかけた予選。試合は5点先取の総当たり戦で争われた。第1戦は外国人選手を相手に苦闘を強いられる。最後の一本勝負へ持ち込まれ、悔しくも敗戦を喫した。しかしその後は気持ちを切り替える。2戦目・3戦目を無失点で勝利。4戦目以降も極力失点を抑え、結果は5勝1敗。プール戦をトップで通過した。

得点を奪う様子

予選の結果により、32強を決める試合からの出場となった増田。15点先取ですすむトーナメント戦もなお、集中を切らさない。初戦を15-7で勝利すると、その後の16強、8強争いも15-5、15-6で圧勝。難敵を次々と打破していった。

勝利を収め、ハイタッチをする橋本(済2)と増田

迎えた準決勝。開始早々に先制点を奪うも、相手の攻撃に押され4連続ポイントを許してしまう。それでも積極的に攻撃を仕掛け、着実に相手との距離をつめていく。巧みな足さばきで攻撃をかわし、相手の隙をついて得点を重ねた。試合中盤には6連続ポイントを奪い、逆転に成功。しかし相手も粘りを見せ、試合は拮抗した展開に。14-14で迎えた一本勝負。恐れることなく前に出た増田が、最後は相手の胸に力強い一突きを決める。両者一歩も譲らない白熱した戦いを見事に制し、ベスト4進出を決めた。

相手の背面を突く様子

決勝へと駒を進めた増田。相手は昨年度国内ランキング1位の強敵だった。相手を突こうとしたところを狙われ、得点を許す。計7ポイントを奪ったものの、15-7で相手に軍配が上がった。この結果をもって、橋本は2位に。見事、準優勝を果たした。

表彰状と銀メダルを手にする増田

昨年度はベスト16を逃した増田。悔しさをバネに、1年間努力と奮闘を重ねた。ジュニアとしてのラストイヤーに好調な滑り出しを見せた今大会。更なる躍進へと、大きな弾みをつけた。

(7月17日・鈴木麻里奈、髙橋凜)

 

♦コメント♦

増田光選手

―今大会の目標

優勝を目標にしていました。

―今大会に向けて取り組んだことは

左利きの選手が苦手だったので、いろんな大学に行って左利きの選手と練習をしたりして自分の苦手を克服しようとしました。

―今日のプール戦を振り返って

最初が大事だと思っていたので緊張して固くなってしまい、プールはあまり良くなかったのですが、逆にそこで吹っ切れてトーナメント戦に行けました。

―プール戦の中で印象に残っている試合は

1番最初の年下の選手と対戦するときに、この大会の1番最初の試合だったので緊張して全然体が動かなかったです。最初からもっとほぐれていればよかったなと思っています。

―トーナメント戦の全体的な感想

自分から積極的に仕掛けていくことで相手のペースにもっていかれないように意識してやれたことが良かったです。

―特にトーナメントの中で印象に残っている相手や場面は

左利きの選手との試合が一本勝負になったので印象に残っています。

―今大会の全体的な自分の良かったところは

ディフェンスの時に、しっかりと足を使って下がれたところがよかったなと思います。

―準決勝という結果に対しての今の心境は

この試合に向けて結構準備してきたので、率直に嬉しいです。

―ジュニアとしてのラストイヤーとなる今年度の1年間の目標は

主要大会での優勝です。

―国内ランキングを決める初戦の滑り出しとして

最初はどうなることかと思ったのですが、結果としていいスタートが切れたなと思います。

―次戦の関カレに向けて

関カレはインカレへの出場権がかかっているので、確実に全国への切符を取りたいです。

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