【ハンドボール部】負けられない2連戦!流れをつかむも惜敗を喫する

◆2023年度関東学生春季リーグ戦◆

5月6日 立大20−21筑波大 中央大学八幡山体育館

前戦、今季初の白星をあげ勢いに乗り始めた立大。リーグも後半戦に差し掛かり、負けられない試合が続く。今回の相手は筑波大。フィジカルを強みとする手強いチームだ。
前半の先攻は筑波大。相手のシュートに守護神・中原が好セーブを見せ、さらに守備からの攻撃で平田(コ3)が先制点を挙げた。堅守速攻からの先制点で波に乗る立大。選手、ベンチ、観客席ともに会場の雰囲気を掌握した。中原は好セーブを連発し、オフェンス陣も積極的な攻撃を仕掛けていく。江幡(観4)も冷静に7㍍スローを決め、攻めのムードは高まる一方となった。
圧倒的なボールの占有時間を見せる立大。しかしパスミス・シュートミスから失点する機会も増え、前半終了1分前には1点差に詰められる。なんとかリードした展開で後半を迎えるべく、中川監督はタイムアウトを使用した。気合を入れ守備に臨んだ立大であったが、同点に追いつかれ10−10で前半を終えた。

前半を終え、ベンチに戻る選手たち(左から松川(コ3)、松村(コ4)、中原)

試合を振り出しに戻され迎えた後半。江幡の7㍍スローで1点を奪い、良い立ち上がりを見せた。前半同様に立大ムードの試合展開。そのままの流れでゲームを制すると思われたが、攻めのミスや厳しいレフェリングにより攻めきることのできない時間が続いた。オフェンス陣は積極的な攻撃を見せるが、相手もワンチャンスをものにする。両者譲らぬ攻防で、点差的には安心できないゲーム展開であった。
後半開始から25分。守備で反則を取られ、相手に7㍍スローを許す。落ち着いた投球を見せられ1点差に詰め寄られた。なんとか逃げ切るため猛攻を仕掛けるが、相手も意地の守りを見せる。これ以上の失点は許されない。しかしそんな中、再度ディフェンスでファールを取られる。残り40秒、7㍍スローで同点に追いつかれた。次の攻撃で勝ち切るしか後のない立大は、ここでタイムアウトを使用。一旦間を開け、集中力を高めた。
ゲームが再開し、一気にゴール前に切り込む立大。試合終了まであと20秒のところで大久保がゴールネットを揺らした。しかし、ここでも厳しいレフェリングが下され得点は無効となる。同点で終えたかった試合も、相手の粘りの攻撃によりさらに1点を返される。終始雰囲気をつかんだゲームではあったが20−21、一点差で惜敗を喫した。

タイムアウトをとる立大

惜しくも敗れた立大。主将・三谷は「負けたが良い試合ができた。敗戦の流れを切り替え、僕ららしい試合をしていきたい」と語った。目標達成に向け白星を重ねていきたい三谷世代。この2連戦は黒星スタートとなったが、明日は立大らしい勝利に期待したい。

(5月7日・小島優太)

 

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◆コメント◆ 主将・三谷(営4)

 

−今回の試合に向けたイメージ

筑波大はとにかくフィジカルが強い。あまり近づきすぎず攻めること。意外とフィジカルがある分ディフェンスが引くので、上からもシュートを打つこと。また、ポストも開くので、相手のディフェンスの部分と、キープレーヤーとなる人物をしっかり止めることを意識して臨んだ。

−試合の振り返り

前半から後半の半分まではしっかりと守れていた。前半は10点に抑えていたが、その分オフェンスが点を取れずに同点で終えてしまった。3点差までリードを広げたが、そこで粘りきれなかった。弱さが出たなと思わされる試合だった。

−明日に向けて

今日と同じく体の大きいプレーヤーが多いので、その選手たちをしっかり止めることを意識する。今日は負けたが、良い試合ができた。この流れを切り替えて、続けて立教らしい試合をしていきたい。

−主将のポジションの重み

主将が点を決めればチーム全体が盛り上がるし、点を決めなければ全体の雰囲気が下がる。自分の一つ一つの行動がチームの指揮に直結するので、重みは感じる。

−残りのリーグの目標

チームは良い調子に乗ってきているので、次戦も良い形で終われるようにする。あと3勝すれば自分たちの目標に達成するので、まずは明日しっかりと勝つ。

 

得点を決め喜ぶ松川(=写真左)と主将・三谷

 

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