【陸上競技部】大型新人・小川が女子1部5000㍍準優勝!関東学生陸上競技対校選手権大会4日目

◆第102回 関東学生陸上競技対校選手権大会◆

5月14日 相模原ギオンスタジアム

5月11~14日の4日間、神奈川・相模原ギオンスタジアムにて、関東学生陸上競技対校選手権大会(関カレ)が開催された。4日間にわたる選手権もついに最終日。女子は1部総合20位、男子は2部総合5位で大会を終えた。

男子200㍍準決勝を走った前田

男子200㍍準決勝では、前日の予選で21″57と粘りの走りを見せた前田が出場。準決勝2着を目標に掲げていたが、なかなか思うように足が回らず。予選からタイムを落とした21″66でゴールし、悔しくも決勝進出はかなわなかった。

激走する関口

男子5000㍍決勝では関口、林、吉屋が登場。3者ともに前日の予選を通過し、決勝進出を果たしていた。
今年の箱根駅伝において3区を託されたエース・関口。「不調の中でも走りきることができた」。前半はスローペース、後半から一気にハイペースとなったものの、淡々と足を運ぶ。ラスト1200㍍地点で先頭集団から遅れを取るも懸命に腕を振り13位でフィニッシュ。昨年同大会14位から順位を1つ上げる成長を感じさせた。
同じく今年の箱根駅伝で1区を激走した林は、前半から先頭集団に食らいつく粘りの走りを見せた。「どこまでトップレベルの選手と戦えるかを試したい」。外国人選手の後ろに位置取りし、3000㍍付近まで集団のトップを走る。しかし、レース後半で徐々に遅れを取ってしまう。「持久力不足を痛感した」。次の大一番である全日本大学駅伝予選会へ向け課題の見つかるレースとなった。
2年生の吉屋は初の関東インカレの大舞台に臨んだ。先月の日体大記録会にて13’58”73と自己ベストを記録した吉屋。前半から集団の後方につく展開となったものの、最後の直線で順位を1つ上げる意地の走りを見せる。自身の経験値を上げるレースとなった。

レース終了後、ハイタッチをする小川(=写真右)と道下

女子5000㍍決勝では、昨年の日本選手権において女子1500㍍で3位に輝いた女子中距離の星・道下と、4月開催の全日本個人選手権女子5000㍍種目において準優勝を飾った大型新人・小川がエントリー。小川は今大会でも準優勝の快挙を達成した。
「結果を残すことができてほっとしている」。前半はスローペースとなったレースだったが、中盤から大東大の留学生、サラ・ワンジルが集団から頭一つ抜け出す。サラの独走を許す展開となったが小川は冷静だった。自身が余裕を持てるスピードで悠々とペースを刻み、ラストスパートで後続を振り切る。落ち着いた状況判断が功を奏し、準優勝の好成績を達成した。
全日本大学女子駅伝への出場を狙う道下は、自身の専門外である5000㍍種目に挑戦した。序盤は集団の後方につくも、持ち前のスピードで先を行く選手の背中を徐々にとらえる。長距離種目においても貫禄の走りを見せ10位を記録した。

バトンを渡す太田(=写真右)と受け取る河田


4×400㍍R決勝では榊原、太田、河田、川嶋がバトンをつないだ。1走を託された1年生の榊原は7位と出遅れるも、続く2走・太田が1人を抜く。そして今大会の男子2部100㍍において好走を見せた3走・河田がさらに順位を1つ上げ、アンカー・川嶋にバトンを渡す。そのまま順位を守りきり5位でゴール。大雨の中、チーム一丸となり懸命な走りを見せた。
4日間にわたり総力戦で戦ったチーム立教。女子は1部入賞、男子は1部昇格を目標に掲げていたが、悔しくもどちらもかなわず閉幕。各選手それぞれが課題を見つけた大会となった。

(5月14日・平岡薫奈)

コメント♢

関口選手

-レースの満足度は
10点満点中でいうと7点くらいです。良かった点はここにくるまで4月にレースを2本走ったのですがかなり調子が悪くて。自分の中でも納得できる点があまりなかった中で、しっかりと予選を突破して決勝でも一応最低限去年が14位ということだったのですが、今回はそれ以上の13位を目標にしていたので達成できて満足度としては良かった点かなと思います。一方でやっぱり他大学の選手と最後の方まで勝負できなかったというところでは悪かったところかなと思います。

-レースプランは
残り1000㍍、4000㍍通過までは先頭集団についていこうというのを自分の中では決めていました。

-予選、決勝でのコンディションは
今週のはじめくらいまでほんとに不調が続いていたのですが、フォームの改善を自分の中でした結果、予選ではしっかりと足の状態とかフォームもかなり好調に上がってきていたので好調だったのかなと思います。

-レースで出た課題は
ラストの維持ができなかったというところがあって、目標としては4000㍍通過までは先頭集団についていくというところがあったのですが、少し達成できなくて3800㍍くらいで落ちてしまって。そこからラストも切り替えができず足の乳酸とかも溜まっていたので、一気にペースが上がった中でラストまで他の人と一緒に走れない、ペースをなかなか維持できないというのは自分の課題だなと思います。

-全日本大学駅伝予選会に向けて意気込み
何組目を走るかはわからないのですが、走るとしたらたぶん3組目か4組目の後半だと思うので、自分が勝負を決める組になると思います。重要な組を走らせてもらうという自覚を持ち、結果というところはしっかりと出していきたいなと思います。

小川選手

-レースの満足度は
15分50秒というのを自分の目安にしていたのでそこは悔しいのですが、日本人1位という順位を取れたのは良かったので100点かなと思います。

-レースプランは
サラさん(大東大)は最初から出るだろうな、上げてくるだろうなっていうのはわかっていたので、自分でついていけるペースであまり力を使わずに余裕を持って走るということを意識して、集団の2、3番手につけて楽に走って最後のラストでスパートかけていければいいなと思っていました。

-課題は
1周目のスローペースで入って最初の1㌔が3分20秒もかかってしまったので、今回は順位を狙う大会だったので良かったのですが、タイムを狙う大会では最初から自分で前に出るようにしなきゃいけないなと思います。

-準優勝の感想を
個人選手権でも同じ2位というのを取っていて、やっぱりあれがたまたまだって思われないように今回もしっかり結果を残そうという風に思って走っていたので、まずはほっとしたのが1番かなと思います。

-今シーズンの目標は
ここからU20の日本選手権とインカレって大会が続いていくので、またそこでもしっかり表彰台に乗れるように頑張っていきたいと思います。

 

 

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