【陸上競技部】伝統校集うMARCH対抗戦!自己ベスト更新選手が続々誕生

♦MARCH対抗戦2023 ♦

11月22日 町田ギオンスタジアム

11月22日、今年もMARCH対抗戦が町田ギオンスタジアムにて開催された。明大、青学大、立大、中大、法大ら伝統校が 一堂に介した今試合。有力選手が4組に分かれ、10000㍍のタイムを争った。立大選手は稲塚、忠内らが自己記録を大幅更新。箱根本選に向けて希望を見出せるレースとなった。

2組優勝を飾った忠内


 2組に出場した忠内。粘り強い走りが持ち味の実力派だ。「今回は時計を見ずに走ることを意識した」。箱根本選で単独走になることを想定し、ペースを一定に刻んで走ることを目標に置いた。同組の中山が先頭を引っ張り、忠内は2位集団について淡々と走る。仕掛けたのはレース終盤、1000㍍付近。疲れた足に力を込め、トップを走る中山を追い抜いた。そのまま一気にスパートをかけゴール。自己記録を大幅更新し、会心の笑みを見せた。

最終組に出場した林

レベルの高い3組で活躍を果たしたのは稲塚。序盤から快足を飛ばし、集団のトップで走る。強豪・青学大の選手と最後まで競り合う好走を見せ、3位でフィニッシュ。死力を尽くして自身が持つ記録を1分近く更新した。
実力者が集う最終4組に登場したのは、林・國安・馬場ら3選手。序盤から早いペース展開となり、3選手とも苦戦を強いられる。しかし、粘り強く足を運び林は自己記録、國安は自己記録タイをマーク。「チームの主力として負けてはいられない」(林)。来る箱根駅伝へ向けて着実な成長を見せたレースとなった。

(12月11日・平岡薫奈)

選手コメント

忠内選手

-試合を振り返って

後ろから徐々に逆転していこうというレースプランが目的だったので、その通りに実現できて良かったです。今回は時計を見ないで走ろうと考えていて、感覚だけで走ってベストを出すことができたので良かったです。

 

-時計を見ない意図は

時計を見てしまうとペースを上げなければと思ってしまうので、5000㍍などは時計を見ないで走らなければ行けないなと思いました。駅伝はおそらく単独走になると思ったので、時計やタイムに左右されてペースを乱されてしまうということを避けてペースをしっかり踏めるということを意識して走りました。

 

-ラストスパートを振り返って

途中で中山が走り出してくれたおかけで、自分も中山まで追いつくぞという気持ちになりました。最後の1000㍍から500㍍くらいまでは自己ベストの射程圏内だったので、そこまで中山が一緒に走って鼓舞してくれたなと思います。

 

-今後の調整は

おそらく合宿を入れたら人生最後の距離踏みになると思うので、後悔なく選抜合宿に選ばれたらそこに合わせられるようにけがのないように頑張っていきたいです。

 

林選手

-MARCH対抗戦の感想

28 分台を最低でも目標としていて自己ベストを更新することもできましたが、80 ㌫ぐらいかなと思っています。他大学と比べて大きな差ができてしまったので、その点はチームの主力として負けていられないなと思いました。今日は10000㍍のレースでしたが、箱根駅伝は2倍の距離になるので、その差をどうやって埋めていくかという部分の意識を高めたいです。

 

-レースを振り返って

ペースメーカーの方が (5000㍍)14 分 15 秒ほどで引っ張ってくれると思っていましたが、想定よりペースが早くて、(実際は)14 分 10 秒前後でした。最初の 5000 ㍍はかなりきつかったのですが、そこから自分は単独走になってしまい、1人でペースを引っ張ることは今後の箱根駅伝に向けてはプラスの要素になったと思います。レース展開としては離されてしまいましたが、ラストもしっかり上げられたので内容はかなりいいと思います。

 

-合宿での調整

足作りをよりしっかりと行い、スタミナの部分で不安要素がないようにしたいです。自分は主要区間で求められてくると思うので、けがのないようにすることを重視して、やっていけるようにしたいです。

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