【テニス部男子】2部3戦目!接戦演じるも勝ち切れず

◆2023年関東大学テニスリーグ◆

9月1日 立教大学新座キャンパステニスコート 第3戦 対東京国際大

 昨季6年ぶりの悲願となる2部昇格を果たした立大。しかしここまでは全敗と、2部の高い壁を痛感する形となっている。折り返しの第3戦では2部5位の東京国際大と対峙した。
リーグ戦初出場となる岩田(営4)と大澤(社4)ペアの活躍もあり、ダブルスは2-1とリードして折り返す。シングルスでは両者譲らず拮抗した展開が続いた。そして、シングルス、ダブルス合計スコアは4-4なり、勝敗は主将・稲田(営4)に託された。試合は第3セットまでもつれる接戦となったが、粘り切れず惜しくも相手に軍配。今季初勝利を飾ることはできなかった。

D3 岩田・大澤ペア

今試合、初のリーグ戦出場となった2人。「とにかく楽しんで、自分たちにできることをやる」と意気込み、コートへ足を踏み入れた。第1セットは安定した試合運びを見せる。最初のサービスゲームはブレイクを許すものの、その後は着実にゲームをキープ。岩田の正確なサーブで得点を重ねていき、6-3で第1セットをものにした。続く第2セットも大澤の思い切りのあるプレー、岩田のサーブで主導権を握る。しかし相手も負けじと食い下がる。4-4で迎えた相手のサービスゲーム。「ここが勝負」と気を引き締める。そして見事にブレイクに成功し、一気に波に乗った2人。そのまま攻め込み、見事な勝利を収めた。

D3 大澤(写真右)・岩田ペア

S2 主将・稲田

2部初勝利をかけた一戦に臨んだのは主将・稲田。シングルス、ダブルス合計で4-4の中迎えた第3セット。体力が奪われる中、相手の強烈なバックハンドやライン際の返球に対応できず、3ゲームを先取される苦しい展開に。しかし稲田は決して諦めずにラケットを振る。30打以上に及ぶラリーを制するなど粘り強いプレーで流れを引き寄せると3ゲームを取り返し、3-4の状況まで盛り返した。その後も何とかサービスゲームをキープするなど健闘するもあと一歩届かず。悔しい敗戦となった。

S6 稲田選手

今回は惜しくも敗れたとは言え、格上相手に戦えることを証明した立大。2部残留へ向け、残りの2戦は絶対に落とせない。彼らの闘志は燃えている。

(9月2日・熊谷光洋)

◆コメント◆岩田・大澤ペア

-今日の試合を振り返って
(岩田)
自分たちに出来ることは全部出来た。今日が第3戦で、第1戦と第2戦と負けが続いている中で、チーム全体としてもあまり勢いに乗り切れていなかったので、自分たちが試合を盛り上げて、チームの流れを変えるという使命感を持って試合に挑んだ。そういった面では、自分たちの役割は最低限果たしたと思う。

(大澤)
個人の話からすると、僕達は今4年生で最後のリーグ戦で、やっと第3戦で自分たちの出番がやってきた。とにかく全力で楽しむということ、チーム全体の雰囲気を良くして盛り上げるということにフォーカスした結果、たまたま今日は勝ちという結果に繋がったのですごく良かったと思う。副将という立場からチーム全体を振り返ると、ダブルス2対1で折り返して、少し安心してしまった部分、抜けてしまった部分があったかなと思う。そこが今回の反省点で次に活かしていきたい。駒澤と青学には絶対に勝ちます。

-今日の良かった点

(岩田)
自分は今日初めてリーグ戦に出場して緊張はしたが、萎縮せずに思い切って自分のプレイが出来たこと。昨日までは緊張して何も出来なくなったらどうしようと思っていたが、そんなことはなく自分のプレイが出来て良かった。

(大澤)
勝ちという結果を得られたことも良かった点ではあるが、応援と一体となってプレイした結果が周りにも良い影響を及ぼしたことが1番良かった点だと思う。

-相手に追い込まれていた時、2人でどのようにして乗り越えたか

(岩田)
4対4で相手のサーブをブレイクした。そこで1番勝敗を分けたかなと思う。1対0、2対1、2対2と拮抗したゲームだと、どこかで自分たちのゲーム、サービスゲームをひとつ落とすと、4対6で落としかねない状況だったので、そういったところで終始気を抜けない状況が続いてた。その反面で、自分たちのいい所は思い切ってスイングして速い球を相手に食らわせるところ。それもしづらいメンタルで、相反する気持ちの持ちようというのは個人的に難しかった。今日はその中で自分自身のサーブの調子が良かったので、このゲーム落としても自分のサーブは絶対に取るという気持ちがあった。そういう緊迫した状況でも思い切ったプレイができたかなと思う。緊迫した接戦の中でも、気負わずに思い切ったプレイをして自分のサーブに自信を持ち挑んだからこそ出来たと思う。

(大澤)
今日の試合はほんとに未だかつて無いほど調子が良かった。サービスゲームは1回だけ最初にブレイクされたが、ほとんどブレイクされなかった。お互いサーブの調子が良くて、僕は比較的硬いプレイで波が少ないのに対して重要な場面で岩田がそのピークをもっていけたのが良かったと思う。やっぱり4対4をブレイクできたところが今日の試合の中で1番のポイントだった。そこを恐れずに、とにかく攻めていけたことが良かった。5対4になって、最後サービスゲームになった時、岩田がサーブで、30対0になった後に1回追いつかれた。その時は正直少し焦った。しかし、岩田の調子が良かったので最後信じきった結果、何とか勝ちきれたと思う。

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